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あおなみ線 中部国際空港(セントレア)延伸を検討へ - 鉄道-(延伸・新規敷設)

あおなみ線 中部国際空港(セントレア)延伸を検討へ

  •   22, 2018 07:57
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名古屋の都心・名古屋駅と金城ふ頭駅を結ぶ名古屋臨海高速鉄道あおなみ線が、昨日2018年9月21日に中部国際空港(セントレア)への延伸を検討するため、名古屋市は来年度の早い段階で愛知県と共同の検討組織の立ち上げを目指すことが発表されました。
2027年のリニア中央新幹線の開業に向け中部国際空港の二本目滑走路実現に向けた機運が高まる中、空港アクセスの強化が必要と判断され、延伸が検討されているようです。
現段階では、早ければ2019年度中に調査検討ができる組織の立ち上げを目指すとのことです。




◆参考資料、引用元
中日新聞 あおなみ線、空港延伸構想 名古屋市、アクセスを強化
東海テレビ 海中トンネルや高架など…名古屋・あおなみ線 中部国際空港延伸に向け調査チーム設置へ






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あおなみ線延伸ルートは金城ふ頭から海底トンネルまたは高架で知多半島につなぎ、名鉄常滑線の新舞子駅(愛知県知多市)付近に接続する黄色の「知多半島ルート」と、海中トンネルか高架で直接空港まで繋げる紫色の「空港直結ルート」が検討されているようです。

新舞子駅を経由するルートは名鉄常滑線の列車本数増加による線路容量不足を解消でき、採算性の面でもコストパフォーマンスに優れていますが、災害時の輸送ルート二重化はできません。
少し前に大阪を襲った台風21号での関空連絡橋のタンカー衝突被害を見ると、万が一の際の輸送ルート二重化は必須であることは明白です。

ここはぜひ、ポートアイランドを経由して、中部国際空港へ直結する空港直結ルートで建設し、高架橋の場合は台風時でも風の影響を受けないよう、防風板の設置や強化ガラスのチューブ内に電車を走らせるなどの工夫を行っていただきたいものですね。
あおなみ線延伸マップ







現在のあおなみ線終着駅である「金城ふ頭駅」です。
2004年10月に開業した新しい駅で、周辺にはリニア鉄道館やポートメッセなごや、レゴランド・ジャパン、メイカーズピア等があり、2016年度の一日平均乗降客数は5,022人となっています。
(※レゴランド開業前の数値のため、2017年度の一日平均乗降客数は7,000~2万人台程度に増加しているものと思われる)
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現在は高架橋もこのように終点になっています。
ここから直接地下に潜るのか、ループしながら地下に潜るのか、海上を渡る大鉄橋ができるのかまだわかりませんが、ここから中部国際空港へ行くことができるようになり、空港から直接リニア鉄道館やレゴランドなどの名古屋のテーマパークゾーンへ足を運べるようになります。

隣接する三重県にあるナガシマスパーランドへも電車で行けるようになれば、利便性も向上して名古屋のベイエリアの魅力が更に向上するかと思われますが、県境を跨ぐと自治体同士の調整が難しいのかそういった計画は現在ありません。
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ミッドランドスクエアの展望台から見た中部国際空港方面の景色です。
煙突の後ろに小さく見えるつくしのような形状の建物が管制塔です。
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中部国際空港では全長 3,500mの第2滑走路増設を行い、 2027年までに供用開始を目指すものとされており、埋め立てにより空港島の面積を約 200ha増加させ、現在の滑走路から約300m沖合に2019年より第2滑走路の建設を着手することとなっています。
ただし、現在の滑走路に並行して建設される計画で横風用ではないため、今後の増便に対応ということでしょう。
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高校時代の修学旅行時に飛行機の機内から撮影した金城ふ頭周辺の航空写真です。
東京や大阪などの大都市圏、福岡や広島、宇都宮、富山、鹿児島、沖縄などの地方でも鉄道の延伸や新設が相次ぐ中、名古屋のみ鉄道の延伸新設計画が出てきていなかったため、非常に危惧しておりましたが、このあおなみ線延伸計画案が浮上し、安堵しました。

今後も名古屋・愛知は、都心部から郊外部、郊外部から郊外部など鉄道網の拡充を行っていき、利便性向上や新駅開業に伴う地価上昇、新たなエリア(沿線)の開発、都市としての魅力の向上を図っていただきたいものです。
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整理番号 鉄道 あおなみ線 中部国際空港(セントレア)延伸を検討へ
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8 Comment

コメダ  

これが実現すると、名古屋圏でも非常に大きな出来事で楽しみですね。
空港から直接金城ふ頭というルートは、観光不足の名古屋にとってもアピールしやすいですし、なんとか実現に向けて努力してほしいものです。

2018/09/22 (Sat) 20:13 | EDIT | REPLY |   

おろろN  

なんか今一つ実現性が薄い感じがします。
あおなみ線自体が貨物線敷を転用した金城ふ頭以遠に伸ばす事を想定してない作り(途中分岐して23号に沿って西進し飛島の港湾地帯へ伸ばす計画とその線路予定地が所々残っています)ですし、線路配線も快速運転に必要不可欠な待避線や島式ホーム等の準備空間も見当たりませんから。
もし敷設するとなると終点部から右カーブでループして海底トンネルで航路を潜り新日鐵住金と大同製鉄の間から出て右に曲がり名古屋臨海鉄道に沿うか跨ぐかして新舞子まで繋げる形が一番妥当性が在りそうです。
理想を言えば未成に終わった南方貨物線を復活させるかより湾岸部に近い経路(ガーデンふ頭近辺通過)で大府へ至り、其処から武豊線を複線化して半田から新線を作って空港島に至るのが一番確実で且つ冗長性も確保でき、しかも名古屋貨物ターミナルの盲腸線状態の解消によるモーダルシフトの強化と東海道線大府=稲沢間&武豊線の輸送力増強も図れるんですがね。

2018/09/24 (Mon) 23:21 | EDIT | REPLY |   

きりぼう  

Re:

そうですね。自分も記事を書きながら、海底トンネル案は少なくとも厳しく、新舞子接続案はあまり意味がないように感じていました。
仰るとおり、JRから接続したほうが地形的にも予算的にも現実的かつ合理的ですよね。
あおなみ線を延伸するとしてもナガシマスパーランドや四日市方面のほうが需要がありそうです。

2018/09/25 (Tue) 07:47 | EDIT | REPLY |   

天白区の人  

過去に何度もあおなみ線延伸の話は出ていますが、さすがに関西国際空港であのような事件(船が連絡橋に衝突し通行止め)が起きてしまうと、同じような状態にある中部国際空港も対策をせざるを得ないので、今回は本気だとは思います。
ただ、名古屋市が絡んでいるために、JR武豊線を延伸させて中部国際空港に繋ぐという案はまったく入っていませんね。
(JR武豊線はその準備のためか、2015年に全線が電化されましたし)
あおなみ線を金城ふ頭駅から伊勢湾岸自動車道沿いに伊勢湾を横断し、東海ICから国道155号線沿いに鉄道を引いて、名鉄新舞子駅付近で乗り入れというのが現実的なプランだと思います。
名古屋港に浮かぶポートアイランド(埋立地)を経由する案や、海底トンネルの案はお金がかかりすぎて現実的ではないような・・・
新舞子なのはちょうど東海市などの伊勢湾沿いの工業地帯が途切れるのがここだからだと思います。

2018/09/25 (Tue) 21:27 | EDIT | REPLY |   

きりぼう  

Re:

そうですね。名古屋市が絡んでいるためJRの案は全く出ていないですよね。
新舞子の案が現実的ではありますが、連絡橋をどうにかしないといけないという状況下で新舞子の案では解決されないのではとも思えます。
新舞子に接続してそこから地下トンネルで空港へ乗り入れできれば良いですが、それもかなりコストがかかりそうで難しいのかもしれません。

2018/09/25 (Tue) 22:19 | EDIT | REPLY |   

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2018/09/30 (Sun) 14:20 | EDIT | REPLY |   

尾張小牧  

三河地方の人にとってみると
武豊線の中部国際空港の乗り入れが一番理想的な気がしますけれどもね( ´•ω•` )

2018/10/08 (Mon) 00:48 | EDIT | REPLY |   

きりぼう  

Re:

個人的にもそれで良いかなとふと思ってしまいました。
武豊線は単線であることがネックですが、複線化の方が金城ふ頭から地下トンネルを掘るよりも安上がりかと思いますし、現実的です。
あおなみ線はポートアイランドの都市開発のために新舞子へ接続するにしても、JRを中部国際空港へ乗り入れさせたほうが緊急時のバックアップ機能として使えるかと思います。

2018/10/08 (Mon) 09:55 | EDIT | REPLY |   

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