シティタワー金町は東京都葛飾区新宿6丁目の三菱製紙中川工場跡地に建つ37階建て、高さ127.66m、総戸数840戸の大規模超高層マンションでこの三菱製紙中川工場跡地のC街区に建設されました。
◆参考資料、引用元
→2014年4月16日投稿 (仮称)TOKYOミライ大規模環境創造型プロジェクト (金町Ⅰ計画 新築工事)
→2015年1月15日投稿 シティタワー金町
■概要
・名称 シティタワー金町
・所在地 東京都葛飾区新宿6丁目2400番18
・階数 地上37階、地下1階建て
・高さ 127.66m (軒高約121m)
・構造 鉄筋コンクリート造、鉄骨造(免震構造)
・総戸数 840戸 (タワー棟:700戸)
・敷地面積 17,659.92㎡(タワー棟:11,819.81㎡)
・建築面積 5,662.71㎡(タワー棟)
・延床面積 79,551.43㎡(タワー棟)
・着工 2013年9月16日
・竣工 2016年2月22日予定
・建築主 住友不動産
・施工 竹中工務店
・最寄駅 金町、京成金町
(2016年8月17日撮影)
北西側から見たシティタワー金町です。
シティタワー金町は「TOFT工法」と呼ばれる格子状地盤改良がなされており、地震時の地盤の変形を抑えることにより液状化を防ぐことができます。
また、タワー棟は「スーパーフレックスチューブ工法」を採用しており、コンクリート、鉄筋に高強度材料を用いることによって柱梁の出っ張りを減らし、空間を無駄無く使用することができます。
建物中央付近の壁面がグレー色で塗装され、更に黒色の金属製格子手すりによって暗めに見え、外側が白色塗装、ガラスパネル手すりによって明るく見えるので建物全体を暗色系の色にするよりも圧迫感が軽減されます。
角住戸は大型窓ガラスが設置され、全戸天井高さは2550mm確保されているので開放的な室内空間で快適に過ごせるようです。
公開空地が確保され、列柱やパーゴラも設置されています。ちょっとした美術館のような印象です。
超高層のタワー棟の他に南側にレジデンス棟(B棟、C棟)もあります。
敷地はかなり広く、フォレストコリドーやフォレストパークといったさまざまな樹木と多彩な花で四季の彩りを演出した空間があります。
ここにはイロハモミジやヤマボウシなどの樹木を含め、四季折々を楽しめる豊かな自然環境が創出されます。
南側の常磐線との間にフォレストコリドーは延びていました。
敷地東側にはセリアやいなげやの入る商業棟があります。
北側にはにいじゅくみらい公園があり、公園周辺には東京理科大学葛飾キャンパスがあります。ちなみに奥に見えている建物は東京理科大学の図書館、手前のモニュメントは「地球釜」という過去に三菱製紙中川工場で破損紙や切れ端を再生するために使われていた蒸し釜の名残で、現在は公園のシンボルとなっています。
東京理科大学です。
東京スカイツリーから見たシティタワー金町です。近くで見るとバルコニーの積層が目立ち、ダイナミックパノラマウインドウのガラスで覆われたタワーマンションが特徴的な住友不動産のシティタワーだとすぐに判別できませんが、こうして遠くから見ると白黒コントラストの効いた外観からシティタワーだと分かります。
ちなみに手前の川は中川で奥の街並みは松戸市方面です。
先ほどの画像を引き気味で撮影したものです。
金町駅すぐ南側に建つヴィナシス金町タワーレジデンスからシティタワー金町まで結構距離があります。
遠く、柏市や守谷市方面まで眺めることができ、超高層建築ですら密集している山手線内側・都心部のブランド地名のマンションと違い、開放的な展望を望めることが郊外タワーマンションの良い点ですね。
整理番号B-0082-03
2016/12/05
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