2022/03/19
(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画 |
(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画は、東京都港区高輪に建っている地上30階、地下3階、高さ112.5mの「SHINAGAWA GOOS(シナガワ グース)」を建て替え、再開発する計画で地上29階、地下4階、高さ155mの超高層ビルが建設されます。
再開発計画地では、地区東側に存在するバス乗降場が分かりにくく、安全性・利便性が低いこと、品川駅との歩⾏者ネットワークが脆弱であること等、交通基盤としての課題となっています。
また、計画地⻄側には区⽴⾼輪森の公園をはじめとした豊かな緑や古くから残る崖線があるにも関わらず、周辺からのアクセス性・視認性が悪いこと、ホテル利⽤者等の特定利⽤者のみが訪れる地区であることにより、駅利⽤者や地域住⺠が気軽に利⽤できる空間として活⽤されていないことが課題として挙げられています。
それらの課題を解決するため、交通結節機能の強化、歴史ある既存の地形や緑を⽣かした豊かな都市環境の形成、業務・商業・宿泊・MICE 等が融合した複合市街地の形成に資するまちづくりが行われることとなりました。
建設される超高層ビルの施設構成は、事務所、商業、ホテル、MICE(カンファレンス、多⽬的ホール)等となっており、国際交流拠点・品川にふさわしい複合施設に国内外のグローバル企業や国際水準の会議・ホテル誘致も想定されています。
地下に駐車場、低層部分に商業施設とMICE、中高層部分に事務所、高層部分にホテルが入ります。
また、京急側は敷地の一部をトヨタ自動車に譲渡するほか、トヨタのオフィスを設けるものとされています。
2021年3月31日にSHINAGAWA GOOS(シナガワ グース)が閉館し、2021年11月1日に既存建築物の解体着手、着工は2023年度、竣工は2026年度となっており、2022年3月時点では既存建築物の解体、除去に着手されていました。
参考資料、引用元
・第21回 東京都都市再生分科会 配布資料 資料1 品川駅西口地区再開発等促進区を定める地区計画都市計画(素案)の概要
・日刊建設工業新聞 京急電鉄/シナガワグース建替(東京都港区)/トヨタと共同開発、延べ20万平米超に
・京浜急行電鉄 品川駅西口地区におけるシナガワグース敷地を活用した当社開発 トヨタ自動車株式会社を共同事業者として迎え ともに豊かな環境を活かしたまちづくりを目指します
▼縦覧期間:令和4年3月11日~令和4年4月11日
・港区 港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査計画書の縦覧【(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画】
過去の記事
→2020年5月10日投稿 シナガワグース建替・再開発計画
→2021年9月29日投稿 シナガワグース建替・再開発計画

概要
・名称 (仮称)品川駅西口地区A地区 新築計画
・計画名 (仮称)品川駅西口地区A地区 新築計画
・name (Tentative name) Shinagawa Station West Exit District A District New Construction Plan
・中文名 (暂定名)品川站西口A区新建计划
・用途 事務所、商業、ホテル、MICE(カンファレンス、多⽬的ホール)等
・所在地 東京都港区高輪3丁目13番3
・階数 地上29階、地下4階
・高さ 155m
・構造 ---
・基礎工法 ---
・敷地面積 約23,600㎡
・建築面積 ---
・延床面積 約313,100㎡
・着工 2023年度(解体着手:2021年11月1日)
・竣工 2026年度
・建築主 京浜急行電鉄、トヨタ自動車
・設計 ---
・施工 ---
・最寄駅 品川
(2022年3月12日撮影)
位置図
区域図

出典:内閣府
配置図

出典:内閣府
断面図

出典:内閣府
南東側から見た(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画 計画地の様子です。
現在は、地上30階、地下3階、高さ112.5mの「SHINAGAWA GOOS(シナガワ グース)」の解体、除去が進められています。

解体が進むSHINAGAWA GOOS(シナガワ グース)低層部分の様子です。
解体工事では、足場も10階付近まで組まれています。

南西側から見た(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画 計画地の様子です。

(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画 計画地西側には、緑地が広がっています。
計画地西側には、高輪の森公園やグランドプリンスホテル新高輪の緑地が緑豊かな景観を創出しています。

赤茶色の屋根が特徴的なウェディングサービスのフォーシスアンドカンパニー品川メゾンが入っていた低層棟も解体が進められています。

東側から見た(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画 計画地の様子です。

北東側から見た(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画 計画地の様子です。

解体が進む既存建築物のSHINAGAWA GOOS(シナガワ グース)高層部分の様子です。
過去には、2010年9月に閉館した「ホテルパシフィック東京」を2011年4月29日に「京急EXホテル品川(旧京急EXイン品川駅前)」として開業し、従来のホテルパシフィック東京の客室や宴会場跡、レストラン跡などの区画を各事業者に賃貸して運営するテナントビル形態としても活用されていました。

北西側から見た(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画 計画地の様子です。

(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画北側の広場完成予想パースです。
A地区においては、駅と公園を連続的につなぎ駅前のにぎわい形成に寄与する広場、公園と連続したまとまりある緑地を整備するものとされています。

出典:内閣府
公園と連続したまとまりある緑地のイメージパースです。

出典:内閣府
(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画の低層部分完成予想パースです。
まちの資産を活かした印象的な顔づくりや駅前の賑わいと奥の緑をつなぐ広場整備、立体・重層的な賑わいが表出する景観形成、周辺・将来開発と連携する多様な歩行ネットワークの整備が掲げられています。

出典:内閣府
(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画の低層部分完成予想パースです。

出典:内閣府
以前公開されていた外観完成予想パースです。

出典:京浜急行電鉄ニュースリリース
Google Earthでポリゴンを用いて作成した(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画の簡易パースです。

Google Earthでポリゴンを用いて作成した(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画の簡易パースです。

Google Earthでポリゴンを用いて作成した(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画の簡易パースです。

Google Earthでポリゴンを用いて作成した(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画の簡易パースです。

整理番号B-1046-03