2022/04/02
東京駅南部東西自由通路/グランスタ八重北 |
東海道新幹線や東北新幹線、JR山手線や京浜東北線、上野東京ラインなど、日本各地へ向かう路線が集まる日本を代表するターミナル駅の一つである「東京駅」では、日本の首都東京の顔にふさわしい多彩な魅力と先進の機能をもった駅として、東京駅周辺地区の都市空間整備が進められています。
東京駅南部東西自由通路は、東京駅の東西地区の交流や連携を強化し、駅周辺の回遊性の高い歩行者ネットワークの形成を図るため、東京駅の南側に丸の内エリアと八重洲エリアをつなぐ自由通路です。
自由通路は、幅員8m、延長約290mのゆとりある歩行者空間となるほか、利用者にとって分かりやすい通路となります。2029年頃の使用開始予定となっています。
また、東京駅北側の旧グラングルメ(黒塀横丁、キッチンストリート、北町ダイニング)跡地では、駅ナカ商業施設「グランスタ八重北」の整備が進められています。
グランスタ八重北は、2022年4月27日に13ショップ、以降7月下旬にかけて順次23ショップの計36ショップが新しくオープンする計画で、現在営業中の2階「北町酒場」などの9ショップを合わせて、全45ショップが集まる東京駅の一大飲食店街となります。
気の利いたお店が揃い、落ち着きとオトナの賑わいを併せ持つ「黒塀横丁」と、木をベースにした温かみのある内装でホッと一息つくことができ、オンもオフも気軽に立ち寄りやすい「八重北食堂」の2つのフロアがリニューアルするものとされています。
参考資料、引用元
・東日本旅客鉄道 東京駅南部東西自由通路の本体工事着手について
・JR東日本クロスステーション 東京駅八重洲北口 (改札外) の飲食店街がリニューアル! 「グランスタ八重北」詳細発表

出典:東日本旅客鉄道ニュースリリース
東京駅南部東西自由通路 概要
・名称 東京駅南部東西自由通路
・name Tokyo Station South East-West Free Passage
・中文名 东京站东南-西自由通道
・所在地 東京都千代田区丸の内一丁目
・幅員 8m
・延長 約290m(うち八重洲方の一部は整備済)
・階層 地下1階
・使用開始 2029年頃
(2022年3月12日撮影)
グランスタ八重北 概要
・名称 グランスタ八重北
・name Gransta Yaekita
・中文名 Gransta八重北
・所在地 :東京都千代田区丸の内一丁目9番1
・階数 地下1階~地上2階
・店舗数 黒塀横丁 第一弾:7ショップ/第二弾:7ショップ
八重北食堂 第一弾:7ショップ/第二弾15ショップ
北町酒場 営業中7ショップ ※名称変更のみのリニューアル
・店舗面積 約4,400㎡(地下1階 約1,200㎡/1階 約2,000㎡/2階 約1,200㎡)
・竣工・開業 第一弾 2022年4月27日(水)/第二弾 7月下旬予定
・最寄駅 東京
(2022年3月12日撮影)
位置図
区域図※東京駅南部東西自由通路

出典:東日本旅客鉄道ニュースリリース
配置図※東京駅南部東西自由通路

出典:東日本旅客鉄道ニュースリリース
配置図※グランスタ八重北

出典:JR東日本クロスステーション
イメージパース※グランスタ八重北

出典:JR東日本クロスステーション
東京駅南部東西自由通路
東京駅南部東西自由通路は、東京駅の南側で八重洲地下街と丸の内側の地下広場を結ぶ自由通路の計画です。
八重洲口側から見た東京駅南部東西自由通路計画地の様子です。東京駅一番街の地下、東京ラーメンストリートやにっぽんグルメ街道の南端に位置しているトイレ付近から、新たな自由通路が接続される見込みとなっています。

現在の東西自由通路の様子です。
現在は北側にしかないため、南側からは大きく迂回する必要があるほか、非常に混雑しています。
新たに南側に自由通路が完成すると駅南側での東西アクセスが改善されることになります。

丸の内側の東京駅南部東西自由通路接続予定地付近の様子です。

既に一部施工済みのためか、壁面の素材が異なるものとなっていました。

グランスタ八重北
グランスタ八重北は、旧グラングルメ(黒塀横丁、キッチンストリート、北町ダイニング)跡地で進められている駅ナカ商業施設です。
グランスタ八重北は、2022年4月27日に13ショップ、以降7月下旬にかけて順次23ショップの計36ショップが開業予定となっており、2022年3月時点では既に工事がほぼ完了していました。

グランスタ八重北は、東京駅構内八重洲北口の改札外の現在ある東西自由通路に面した場所で整備が進められています。

整備が進められている地下1階の黒塀横丁の様子です。

間接照明と木目の天井が特徴的な空間です。

現行の東西自由通路に面してショップの整備が進められています。

整備が進められている1階の八重北食堂の様子です。

北側へ進むと東京トーチの建設が進む東京駅日本橋口側へ抜けることができます。

出店予定の店舗イメージです。
ネオ大衆酒場の先駆けが手掛ける注目のストリート酒場となり、20タップ以上のクラフトビールや海外のビール等幅広いアルコール類や、様々なジャンルの一品料理が提供されます。
異なる様々な人種や文化が交じりあうメルティングポットを目指すものとされています。

出典:JR東日本クロスステーション
食の雑誌dancyu(ダンチュウ)がプロデュースする食堂のイメージパースです。
「毎日通いたくなる」をコンセプトに提案するメニューで、昼は定食、夜はお酒とつまみを楽しめる店舗となります。
誌面との連動企画や生産者と消費者をつなぐイベントも実施予定とのことです。

出典:JR東日本クロスステーション
カフェ、和洋中、エスニックなどバラエティ豊かな業種が入ります。
おひとりでのクイックランチや仲間と楽しめる居酒屋・バルなど多種多様な業態が展開されます。
既存人気店が生まれ変わる他、人気のビストロ、老舗の鰻卸業にルーツを持つ鰻専門店などが登場予定です。

出典:JR東日本クロスステーション