2022/04/20
スカイル再開発構想 |
スカイル再開発構想は、愛知県名古屋市中区栄の栄交差点南西側に位置している百貨店のスカイルを再開発する構想です。
1973年12月に建設されたスカイルが入る地上11階、地下3階の「栄ビル」を建て替えるほか、名古屋鉄道グループ独自ブランドの高級マンション展開の計画も浮上しています。
再開発構想の準備を進める段階とのことで、詳細な計画は発表されていませんが、スカイルのある街区を一体化した再開発や商業施設のみならず、別で名古屋鉄道グループ独自ブランドの高級マンション展開の計画も進められていることから、高級マンションが入るのではないかという噂もあります。
2022年4月時点では、既存建築物のスカイルが建っている状態となっています。
参考資料、引用元
・中部経済新聞 名鉄 新組織で地域活性化に力 「スカイル」再開発準備へ 独自ブランド高級マンション都心部で拡大
・名古屋市 名古屋駅・伏見・栄地区都市機能誘導制度

概要
・名称 スカイル再開発構想
・計画名 ---
・name ---
・中文名 ---
・所在地 愛知県名古屋市中区栄3丁目4番5
・用途 ---
・階数 地上--階、地下--階
・高さ ---
・構造 ---
・基礎工法 ---
・総戸数 ---戸
・客室数 ---室
・敷地面積 ---㎡
・建築面積 ---㎡
・延床面積 ---㎡
・着工 ---
・竣工 ---
・建築主 ---
・設計 ---
・施工 ---
・最寄駅 栄、栄町
(2022年4月8日等 撮影)
位置図
東側から見たスカイルの様子です。
スカイルの入る栄ビルは1973年12月に竣工しており、スカイルとメルサから構成される店舗面積は5,780㎡となっています。
竣工から既に49年となるため、建物は老朽化が進んでいます。

栄交差点周辺では再開発計画が次々と浮上し、交差点北東側では、地上41階、地下4階、高さ211.700mの超高層ビル「(仮称)錦三丁目25番街区計画」が計画されており、南東側では、コロナ禍による計画見直しとなってしまいましたが地上34階、地下4階、高さ180mの超高層ビル「オリエンタルビル(名古屋三越栄店)再開発・建て替え計画」が計画中、北東側では複合商業ビルの「BINO栄」が開業しています。

南西側から見たスカイル再開発構想計画地の様子です。
あくまで「噂レベル」の話ですが、街区一体での再開発という話もあります。スカイルのみで建て替える場合でも名古屋駅・伏見・栄地区都市機能誘導制度の容積率1,300%区域に入るため、非常に大型な超高層ビルの建設も可能な区域となります。

名古屋市の「名古屋駅・伏見・栄地区都市機能誘導制度」の緩和区域を示した資料です。
スカイルの入る栄ビルは、容積率1,300%区域に含まれています。

出典:名古屋市
中部電力MIRAI TOWER(栄テレビ塔)から見たスカイル再開発構想の計画地の様子です。

隣接地の丸栄跡地では、2022年3月31日に暫定商業施設「マルエイガレリア」が開業しています。
「丸栄・栄町ビル・ニューサカエビル跡地」では、興和による大規模な再開発計画がなされており、こちらにも巨大な超高層ビルが建設される可能性があります。

スカイル再開発構想計画地の周辺の再開発計画をGoogle Earthのポリゴンを用いて表現した簡易パースです。

上空から見たスカイル再開発構想計画地の位置です。

先行して再開発が進められた名駅エリアに次ぎ、栄エリアでも再開発により超高層ビル建設が進められています。

Google Earthによる簡易パースでは高さ約160m程度として作成しましたが、実際は名古屋駅・伏見・栄地区都市機能誘導制度の容積率1,300%区域に含まれるため、もう少し高くなる可能性があります。
また、街区一体での再開発の場合は、敷地面積が非常に広くなるため、高さ250~300m級の超高層ビルも建設可能ではないかと思われますが、昨今のオフィス需要やホテル需要低迷といった課題もあります。
外国人の長期滞在者向けに高級サービスアパートメントや富裕層向けの都心高級レジデンスなど、居住用途も含まれる超高層ビルになるかもしれません。

整理番号 ---