2022/03/15
(仮称)内神田一丁目計画 |
(仮称)内神田一丁目計画は、東京都千代田区内神田のコープビルと日立鎌倉橋ビル跡地で建設中の地上26階、地下3階、高さ126mの超高層ビルです。
国家戦略特別区域の都市計画建築物等整備事業として再開発が行われ、オフィスをメインとして店舗やビジネス支援施設が入るほか、広場1号、広場2号、歩道状空地の整備、日本橋川には人道橋や防災船着き場の設置や護岸修景などがなされます。
フロア構成は、地下に駐車場、1~4階に店舗、貢献施設、共用部、5~26階に事務所となり、2、3、4 階には、ビジネスサポート機能を有するオフィススペースの整備に加え、イベントやセミナーを実施する交流サロンを整備し、アグリ・フード分野のビジネス・産業支援施設が整備されます。
低層部分に入る貢献施設は、「食」や「農」に関する分野の企業活動支援及び企業交流促進のためのビジネス・産業支援施設として機能します。
解体着手は2021年4月15日、着工は2022年7月1日、 竣工は2025年12月31日となっており、2022年2月下旬では既存建築物解体除去がまもなく完了する段階となっています。
参考資料、引用元
・三菱地所丸の内から大手町、神田エリアへのつながり・拡がりを実現「(仮称)内神田一丁目計画」始動~人道橋の架橋による回遊性向上、船着場整備による水辺空間の賑わい創出を実現~
・内閣府/首相官邸 都市再生特別地区 (内神田一丁目地区)都市計画(素案)の概要
・東京都 内神田一丁目地区第一種市街地再開発事業の施行を認可
過去の記事
→2019年11月18日投稿 (仮称)内神田一丁目プロジェクト
→2021年4月7日投稿 内神田一丁目地区第一種市街地再開発事業

出典:三菱地所 ニュースリリース
概要
・名称 (仮称)内神田一丁目計画
・計画名 内神田一丁目地区第一種市街地再開発事業、(仮称)内神田一丁目プロジェクト
・name (Tentative name) Uchikanda 1-chome plan
・中文名 (暂定名)内神田一丁目计划
・所在地 東京都千代田区内神田1丁目1番12番、14番
・用途 事務所、店舗、ビジネス支援施設、駐車場 他
・階数 地上26階、地下3階
・高さ 128.00m
・構造 鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
・基礎工法 直接基礎
・敷地面積 5,105.70㎡
・建築面積 3,350.00㎡
・延床面積 85,400.00㎡
・着工 2022年7月1日 (解体着手:2021年4月15日)
・竣工 2025年12月31日
・建築主 三菱地所
・設計 三菱地所設計
・施工 大成建設
・最寄駅 大手町、神田、東京
(2022年2月22日撮影)
建築計画の概要板

位置図
区域図

出典:内閣府
配置図

出典:内閣府
断面図

出典:内閣府
イメージパース

出典:内閣府
北東側から見た建設中の(仮称)内神田一丁目計画の様子です。

北西側から見た建設中の(仮称)内神田一丁目計画の様子です。

南側の日本橋川までは、大丸有の超高層ビル群が続いていますが、日本橋川を境にして中高層の雑居ビル群に景観が一気に変わります。
(仮称)内神田一丁目計画が建設されることにより、丸の内の超高層ビル群が日本橋川を超え、北側にも拡大することになります。

将来的には、大手町や丸の内、内幸町方面の超高層ビル群の北端となり、日本最大級の超高層ビル群を形成する超高層ビルのひとつとなります。

南西側から見た建設中の(仮称)内神田一丁目計画の様子です。

大手町仲通りから見た(仮称)内神田一丁目計画 計画地の様子です。
この先に新たに人道橋が整備され、大手町仲通り側からアクセスすることができるようになります。

大手町仲通りの様子です。

日本橋川の様子です。
首都高速都心環状線の高架があり、将来的に東側にある鎌倉橋より西側が高架、東側は地下化されます。

新たに整備される日本橋川の人道橋の完成予想パースです。

日本橋川には、「水辺広場」や「船着場」、観光機能等が整備されます。

出典:内閣府
防災船着場のイメージパースです。
日本橋川に設置する防災船着場では、大手町エリアの医療施設等をはじめ、様々な人・物資・情報
の連携をすることにより、神田エリアの防災拠点として地域防災性の向上を図るものとされています。

出典:三菱地所 ニュースリリース
「水辺広場」と「船着場」の断面パースです。
水辺広場から一段下がったところに船着場が設けられ、観光・アフターMICE 等のコンテンツとして舟運を活用する考えとなっています。

出典:内閣府
(仮称)内神田一丁目計画の低層部分の完成予想パースです。
低層部分は高層部分と軒が大きく飛び出し、斜め方向の柱で高層部分を支えるという大胆なデザインとなります。
また、スキップフロアのようにテラスが高くなっていくのが特徴的です。

出典:内閣府
南東側から見た建設中の(仮称)内神田一丁目計画の様子です。

東側から見た建設中の(仮称)内神田一丁目計画の様子です。

(仮称)内神田一丁目計画により、神田エリアと大手町エリアの結節点となる交流広場の整備や、無電柱化等による歩行者ネットワークの強化が行われます。
具体的には、約1,000㎡の「交流広場」の整備により、大手町仲通り延長部の人道橋と連続し、神田側と大手町側双方の視認性を高める計画となっています。
また、交流広場を活用した地域イベント等の開催やオープンカフェ等による賑わいの創出、人道橋と一体的な夜間のライトアップ等による演出を行うものとされています。

出典:内閣府
大手町仲通り側から見た(仮称)内神田一丁目計画の低層部分の完成予想パースです。
通りからアイストップとなる部分を緑化し、緑の軸を強化する計画となっています。

出典:内閣府
人道橋から繋がる広場は、祭り等のイベントに利用できる賑わいの空間として整備するほか、日本橋川沿いの親水空間は、船着場・店舗・貢献施設と一体的に賑わう場として整備するものとされています。
北西側の広場は、ゲートツリーや足元植栽によって良好な沿道景観をつくり、北側道路沿いは、賑わいを表出する店舗と並木植樹により良好な沿道景観が創出されます。

出典:内閣府
Google Earthのポリゴンを用いて作成した(仮称)内神田一丁目計画の簡易パースです。

Google Earthのポリゴンを用いて作成した(仮称)内神田一丁目計画の簡易パースです。

Google Earthのポリゴンを用いて作成した(仮称)内神田一丁目計画の簡易パースです。

Google Earthのポリゴンを用いて作成した(仮称)内神田一丁目計画の簡易パースです。

Google Earthのポリゴンを用いて作成した(仮称)内神田一丁目計画の簡易パースです。

整理番号 B-0987-03