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JR東海道本線笠寺~大府を複々線化?用地確保される元南方貨物線予定地 - 高架化事業・駅整備・既存路線新駅設置

JR東海道本線笠寺~大府を複々線化?用地確保される元南方貨物線予定地

  •   04, 2019 06:45
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高度経済成長期にJR東海道本線の名古屋周辺では、速度の遅い貨物列車が旅客列車の走行の妨げになっていたため、別線敷設による複々線化を行い、これを解消するとともに貨客分離を行い、増大する輸送量を増強する計画がありました。

現在のあおなみ線名古屋貨物ターミナルから、南方貨物線として分岐し、JR東海道本線笠寺駅でJR東海道本線に合流、笠寺~大府を複々線し、迂回ルートとともに需要増大に対応する計画でした。


平成に入ると、貨物輸送のトラック輸送化、莫大な建設費のわりに貨物列車の本数が少ないことから建設は見送られてしまいました。

しかし、JR東海道本線笠寺~大府を複々線化することが可能な用地取得がほぼ済んでおり、現行の路線に平行して長い区間、複々線化予定地が続いています。
産業の発展と経済の活性化により、名古屋~刈谷間の混雑悪化や旅客列車の本数増加、JR武豊線方面への直通列車増加に伴い、今後、JR東海道本線笠寺~大府を複々線化が行われるかもしれません。




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→2019年1月21日投稿 JR大府・共和駅間新駅構想














■概要
・名称  ---
・name  ---
・中文名 ---
・区間  JR東海道本線笠寺~大府間の約10.3km
・着工  ---
・竣工予定 ---
・総工費  ---
(2018年12月30日撮影)








JR東海道本線熱田駅~笠寺駅の区間では、元々、南方貨物線が別路線として建設される予定であったため、複線のまま高架化されています。









名古屋市南区にある笠寺駅です。
引き込み線もある大きな駅で、臨海部に位置する工場への貨物線もあります。









複々線化区間はここからです。
笠寺駅を過ぎ、天白川を渡る辺りでは東側に東海道新幹線が平行し、右手の西側には複々線化用地として確保されている空地を目にすることができます。










高架区間でも既に複々線分の高架が建設されており、あとは線路を敷設するだけとなっています。










少し前に天白川の橋梁が架け変えられたため、複々線っぽくなっています。









この辺りはすれ違う列車本数も多く、旅客列車は平日昼間の時間帯で8本/h、朝ラッシュ時間帯で13~15本/hが通過しており、複線で緩急様々な種別、速度の列車を走行させる密度としてはほぼ限界に近くなっています。








南大高駅付近です。
南大高駅は名古屋市緑区の駅で、周辺では土地区画整理事業が行われたことから、人気の郊外住宅地となっています。









南大高駅を過ぎ、伊勢湾岸道をくぐると列車の速度が落ち始めます。
まだ停車駅までは距離がありますが、前の列車との間隔が詰まってきたため、低速での走行を余儀なくされます。

それもそのはずで、金山~大府は新快速で11分、普通列車で18分と7分も短縮されてしまうため、運用上は昼間でも調整をしなければならないほどの本数となっています。








途中の共和駅です。








大府市の新駅建設予定地です。
こちらも複々線化予定地が確保されています。









大府駅に到着です。
ここからJR東海道本線の刈谷方面とJR武豊線に分岐します。










Google Eathを利用して上空からJR東海道本線南大高駅周辺を見ると、駅の部分では複々線化用地が無いようにも見えます。










しかし他の区間では複々線化用地が確保されており、列車の円滑な走行と今後の更なる輸送需要増加、名古屋と三河方面や浜松の発展に伴う長距離列車の本数増加が期待されることから、こちらは着手して欲しいところですね。

個人的には大府~笠寺を複々線化し、笠寺から先は新たに市営地下鉄の路線を敷設、直通し、名鉄小牧線や名古屋空港方面へ行けるようにしたらどうかと思います。
しかし消極的な名古屋市は市営地下鉄の新線建設は今後行わないとしており、名古屋都心部への地下鉄直通や乗り入れはほぼ不可能となっています。

何とかJR東海単独でもこの複々線を完成させてほしいものですね。


整理番号 JR東海道本線笠寺~大府を複々線化?用地確保される元南方貨物線予定地201901
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4 Comment

きりぼう  

Re:

確かに仰るとおり、新駅は複々線用地を潰して作られていますね。
名古屋も愛知もなんですが、あまり鉄道に興味がないのかなというのが自分の感想です。
遠くへ大勢の人間を一度に運べるしかも格安でという乗り物は、やはり鉄道に限ります。
これだけ大勢の人が点で集まる駅は商業需要も高まりますし、鉄道の延伸や新設によって鉄道での移動性が高まれば更に歩く人も増えて活気が出てくると思うんですけどね…。
初期投資が嫌いなのかもしれません。

2019/02/05 (Tue) 23:08 | EDIT | REPLY |   

おろろN  

笠寺~大府間の新駅は全て複々線化準備用地を削って開業していて、増設余地が厳しいように思えます。ただ東海道本線の輸送量は名古屋地区に留まらず全線で旅客のみならず貨物も増加していますので全線で抜本的な改善が必要となってきています。JR貨物は既に増発余地が無いので単線でもよいから貨物用に増設が必要との認識を持っているようです。少なくとも岡崎~岐阜間は複々線化を視野に入れるべきだと思うのですが。
それにしても名古屋市は街創りの視野が欠けているように感じるのですが? 少なくとも需要の掘り起こし、新規喚起の発想は無いように見えます。

2019/02/05 (Tue) 22:58 | EDIT | REPLY |   

きりぼう  

Re:

詳しくありがとうございます!
確かに笠寺は鉄道車両の甲種輸送でよく使われている印象です。
個人的にはもう少しコンパクトにして、空いた敷地にショッピングモールや公園があれば良いなとは思います…

2019/02/05 (Tue) 17:48 | EDIT | REPLY |   

天白区の人  

笠寺駅は貨物以外にも鉄道の甲種輸送の重要な拠点でもあります。
名鉄や名古屋市交通局、JR東海のほとんどは日本車両製のもので、豊川市にある工場で作られています。
名古屋市交通局(鶴舞線や桜通線)の場合を例にあげると
豊川工場で作られた車両はJR貨物のディーゼル車に牽引され笠寺駅まで運ばれます。
笠寺駅からは担当を名古屋臨海鉄道に交代し、大江駅まで輸送されます。
大江駅からは名鉄の電気機関車で土橋駅経由で赤池にある名古屋市交通局日進工場へ輸送されます。

2019/02/04 (Mon) 21:27 | EDIT | REPLY |   

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