2022/09/27
住友不動産秋葉原駅前ビル |
住友不動産秋葉原駅前ビルは東京都千代田区のJR秋葉原駅北東側に建つ地上21階、地下2階、高さ111.983mの超高層ビルです。
神田練塀町地区第一種市街地再開発事業により建設された中間免震構造採用の超高層オフィスビルとなっており、1階には広場状空地が設けられ、エントランスホールと併せて就労者、観光客など増加する来街者を受け入れる秋葉原一帯の災害拠点としても機能しています。
建築主は神田練塀町地区市街地再開発組合、参加組合員は住友不動産、設計は日建設計、施工は前田建設工業です。
着工は2017年1月16日、竣工は2019年8月、2019年9月20日に完成式典が行われ、既に竣工しています。
参考資料、引用元
・秋葉原駅前エリアにおける発展の最終局面となる残された街区が着工
街区にJR駅前、昭和通りから賑わいを呼び込む“ゲート広場”を新設「神田練塀町地区第一種市街地再開発事業」
・秋葉原駅前に際立つ存在感を有する新ランドマークタワー完成「住友不動産秋葉原駅前ビル」竣工(神田練塀町地区第一種市街地再開発事業)
過去の記事
→2019年1月5日投稿 住友不動産秋葉原駅前ビル
→2019年5月29日投稿 住友不動産秋葉原駅前ビル

概要
名称 | 住友不動産秋葉原駅前ビル |
計画名 | 神田練塀町地区第一種市街地再開発事業 施設建築物建築計画 |
name | Sumitomo Real Estate Akihabara Ekimae Building |
中文名 | 住友房地产秋叶原站前大楼 |
所在地 | 事務所、共同住宅、店舗、駐車場 |
用途 | 東京都千代田区神田練塀町1番他 |
階数 | 地上21階、地下2階 |
高さ | 111.983m(軒高:109.583m) |
構造 | 鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造 |
基礎工法 | 現場造成杭 |
敷地面積 | 2,529.79㎡ |
建築面積 | 1,647.22㎡ |
延床面積 | 30,799.00㎡ |
着工 | 2017年1月16日 |
竣工 | 2019年8月 |
建築主 | 神田練塀町地区市街地再開発組合 参加組合員:住友不動産 |
設計 | 日建設計 |
施工 | 前田建設工業 |
最寄駅 | 秋葉原、末広町 |
(2021年7月10日撮影)
建築計画の概要板

配置図

出典:住友不動産 ニュースリリース
イメージパース

出典:住友不動産 ニュースリリース
南西側から見た住友不動産秋葉原駅前ビルの様子です。
住友不動産秋葉原駅前ビルは免震構造を採用した超高層ビルとなっており、建物3階下部の中間免震層に「アイソレーター」や「U型ダンパー」などの免震装置を設けているほか、屋上には制振装置も設置され、地震の揺れや風揺れを低減する構造となっています。

住友不動産秋葉原駅前ビルの外観意匠は、大理石貼りの壁面とダーク系統のカーテンウォールのガラスの組み合わせからなる重厚感あふれるものとなっています。

ダーク系統のガラスが周囲の景色を反射しています。

住友不動産秋葉原駅前ビルの低層部分の様子です。
低層部分は黄土色の大理石が一面に貼られた外装デザインとなっています。

住友不動産秋葉原駅前ビルのエントランスの様子です。
エントランスホールには、帰宅困難者を受け入れるために開放可能な約200㎡の一時待機スペースが確保されています。
また、建物2階には防災用備蓄倉庫が設置されているほか、敷地周辺では大規模地震時に電柱の倒壊による緊急車両の通行妨害を未然に防ぐ無電柱化が実施されています。

敷地内は歩道状空地が設けられ、オープンスペースが増えました。

北西側から見上げた住友不動産秋葉原駅前ビルの様子です。

北東側から見上げた住友不動産秋葉原駅前ビルの様子です。

地下の車寄せ・駐車場への出入り口の様子です。

南東側から見上げた住友不動産秋葉原駅前ビルの様子です。

住友不動産秋葉原駅前ビルのエントランス前に広がるピロティの様子です。
災害時に地域の一時退避スペースとなり、防災活動の場として利用可能約な370㎡の広場が設置されており、帰宅困難者の受け入れも可能となっています。

秋葉原駅前から見た住友不動産秋葉原駅前ビルの様子です。

2022年9月27日投稿