2022/02/21
もと淀川区役所跡地等活用事業 |
もと淀川区役所跡地等活用事業は、大阪府大阪市淀川区十三東の「もと淀川区役所跡地」及び「もと水道局十三サービスステーション用地」の市有地で計画されている再開発事業で、地上40階、高さ142.000m、総戸数660戸の超高層タワーマンションや地上8階の付属棟、地上7階の学校施設棟からなる大規模複合施設です。
隣接地を含めた3敷地の一団地型総合設計制度を活用し、ランドマークとなる複合施設棟や学校施設棟のほか、約2,700㎡の公開空地も整備されます。
また、複合施設棟低層部分に入る市立図書館に隣接して学校施設を一般開放したコミュニケーションスペースも設けられます。
施設構成は、複合施設棟の1階にスーパーマーケットをメインとした店舗、2階に市立図書館、学校施設、防災倉庫、3階に保育施設、電気室、集合住宅エントランス、4階以上に住戸となり、付属棟の1~8階に駐輪場、学校施設棟の1~7階に専門学校等となります。
2021年10月に締結された定期借地契約は事業期間70年となっており、既存建築物解体着手は2021年1月15日、解体完了が2022年2月15日、着工は2022年12月、竣工は複合施設棟が2026年2月、付属棟が2026年2月、学校施設棟が2023年12月となっており、2022年1月時点では既存建築物の解体、除去がほぼ完了していました。
参考資料、引用元
・淀川区 もと淀川区役所跡地等活用事業の事業予定者が決定しました
過去の記事
→2020年6月23日投稿 もと淀川区役所跡地等活用事業

出典:淀川区
概要
・名称 もと淀川区役所跡地等活用事業
・計画名 もと淀川区役所跡地等活用事業
・name Motoyodogawa Ward Office Site Utilization Project
・中文名 元淀川区役所利用项目
・所在地 大阪府大阪市淀川区十三東1丁目21番3、5、45番2
・用途 複合施設棟:共同住宅、店舗、図書館、教育施設
付属棟:駐輪場
学校施設棟:専門学校等
・階数 複合施設棟:地上40階
付属棟:地上8階
学校施設棟:地上7階
・高さ 複合施設棟:142.000m
付属棟:25.90m
学校施設棟:33.000m
・構造 複合施設棟:鉄筋コンクリート造、鉄骨造
付属棟:鉄骨造
・基礎工法 複合施設棟:杭基礎
付属棟:---
学校施設棟:---
・総戸数 660戸
・敷地面積 東側敷地:6,476.62㎡
西側敷地:1,332.00㎡
・建築面積 複合施設棟:2,916㎡
付属棟:936㎡
学校施設棟:---
・延床面積 複合施設棟:70,196㎡
付属棟:4,177㎡
学校施設棟:---
・着工 複合施設棟:2022年12月(※解体着手:2021年1月15日)
付属棟:2022年12月(※解体着手:2021年1月15日)
学校施設棟:2022年12月(※解体着手:2021年1月15日)
・竣工 複合施設棟:2026年2月
付属棟:2026年2月
学校施設棟:2023年12月
・建築主 代表事業者:阪急阪神不動産
共有事業者:髙松建設
・設計 ---
・施工 ---
・最寄駅 十三
(2022年1月2日撮影)
位置図

出典:淀川区
配置図

出典:淀川区
立面図

出典:淀川区
断面図

出典:淀川区
イメージパース

出典:淀川区
北西側から見た建設中のもと淀川区役所跡地等活用事業の様子です。

南西側から見た建設中のもと淀川区役所跡地等活用事業の様子です。

撮影時は既存建築物の解体、除去がほぼ完了した状態となっていました。

南東側から見た建設中のもと淀川区役所跡地等活用事業の様子です。

北東側から見た建設中のもと淀川区役所跡地等活用事業の様子です。

十三駅東側には、「十三駅前通り商店街」と「十三東駅前商店街」があります。
アーケードの商店街を通り、途中で右手南側へ進むともと淀川区役所跡地等活用事業の建設地となります。

十三駅は「じゅうそうえき」と読みます。
阪急神戸本線、宝塚本線、京都本線の3本線が集結し、ホームは4面6線、大阪梅田駅手前側の乗換ターミナルとなっています。
ちなみに大阪梅田駅~十三駅間は私鉄唯一の三複線(複々々線)を形成しており、タイミングによっては3本の電車が同時に並走する迫力ある光景も見えます。
こうした乗換ターミナルの駅前に地上40階、高さ142.000m、総戸数660戸の超高層タワーマンションをメインとした複合施設「もと淀川区役所跡地等活用事業」は建設されます。

もと淀川区役所跡地等活用事業 複合施設棟の低層部分の構成イメージです。
用途構成としては1階にスーパーマーケット、2階に市立図書館、防災倉庫、3階にマンション共用施設のほか保育施設や学童施設が設けられ、4階以上はタワーマンション住戸となります。

出典:淀川区
北側、淀川通り側から見たもと淀川区役所跡地等活用事業 複合施設棟の完成予想パースです。
高層部は道路から約30mセットバックし、約2,700㎡の公開空地が淀川通りに面して配置されます。

出典:淀川区
十三駅側の交差点はスクランブル交差点となり、駅側に向かって広がるような棟配置をすることによって吸い込まれるような感覚となります。
また、低層部分ガラス内側には屋上緑化もなされて緑豊かな空間も創り出されます。

出典:淀川区
図書館の配置イメージです。

出典:淀川区
敷地内緑化や屋上緑化により、環境負荷低減がなされます。
共用部にガラスで閉じられた空気層を設け、冬季は断熱効果を高めることで空調負荷を抑えるほか、建物低層部や広場のうち約800㎡が緑化され、ヒートアイランド現象の緩和を目指すものとされています。

整理番号B-1053-02