2017/06/03
西三河都市計画事業安城南明治土地区画整理事業は愛知県安城市で行われている大規模な区画整理事業で、JR安城駅南側約25.2haを2019年までに区画整理する計画となっています。
施行区は安城南明治第一と安城南明治第二土地区画整理事業に分けて行われています。
ちなみにここの土地区画整理事業は組合方式ではなく、行政が進める公共団体施行であることが特徴です。
◆参考資料、引用元
安城市 安城南明治土地区画整理事業
安城市 中心市街地拠点施設(アンフォーレ)
◆過去の記事
→2016年10月21日投稿 【愛知県安城市】西三河都市計画事業安城南明治土地区画整理事業

■概要
・名称 西三河都市計画事業安城南明治土地区画整理事業
・開発面積 25.2ha
・着工 2009年4月1日
・完工 2019年3月31日予定
・総事業費 275.9億円
・計画戸数 ---
・計画人口 2,222人
・施行者 安城市
(2017年5月5日撮影)
西三河都市計画事業安城南明治土地区画整理事業は市道御幸本町11号線を境に北は安城南明治第二土地区画整理事業、南は安城南明治第一土地区画整理事業と二か所に分かれて施行されています。
写真は南側の安城南明治第一土地区画整理事業で、背後のマンションは区画整理地内に建設されたグランドメゾン安城で15階建て、総戸数82戸の高層マンションです。

排水溝の上に蓋をした歩行者専用の狭小道路です。
区画整理により、そのうち消えると思われます。

安城市花ノ木町9番付近です。
既存建築物が解体された場所とそうでない場所が混在しています。

少し進むと路地のような場所になります。

安城駅方面へ向かう東西を貫く斜めの道路も区画整理事業によって、格子状の街路網になる計画です。

安城駅から斜めに貫く街路です。
もともと商店街だったのか今でも古びた商店が営業を続けています。

付近の分岐した道路には新たに公民館も建設されていました。

東から順に西側へ区画整理区域が進んでおり、現在は中央付近が更地の状態です。

●アンフォーレ(中心市街地拠点施設)
2017年6月1日オープンの「アンフォーレ」です。
アンフォーレは図書情報館を中心とした本館、イベント等が行える「願いごと広場」、公園がある公共施設と、民間経営による駐車場や商業施設がある複合施設です。
地上4階、地下1階建てで、図書情報館の席数は約870席、蔵書能力は45万冊となっています。

南側から見たアンフォーレです。
フロア構成は地下1階が交流多目的スペースのフロアとしてのホール、1階には総合案内、証明・旅券窓口センター、カフェ、ホールのほかにの様々な情報を発信する220インチの大型マルチビジョンの設置が行われています。
2階以上の階は図書館となっており、2階は新聞・雑誌コーナー、予約本コーナー、絵本などの読み聞かせを行う「でんでんむしのへや」などがある児童図書を中心としたフロア、3階はグループ学習室やディスカッションコーナー、4階は事前予約対応の個人学習室などが入ります。

●御幸公園・願いごと広場
御幸公園(手前)と願いごと広場(奥)です。
御幸公園には数多くの樹木が植えられ、緑豊かな空間となっています。

市道御幸本町11号線北の安城南明治第二土地区画整理事業です。
JAあいち中央本店ビルが既に竣工済みです。

アンフォーレ周辺の街路整備も進みます。
安城市は名古屋駅からJR東海道本線新快速で最速24分でアクセス可能な大変便利な場所で、東山線で例えると名古屋から上社まで行くような感覚です。
このように土地区画整理事業によって街並みも美しくなりつつあるので、住まい探しを名古屋市内だけにこだわらず、安城市を見てみるのも良いかもしれませんね。

整理番号 土地区画整理0003-02