2020/08/08
BSDシティ(BSD CITY)はインドネシア共和国のジャカルタ大都市圏郊外に位置するバンテン州タンゲラン県で開発が進められている大規模都市開発プロジェクトで、正式名称は「Bumi Serpong Damai」、総開発面積5,950haとなっています。
1984年にプロジェクトが始動し、2015年5月にはBSD CITY内のショッピングモールである「イオンモールBSD CITY」が開業、2018年には地区内のランドマークタワーマンション(コンドミニアム)となる「ブランズBSD 藍」が竣工しています。
また、開発エリア全体では、フェーズ1の1,300haが2008年に、フェーズ2の2,400haが2020年に、フェーズ3の2,250haが2035年に完成する計画で、開発エリア全体を「スマート・デジタル・シティ」として整備する構想も進んでおり、インドネシアの「100 Smart City」のひとつに選定されています。
◆参考資料、引用元
・BSD CITY 公式サイト
・BSD CITY 公式サイト 紹介
・Halaman Resmi Penjualan BSD City Development Sederet Pilihan Menarik di Kawasan Hunian BSD City
・国土交通省 インドネシア・ジャカルタ郊外における複合都市開発事業へのJOIN出資を認可 インドネシア・ジャカルタ郊外における
・BRANZ BSD 藍 公式サイト
・日建ハウジングシステム BRANZ BSD
・三菱商事 インドネシア/BSD地区における複合開発事業への参画について
・イオンモール ~FROM THE HEART OF JAPAN~イオンのインドネシア1号店「イオンモールBSD CITY」5月30日(土)10:00グランドオープン
・bengkuluekspress.com BSD City Tawarkan Promo Pilih Hadiah Sesukanya untuk Pembelian Unit-unitnya
・KEIKYU New company will participate in joint development project in the Republic of Indonesia
・プラセトエイヤ・モレヤ大学 BSDキャンパス公式サイト
・The Zora Bsd City 公式サイト
・Nava Park BSD 公式サイト
・現地周辺のGoogle Map ストリートビュー

出典:AECOM
■概要
・名称 BSDシティ
・name BSD CITY (Bumi Serpong Damai)
・nama BSD CITY
・国・都市 インドネシア共和国・バンテン州タンゲラン県 BSDシティ区
・座標 -6.3021050, 106.6426339
・開発面積 5,950ha (フェーズ1:1,300ha、フェーズ2:2,400ha、フェーズ3:2,250ha)
・着工 ---
・竣工 2035年 (フェーズ1:2008年、フェーズ2:2020年)
・建築主 Sinar Mas Land、イオンモール、東急不動産、三菱商事など
・設計 ---
・施工 ---
・最寄駅 Cisauk、Serpong
BSDシティ(BSD CITY)の位置図です。
ジャカルタ中心部から南西へ約25km、南タンゲランより更に郊外のタンゲラン県のスルポン線Cisauk駅北側一帯に位置しています。

出典:Sinar Mas Land
BSDシティ(BSD CITY)の鳥瞰パースです。
都市の中に緑を取り込んだ自然豊かな街並みになることが特徴で、BSDシティ(BSD CITY)周辺にも未開発地が多く存在しています。

出典:Sinar Mas Land
別角度からの鳥瞰パースです。
建物は超高層と低層の組み合わせとなり、最寄り駅からは大通りが延びています。

出典:Sinar Mas Land
◆(ザ アイコン)The Icon - BSD City
The Iconは大規模なタウンハウス街区で、低層住宅やロードサイド商業施設から構成されています。
公園施設も充実しており、センターエリアにはバスケットコートやテニスコートがあるほか、隣接してスポーツセンター等も設けられています。

出典:Sinar Mas Land
◆イオンモールBSD CITY
イオンモールBSD CITYはBSDシティの中心に位置する大規模ショッピングモールで、規模は総賃貸面積約77,000㎡、述床面積約177,000㎡、約280店舗となっています。
世界の小売業売上高ランキング13位に入る国際的なスーパーマーケット「イオン」の食品フロアを核に、グランドフロアでは「カフェストリート&フードカルチャー」、「アクティブスポーツ」の2つのコンセプトゾーンを展開しています。
また、「キッズワールド」や「カジュアルファッション&グッズ」、「シネマコンプレックス&アミューズメント」、「フードコート&カジュアルダイニング」、「ラーメンビレッジ」などショッピングのみならず娯楽という面でも一日楽しめるショッピングモールとなっています。


出典:イオンモール
◆プラセトエイヤ・モレヤ大学 BSDキャンパス(Universitas Prasetiya Mulya)
プラセトエイヤ・モレヤ大学 BSDキャンパス(Universitas Prasetiya Mulya)はビジネス教育や金融といった学問を学べる私立大学です。
8ヘクタールの敷地面積と、50ヘクタールの教育施設が整備されており、2020年には6,000人を超える学生が通う大学となる見込みとなっています。

出典:Universitas Prasetiya Mulya
◆インドネシア展示コンベンション (Indonesia Convention Exhibition (ICE) BSD City)
インドネシア展示コンベンションは2015年に竣工したインドネシアで最大のコンベンションアンドエキシビジョンセンターで、総面積220,000㎡、展示スペース50,000㎡が確保されています。

出典:arup
◆ブランズBSD (BRANZ BSD)
ブランズBSD (BRANZ BSD)はBSDシティのCBDエリア中心に位置しているコンドミニアム(超高層タワーマンション)で、第一期開発地となっているブランズBSD 藍は地上31階建て、3棟構成、総戸数1,256戸という規模となっています。

出典:東急不動産
ブランズBSD (BRANZ BSD)は3棟構成の建物配置となっており、タワーは見合いを避けた千鳥配置、住棟形式はアトリウムを囲んだロの字型とし風と光の抜けを意識し、HEMS・LED照明の採用等、環境配慮型住宅として計画されています。

出典:日建ハウジングシステム
建物南北面は海外のタワーマンションらしくガラス面の多い外観となっており、東西面は小窓がズラリと並んでいる外観で、日本濃くないのタワーマンションで例えるとブランズシティ守谷とワールドシティタワーズを合体させたような外観デザインのように感じられます。

出典:東急不動産
ジャパンクオリティで建てられていることから、車寄せのキャノピーや低層部外観に木目調のデザインが用いられていること、各戸に小さいながらもバルコニーが設けられていることなど、所々に日本のマンションを感じられる要素が点在しています。

出典:日建ハウジングシステム
最終的には街区全体が開発され、ブランズBSD (BRANZ BSD) 藍のほかに、“黄(Ou)”、“茜(Akane)”も計画されており、更に超高層のタワーマンションが建設されることになります。

出典:日建ハウジングシステム
◆Casa de Parco
25階、27階×2棟、31階建てのタワーマンションとホテルです。


出典:investproperti.com
◆BSD Green Office Park
BSD Green Office Parkは総面積約25ヘクタールの街区に広がるインドネシアで最初のグリーンオフィスです。
公園の中にオフィスがあるような雰囲気となっており、5階建ての建物が11棟建っています。
また、インドネシアのデベロッパーであるSinar Mas Landの本部もここにあります。

出典:radarbanten.co.id
◆QBIG BSD CITY
QBIG BSD CITYは総面積17.5ヘクタールの大規模ショッピングモールで、、建築資材サプライヤーのルルハイパーマーケット&デパート、Mitra10、ホームセンターと家具店のAce Hardware&Informa、ブランドプレミアムアウトレット、カフェ&レストラン、スポーツ、ホビー、エンターテイメント施設などの複数のテナントが入っています。


出典:QBIG BSD CITY
◆The Zora BSD City
Sinarmas Land傘下のBSD社と三菱商事が開発した約19ha、計約1,000戸の戸建住宅及び商業施設(店舗付住宅)です。
街区にはゲートが付いており、共用施設には温浴施設が付帯しています。





出典:The Zora BSD City
計画当初のイメージパースです。

出典:三菱商事ニュースリリース
◆Nava Park BSD
総面積68ヘクタールにウォーターフロントを活かしたリゾートコミュニティとして設計されています。
2015年初頭に戸建ておよび中層マンション“MARIGOLD“が建設されています。





出典:MARIGOLD公式サイト、Nava Park BSD公式サイト
◆Cisauk 駅周辺TOD(公共交通指向型)都市開発
BSDシティの最寄り駅であるCisauk駅周辺では駅前再開発による駅直結超高層タワーマンション建設が進められています。
駅西側の南北には「Cisauk Point」、南東側に「SERPONG GARDEN APARTMENT」というタワーマンション群や商業施設が建設され、日本の首都圏や関西圏郊外都市レベルで駅前の利便性が高まります。
ちなみにBSDシティ側の駅北東側も既に区画整理されており、今後の開発動向が気になります。




▲SERPONG GARDEN APARTMENT配置図

▲Cisauk Point配置図
出典:wartakota.tribunnews.com、rumahdijual.com等
Google Earthで見たBSDシティ側、Cisauk駅北東側の航空写真。
Cisauk駅で鉄道から自家用車やバスに乗り換えてBSDシティへ向かうための交通結節点として機能する大規模なロータリーや、幕張ベイパークのように道路を二股に分けて中央に緑地※を配置した街区が印象的です。
※実際には高圧電線の鉄塔敷地となっています。

整理番号 BSDシティ(BSD CITY) /イオンモールBSD CITY,ブランズBSD (BRANZ BSD),The Zora BSD City等
1984年にプロジェクトが始動し、2015年5月にはBSD CITY内のショッピングモールである「イオンモールBSD CITY」が開業、2018年には地区内のランドマークタワーマンション(コンドミニアム)となる「ブランズBSD 藍」が竣工しています。
また、開発エリア全体では、フェーズ1の1,300haが2008年に、フェーズ2の2,400haが2020年に、フェーズ3の2,250haが2035年に完成する計画で、開発エリア全体を「スマート・デジタル・シティ」として整備する構想も進んでおり、インドネシアの「100 Smart City」のひとつに選定されています。
◆参考資料、引用元
・BSD CITY 公式サイト
・BSD CITY 公式サイト 紹介
・Halaman Resmi Penjualan BSD City Development Sederet Pilihan Menarik di Kawasan Hunian BSD City
・国土交通省 インドネシア・ジャカルタ郊外における複合都市開発事業へのJOIN出資を認可 インドネシア・ジャカルタ郊外における
・BRANZ BSD 藍 公式サイト
・日建ハウジングシステム BRANZ BSD
・三菱商事 インドネシア/BSD地区における複合開発事業への参画について
・イオンモール ~FROM THE HEART OF JAPAN~イオンのインドネシア1号店「イオンモールBSD CITY」5月30日(土)10:00グランドオープン
・bengkuluekspress.com BSD City Tawarkan Promo Pilih Hadiah Sesukanya untuk Pembelian Unit-unitnya
・KEIKYU New company will participate in joint development project in the Republic of Indonesia
・プラセトエイヤ・モレヤ大学 BSDキャンパス公式サイト
・The Zora Bsd City 公式サイト
・Nava Park BSD 公式サイト
・現地周辺のGoogle Map ストリートビュー

出典:AECOM
■概要
・名称 BSDシティ
・name BSD CITY (Bumi Serpong Damai)
・nama BSD CITY
・国・都市 インドネシア共和国・バンテン州タンゲラン県 BSDシティ区
・座標 -6.3021050, 106.6426339
・開発面積 5,950ha (フェーズ1:1,300ha、フェーズ2:2,400ha、フェーズ3:2,250ha)
・着工 ---
・竣工 2035年 (フェーズ1:2008年、フェーズ2:2020年)
・建築主 Sinar Mas Land、イオンモール、東急不動産、三菱商事など
・設計 ---
・施工 ---
・最寄駅 Cisauk、Serpong
BSDシティ(BSD CITY)の位置図です。
ジャカルタ中心部から南西へ約25km、南タンゲランより更に郊外のタンゲラン県のスルポン線Cisauk駅北側一帯に位置しています。

出典:Sinar Mas Land
BSDシティ(BSD CITY)の鳥瞰パースです。
都市の中に緑を取り込んだ自然豊かな街並みになることが特徴で、BSDシティ(BSD CITY)周辺にも未開発地が多く存在しています。

出典:Sinar Mas Land
別角度からの鳥瞰パースです。
建物は超高層と低層の組み合わせとなり、最寄り駅からは大通りが延びています。

出典:Sinar Mas Land
◆(ザ アイコン)The Icon - BSD City
The Iconは大規模なタウンハウス街区で、低層住宅やロードサイド商業施設から構成されています。
公園施設も充実しており、センターエリアにはバスケットコートやテニスコートがあるほか、隣接してスポーツセンター等も設けられています。

出典:Sinar Mas Land
◆イオンモールBSD CITY
イオンモールBSD CITYはBSDシティの中心に位置する大規模ショッピングモールで、規模は総賃貸面積約77,000㎡、述床面積約177,000㎡、約280店舗となっています。
世界の小売業売上高ランキング13位に入る国際的なスーパーマーケット「イオン」の食品フロアを核に、グランドフロアでは「カフェストリート&フードカルチャー」、「アクティブスポーツ」の2つのコンセプトゾーンを展開しています。
また、「キッズワールド」や「カジュアルファッション&グッズ」、「シネマコンプレックス&アミューズメント」、「フードコート&カジュアルダイニング」、「ラーメンビレッジ」などショッピングのみならず娯楽という面でも一日楽しめるショッピングモールとなっています。


出典:イオンモール
◆プラセトエイヤ・モレヤ大学 BSDキャンパス(Universitas Prasetiya Mulya)
プラセトエイヤ・モレヤ大学 BSDキャンパス(Universitas Prasetiya Mulya)はビジネス教育や金融といった学問を学べる私立大学です。
8ヘクタールの敷地面積と、50ヘクタールの教育施設が整備されており、2020年には6,000人を超える学生が通う大学となる見込みとなっています。

出典:Universitas Prasetiya Mulya
◆インドネシア展示コンベンション (Indonesia Convention Exhibition (ICE) BSD City)
インドネシア展示コンベンションは2015年に竣工したインドネシアで最大のコンベンションアンドエキシビジョンセンターで、総面積220,000㎡、展示スペース50,000㎡が確保されています。

出典:arup
◆ブランズBSD (BRANZ BSD)
ブランズBSD (BRANZ BSD)はBSDシティのCBDエリア中心に位置しているコンドミニアム(超高層タワーマンション)で、第一期開発地となっているブランズBSD 藍は地上31階建て、3棟構成、総戸数1,256戸という規模となっています。

出典:東急不動産
ブランズBSD (BRANZ BSD)は3棟構成の建物配置となっており、タワーは見合いを避けた千鳥配置、住棟形式はアトリウムを囲んだロの字型とし風と光の抜けを意識し、HEMS・LED照明の採用等、環境配慮型住宅として計画されています。

出典:日建ハウジングシステム
建物南北面は海外のタワーマンションらしくガラス面の多い外観となっており、東西面は小窓がズラリと並んでいる外観で、日本濃くないのタワーマンションで例えるとブランズシティ守谷とワールドシティタワーズを合体させたような外観デザインのように感じられます。

出典:東急不動産
ジャパンクオリティで建てられていることから、車寄せのキャノピーや低層部外観に木目調のデザインが用いられていること、各戸に小さいながらもバルコニーが設けられていることなど、所々に日本のマンションを感じられる要素が点在しています。

出典:日建ハウジングシステム
最終的には街区全体が開発され、ブランズBSD (BRANZ BSD) 藍のほかに、“黄(Ou)”、“茜(Akane)”も計画されており、更に超高層のタワーマンションが建設されることになります。

出典:日建ハウジングシステム
◆Casa de Parco
25階、27階×2棟、31階建てのタワーマンションとホテルです。


出典:investproperti.com
◆BSD Green Office Park
BSD Green Office Parkは総面積約25ヘクタールの街区に広がるインドネシアで最初のグリーンオフィスです。
公園の中にオフィスがあるような雰囲気となっており、5階建ての建物が11棟建っています。
また、インドネシアのデベロッパーであるSinar Mas Landの本部もここにあります。

出典:radarbanten.co.id
◆QBIG BSD CITY
QBIG BSD CITYは総面積17.5ヘクタールの大規模ショッピングモールで、、建築資材サプライヤーのルルハイパーマーケット&デパート、Mitra10、ホームセンターと家具店のAce Hardware&Informa、ブランドプレミアムアウトレット、カフェ&レストラン、スポーツ、ホビー、エンターテイメント施設などの複数のテナントが入っています。


出典:QBIG BSD CITY
◆The Zora BSD City
Sinarmas Land傘下のBSD社と三菱商事が開発した約19ha、計約1,000戸の戸建住宅及び商業施設(店舗付住宅)です。
街区にはゲートが付いており、共用施設には温浴施設が付帯しています。





出典:The Zora BSD City
計画当初のイメージパースです。

出典:三菱商事ニュースリリース
◆Nava Park BSD
総面積68ヘクタールにウォーターフロントを活かしたリゾートコミュニティとして設計されています。
2015年初頭に戸建ておよび中層マンション“MARIGOLD“が建設されています。





出典:MARIGOLD公式サイト、Nava Park BSD公式サイト
◆Cisauk 駅周辺TOD(公共交通指向型)都市開発
BSDシティの最寄り駅であるCisauk駅周辺では駅前再開発による駅直結超高層タワーマンション建設が進められています。
駅西側の南北には「Cisauk Point」、南東側に「SERPONG GARDEN APARTMENT」というタワーマンション群や商業施設が建設され、日本の首都圏や関西圏郊外都市レベルで駅前の利便性が高まります。
ちなみにBSDシティ側の駅北東側も既に区画整理されており、今後の開発動向が気になります。




▲SERPONG GARDEN APARTMENT配置図

▲Cisauk Point配置図
出典:wartakota.tribunnews.com、rumahdijual.com等
Google Earthで見たBSDシティ側、Cisauk駅北東側の航空写真。
Cisauk駅で鉄道から自家用車やバスに乗り換えてBSDシティへ向かうための交通結節点として機能する大規模なロータリーや、幕張ベイパークのように道路を二股に分けて中央に緑地※を配置した街区が印象的です。
※実際には高圧電線の鉄塔敷地となっています。

整理番号 BSDシティ(BSD CITY) /イオンモールBSD CITY,ブランズBSD (BRANZ BSD),The Zora BSD City等