2020/03/26
うめきた2期地区開発事業は大阪府大阪市のJR大阪駅北側、グランフロント大阪の東側に位置する梅田貨物駅跡約24haのうち約16haで計画されている大規模都市再開発です。
再開発エリア中央に約4.5haの緑豊かな都市公園、都市公園北側約1.5haは北街区民間宅地として27階建て、高さ150mの賃貸棟と47階建て、高さ176mの分譲棟の2棟の超高層ビルやタワーマンション、ホテルが建設され、都市公園南側約3haは南街区民間宅地として39階建て、高さ182mの賃貸棟西棟と27階建ての賃貸棟東棟、51階建て、高さ185mの分譲棟の3棟の超高層ビルやタワーマンション、ホテル、MICEが建設されます。
現在、大阪市都市計画審議会にて、都市計画案が審議され、都市計画決定される見込みとなっています。
また、隣接して建設が進められていたうめきた新駅設置事業については正式名称が「大阪駅」に決定し、既存の大阪駅に改札内連絡通路で直結、「(仮称)西北ビル」内に設けられる新改札口にも接続されます。
こちらの新たに地下に建設されている大阪駅を含むJR東海道線支線地下化事業は、現在、特急列車「はるか」、「くろしお」などの通過に使われている路線を地下に移設し、関西国際空港や和歌山方面からのアクセスの向上を図るものとして計画が進められています。
◆参考資料、引用元
・大阪市 うめきた2期地区北街区開発事業 うめきた2期地区南街区開発事業 環境影響評価準備書
・三菱地所 「(仮称)うめきた2期地区開発事業」始動
・大阪市 うめきた2期区域まちづくり関連事業
・JR西日本 「うめきた(大阪)地下駅」と「大阪駅」の改札内連絡通路の整備並びに「うめきた(大阪)地下駅」の駅名について
・うめきた2期地区開発事業者募集における開発事業者の決定について
・産経新聞 【西論】うめきた2期 魅力ある「緑」で都市競争力高めよ
・産経新聞 【経済裏読み】JR大阪駅前「うめきた2期」再開発は六本木ヒルズを超えるか
・朝日新聞 大阪駅前に広大な「森」 うめきた2期、動き出す再開発
・産経新聞 【ビジネスの裏側】大阪最後の一等地「うめきた2期」 緑は採算性を乗り越えるか
・大阪市 JR東海道線支線地下化事業
◆過去の記事
→2019年2月18日投稿 うめきた2期地区開発事業

出典:三菱地所ニュースリリース
■概要
・名称 うめきた2期地区開発事業
・所在地 大阪府大阪市北区大深町
・階数 北街区民間宅地 賃貸棟:地上27階、地下3階建て
北街区民間宅地 分譲棟:地上47階、地下1階建て
南街区民間宅地 賃貸棟西棟:地上39階、地下3階建て
南街区民間宅地 賃貸棟東棟:地上27階、地下2階建て
南街区民間宅地分譲棟:地上51階、地下2階建て
・高さ 北街区民間宅地 賃貸棟:150m
北街区民間宅地 分譲棟:176m
南街区民間宅地 賃貸棟西棟:182m
南街区民間宅地 賃貸棟東棟:---
南街区民間宅地 分譲棟:185m
・構造 北街区民間宅地賃貸棟:鉄骨造、(一部鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
北街区民間宅地 分譲棟:鉄筋コンクリート造、(一部鉄骨造)
南街区民間宅地賃貸棟:鉄骨造、(一部鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
南街区民間宅地分譲棟:鉄筋コンクリート造、(一部鉄骨造)
・総戸数 北街区:約600戸
南街区:約600戸
・敷地面積 北街区民間宅地 賃貸棟:約8,400㎡
北街区民間宅地 分譲棟:約7,320㎡
南街区民間宅地 賃貸棟:約25,260㎡
南街区民間宅地 分譲棟:約5,170㎡
・建築面積 北街区:9,700㎡
南街区:20,900㎡
・延床面積 北街区民間宅地 賃貸棟:約69,200㎡
北街区民間宅地 分譲棟:約85,000㎡
南街区民間宅地 賃貸棟:約320,000㎡
南街区民間宅地 分譲棟:約93,000㎡
・着工 2020年度下旬(2020年10月以降順次)
・竣工 一部開業:2024年夏頃、全体開業:2027年度
・建築主(土地譲受事業者) 三菱地所(代表)、大阪ガス都市開発、オリックス不動産、関電不動産開発、積水ハウス、竹中工務店、阪急電鉄、三菱地所レジデンス、うめきた開発特定目的会社
・設計 三菱地所設計、日建設計、有限会社SANAA事務所、Gustafson Guthrie Nichol Ltd.、日比谷アメニス、阪急阪神不動産
・施工 ---
・最寄駅 梅田、大阪、西梅田、東梅田、福島
(2019年8月8日撮影)
位置図です。

出典:三菱地所ニュースリリース
参考資料から拝借したうめきた2期地区開発事業の土地利用計画図です。

出典:うめきた2期地区開発事業者募集における開発事業者の決定について(PDF)
配置図です。

出典:三菱地所ニュースリリース
導入機能の概要です。

出典:三菱地所ニュースリリース
以前公開されていた西側から見たうめきた2期地区開発事業の完成予想パースです。

出典:うめきた2期地区開発事業者募集における開発事業者の決定について(PDF)
東側から見たうめきた2期地区開発事業南街区の建設予定地の様子です。
再開発エリアの着工は2020年10月以降ですが、手前側ではJR東海道線支線地下化・新駅設置事業が進められています。

南東側から見たうめきた2期地区開発事業北街区の建設予定地の様子です。
北街区には、うめきた地区の新産業創出・産学官民交流拠点や約600 戸のハイグレードの都市型住宅、ライフスタイルホテルが入ります。
また、中核機能が集積する北街区民間宅地の賃貸棟と、「ナレッジキャピタル」が整備されているグランフロント大阪北館との空間的・機能的連続性を高めるため、グランフロント大阪北館と接
続するデッキを整備する計画もあります。

西側から見たうめきた2期地区開発事業南街区の建設予定地の様子です。
南街区には、大阪市内で供給が不足している富裕層向けのスーパーラグジュアリーホテルやレジャーからウェルネスまでを対象とした都市型健康増進施設、約600戸のハイグレードの都市型住宅が入ります。
賃貸棟には、国内外の先駆的大手企業やクリエイティブな人々の活動の受け皿となる最先端オフィスも整備されます。
また、イノベーション施設として約 20,000㎡の空間にMICE 施設、コワーキングスペース、SOHO 等を整備する計画もあります。

西側から見たうめきた2期地区開発事業北街区の建設予定地の様子です。
うめきた2期地区では、地域冷暖房システムの導入が計画されているほか、巨大地震による津波到来の際にも建物の機能維持を可能にするため、重要設備機械室を中間階や屋上に設置しているほか、耐震性に優れる中圧ガスによるコージェネレーションシステムや72時間分の備蓄燃料による非常用発電機の自立分散型電力を導入する計画となっています。
また、大規模災害時の際の避難場所として、都市公園・民間宅地・西口広場で約 6haの避難場所を確保するとのことで、BCP(事業継続計画)にも対応したまちづくりになりそうです。

現在、うめきた2期の南北中間地点付近に東西を抜ける仮設の歩行者専用通路が整備されています。
この付近には、グランフロント大阪から梅田スカイビル方面へ抜ける「ステッププラザ」という、広場と街路が一体化した空間となる計画です。

大阪駅方面からは南北公園を繋ぐ歩行者デッキ「ひらめきの道」が設置される計画です。

撮影時は暫定施設も取り壊されており、着工に向けて準備が進められているものと思われます。

●うめきた地下駅「大阪駅」
うめきた二期エリアに隣接して建設が進められ、2023年春に開業予定の「うめきた(大阪)地下駅」と「大阪駅 新改札口」を地下でつなぎ、エレベータ・エスカレータを備えた改札内連絡通路を整備する計画です。
2031年には新線「なにわ筋線」開業の計画もあります。

出典:西日本旅客鉄道ニュースリリース
配置図です。

出典:西日本旅客鉄道ニュースリリース
参考資料から拝借した都市公園全景の完成予想パースです。
地上には緑が広がり、大阪の中心であり、玄関口でもある梅田エリアの憩いの場が出現します。

出典:うめきた2期地区開発事業者募集における開発事業者の決定について(PDF)
整理番号B-0618-04
再開発エリア中央に約4.5haの緑豊かな都市公園、都市公園北側約1.5haは北街区民間宅地として27階建て、高さ150mの賃貸棟と47階建て、高さ176mの分譲棟の2棟の超高層ビルやタワーマンション、ホテルが建設され、都市公園南側約3haは南街区民間宅地として39階建て、高さ182mの賃貸棟西棟と27階建ての賃貸棟東棟、51階建て、高さ185mの分譲棟の3棟の超高層ビルやタワーマンション、ホテル、MICEが建設されます。
現在、大阪市都市計画審議会にて、都市計画案が審議され、都市計画決定される見込みとなっています。
また、隣接して建設が進められていたうめきた新駅設置事業については正式名称が「大阪駅」に決定し、既存の大阪駅に改札内連絡通路で直結、「(仮称)西北ビル」内に設けられる新改札口にも接続されます。
こちらの新たに地下に建設されている大阪駅を含むJR東海道線支線地下化事業は、現在、特急列車「はるか」、「くろしお」などの通過に使われている路線を地下に移設し、関西国際空港や和歌山方面からのアクセスの向上を図るものとして計画が進められています。
◆参考資料、引用元
・大阪市 うめきた2期地区北街区開発事業 うめきた2期地区南街区開発事業 環境影響評価準備書
・三菱地所 「(仮称)うめきた2期地区開発事業」始動
・大阪市 うめきた2期区域まちづくり関連事業
・JR西日本 「うめきた(大阪)地下駅」と「大阪駅」の改札内連絡通路の整備並びに「うめきた(大阪)地下駅」の駅名について
・うめきた2期地区開発事業者募集における開発事業者の決定について
・産経新聞 【西論】うめきた2期 魅力ある「緑」で都市競争力高めよ
・産経新聞 【経済裏読み】JR大阪駅前「うめきた2期」再開発は六本木ヒルズを超えるか
・朝日新聞 大阪駅前に広大な「森」 うめきた2期、動き出す再開発
・産経新聞 【ビジネスの裏側】大阪最後の一等地「うめきた2期」 緑は採算性を乗り越えるか
・大阪市 JR東海道線支線地下化事業
◆過去の記事
→2019年2月18日投稿 うめきた2期地区開発事業

出典:三菱地所ニュースリリース
■概要
・名称 うめきた2期地区開発事業
・所在地 大阪府大阪市北区大深町
・階数 北街区民間宅地 賃貸棟:地上27階、地下3階建て
北街区民間宅地 分譲棟:地上47階、地下1階建て
南街区民間宅地 賃貸棟西棟:地上39階、地下3階建て
南街区民間宅地 賃貸棟東棟:地上27階、地下2階建て
南街区民間宅地分譲棟:地上51階、地下2階建て
・高さ 北街区民間宅地 賃貸棟:150m
北街区民間宅地 分譲棟:176m
南街区民間宅地 賃貸棟西棟:182m
南街区民間宅地 賃貸棟東棟:---
南街区民間宅地 分譲棟:185m
・構造 北街区民間宅地賃貸棟:鉄骨造、(一部鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
北街区民間宅地 分譲棟:鉄筋コンクリート造、(一部鉄骨造)
南街区民間宅地賃貸棟:鉄骨造、(一部鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
南街区民間宅地分譲棟:鉄筋コンクリート造、(一部鉄骨造)
・総戸数 北街区:約600戸
南街区:約600戸
・敷地面積 北街区民間宅地 賃貸棟:約8,400㎡
北街区民間宅地 分譲棟:約7,320㎡
南街区民間宅地 賃貸棟:約25,260㎡
南街区民間宅地 分譲棟:約5,170㎡
・建築面積 北街区:9,700㎡
南街区:20,900㎡
・延床面積 北街区民間宅地 賃貸棟:約69,200㎡
北街区民間宅地 分譲棟:約85,000㎡
南街区民間宅地 賃貸棟:約320,000㎡
南街区民間宅地 分譲棟:約93,000㎡
・着工 2020年度下旬(2020年10月以降順次)
・竣工 一部開業:2024年夏頃、全体開業:2027年度
・建築主(土地譲受事業者) 三菱地所(代表)、大阪ガス都市開発、オリックス不動産、関電不動産開発、積水ハウス、竹中工務店、阪急電鉄、三菱地所レジデンス、うめきた開発特定目的会社
・設計 三菱地所設計、日建設計、有限会社SANAA事務所、Gustafson Guthrie Nichol Ltd.、日比谷アメニス、阪急阪神不動産
・施工 ---
・最寄駅 梅田、大阪、西梅田、東梅田、福島
(2019年8月8日撮影)
位置図です。

出典:三菱地所ニュースリリース
参考資料から拝借したうめきた2期地区開発事業の土地利用計画図です。

出典:うめきた2期地区開発事業者募集における開発事業者の決定について(PDF)
配置図です。

出典:三菱地所ニュースリリース
導入機能の概要です。

出典:三菱地所ニュースリリース
以前公開されていた西側から見たうめきた2期地区開発事業の完成予想パースです。

出典:うめきた2期地区開発事業者募集における開発事業者の決定について(PDF)
東側から見たうめきた2期地区開発事業南街区の建設予定地の様子です。
再開発エリアの着工は2020年10月以降ですが、手前側ではJR東海道線支線地下化・新駅設置事業が進められています。

南東側から見たうめきた2期地区開発事業北街区の建設予定地の様子です。
北街区には、うめきた地区の新産業創出・産学官民交流拠点や約600 戸のハイグレードの都市型住宅、ライフスタイルホテルが入ります。
また、中核機能が集積する北街区民間宅地の賃貸棟と、「ナレッジキャピタル」が整備されているグランフロント大阪北館との空間的・機能的連続性を高めるため、グランフロント大阪北館と接
続するデッキを整備する計画もあります。

西側から見たうめきた2期地区開発事業南街区の建設予定地の様子です。
南街区には、大阪市内で供給が不足している富裕層向けのスーパーラグジュアリーホテルやレジャーからウェルネスまでを対象とした都市型健康増進施設、約600戸のハイグレードの都市型住宅が入ります。
賃貸棟には、国内外の先駆的大手企業やクリエイティブな人々の活動の受け皿となる最先端オフィスも整備されます。
また、イノベーション施設として約 20,000㎡の空間にMICE 施設、コワーキングスペース、SOHO 等を整備する計画もあります。

西側から見たうめきた2期地区開発事業北街区の建設予定地の様子です。
うめきた2期地区では、地域冷暖房システムの導入が計画されているほか、巨大地震による津波到来の際にも建物の機能維持を可能にするため、重要設備機械室を中間階や屋上に設置しているほか、耐震性に優れる中圧ガスによるコージェネレーションシステムや72時間分の備蓄燃料による非常用発電機の自立分散型電力を導入する計画となっています。
また、大規模災害時の際の避難場所として、都市公園・民間宅地・西口広場で約 6haの避難場所を確保するとのことで、BCP(事業継続計画)にも対応したまちづくりになりそうです。

現在、うめきた2期の南北中間地点付近に東西を抜ける仮設の歩行者専用通路が整備されています。
この付近には、グランフロント大阪から梅田スカイビル方面へ抜ける「ステッププラザ」という、広場と街路が一体化した空間となる計画です。

大阪駅方面からは南北公園を繋ぐ歩行者デッキ「ひらめきの道」が設置される計画です。

撮影時は暫定施設も取り壊されており、着工に向けて準備が進められているものと思われます。

●うめきた地下駅「大阪駅」
うめきた二期エリアに隣接して建設が進められ、2023年春に開業予定の「うめきた(大阪)地下駅」と「大阪駅 新改札口」を地下でつなぎ、エレベータ・エスカレータを備えた改札内連絡通路を整備する計画です。
2031年には新線「なにわ筋線」開業の計画もあります。

出典:西日本旅客鉄道ニュースリリース
配置図です。

出典:西日本旅客鉄道ニュースリリース
参考資料から拝借した都市公園全景の完成予想パースです。
地上には緑が広がり、大阪の中心であり、玄関口でもある梅田エリアの憩いの場が出現します。

出典:うめきた2期地区開発事業者募集における開発事業者の決定について(PDF)
整理番号B-0618-04