2022/04/26
ベイシティタワーズ神戸 WEST/ベイシティタワーズ神戸 EAST/新港突堤西地区(第1突堤基部)再開発事業 |
ベイシティタワーズ神戸 WEST/ベイシティタワーズ神戸 EAST/新港突堤西地区(第1突堤基部)再開発事業は、兵庫県神戸市中央区の新港突堤西地区で開発が進められている大規模複合再開発事業です。
再開発事業により、歩道の拡幅や、広場、デッキの整備を行うことで、回遊性の向上を図るとともに、文化、商業、ビジネス、居住などの様々な機能を複合的に導入することで、賑わいのあるウォーターフロント空間を形成し、神戸の中心エリアと一体となってまちづくりを進めることで、本計画地及び周辺エリアの活性化を図るものとされています。
3工区には地上4階、地下1階の文化施設「神戸ポートミュージアム」、4工区には地上8階、高さ41.1mの事務所、集会場、展示場、物販店舗、飲食店舗から構成される「STAGE FELISSIMO」、5工区には地上27階、地下1階、高さ99.99m、総戸数346戸の共同住宅、店舗から構成される「ベイシティタワーズ神戸 WEST」、6工区には地上6階の自動車車庫、7工区には地上10階、高さ51.99mの物販店舗、展示場、飲食店舗、事務所から構成される「GLION Awa-s Building」、8工区には地上27階、地下1階、高さ99.99m、総戸数353戸の共同住宅、店舗から構成される「ベイシティタワーズ神戸 EAST」が建設されます。
街区全体の着工は2019年4月15日、3工区が2020年1月中旬、4工区が2019年9月初旬、5工区が2019年11月15日、6工区が2019年11月初旬、7工区が2019年9月初旬、8工区が2019年11月15日、街区全体の竣工は2024年5月31日、3工区が2021年5月末、4工区が2021年1月8日、5工区が2023年1月中旬、6工区が2021年2月、7工区が2020年12月下旬、8工区が2024年9月下旬となっています。
3工区の「神戸ポートミュージアム」は2021年10月29日に開業、4工区の「STAGE FELISSIMO」は2021年1月18日に供用開始、7工区の「GLION Awa-s Building」は2021年4月16日に供用開始しています。
2022年4月時点では、5工区の「ベイシティタワーズ神戸 WEST」は26~29階付近の躯体施工、8工区の「ベイシティタワーズ神戸 EAST」は基礎工事が進められていました。
参考資料、引用元
・神戸市 神戸開港150年 記念プロジェクト 新港突堤西地区(第1突堤基部)再開発事業 事業者の公募について
・神戸市 新港第1~第2突堤間における水域活用計画
・国土交通省 民間都市再生事業計画(新港突堤西地区(第1突堤基部)再開発事業)を認定
~ 神戸の新港町に、賑わいのあるウォーターフロント空間を形成 ~
・神戸ポートミュージアム 公式サイト
・住友不動産/関電不動産開発 神戸開港150年記念プロジェクト 『ベイシティタワーズ神戸』始動
・ベイシティタワーズ神戸 WEST/EAST 公式サイト
過去の記事
→2019年9月6日投稿 新港突堤西地区(第1突堤基部)再開発事業 5工区(住宅・商業)
→2019年9月7日投稿 新港突堤西地区(第1突堤基部)再開発事業 8工区(住宅・商業)

概要
・名称 ベイシティタワーズ神戸 WEST/ベイシティタワーズ神戸 EAST/新港突堤西地区(第1突堤基部)再開発事業
・計画名 新港突堤西地区(第1突堤基部)再開発事業
・name Bay City Towers Kobe WEST / Bay City Towers Kobe EAST/New Port Jetty West Area (1st Jetty Base) Redevelopment Project
・中文名 贝城塔神户西/贝城塔神户东/新港码头西区(第一码头基地)再开发项目
・所在地 3工区:兵庫県神戸市中央区新港町71番
4工区:兵庫県神戸市中央区新港町71番
5工区:兵庫県神戸市中央区新港町71番3
6工区:兵庫県神戸市中央区新港町71番
7工区:兵庫県神戸市中央区新港町71番
8工区:兵庫県神戸市中央区新港町71番1
・用途 3工区:博物館その他これに類するもの、物販店舗、飲食店舗
4工区:事務所、集会場、展示場、物販店舗、飲食店舗
5工区:共同住宅、店舗
6工区:自動車車庫
7工区:物販店舗、展示場、飲食店舗、事務所
8工区:共同住宅、店舗
・階数 3工区:地上4階、地下1階
4工区:地上8階
5工区:地上27階、地下1階
6工区:地上6階
7工区:地上10階
8工区:地上27階、地下1階
・高さ 3工区:---
4工区:41.1m
5工区:99.99m
6工区:---
7工区:51.99m
8工区:99.99m
・構造 3工区:鉄筋コンクリート造、鉄骨造
4工区:鉄骨造
5工区:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
6工区:鉄骨造
7工区:鉄骨造
8工区:鉄筋コンクリート造
・基礎工法 3工区:---
4工区:---
5工区:杭基礎
6工区:---
7工区:---
8工区:杭基礎
・総戸数 699戸※街区全体
5工区:346戸
8工区:353戸
・敷地面積 26,745.99㎡
3工区:3,342.02㎡ ※国土交通省資料
4工区:2,270.65㎡ ※国土交通省資料
5工区:5,300.07㎡ ※公式サイト
6工区:3,342.02㎡ ※国土交通省資料
7工区:2,976.54㎡ ※国土交通省資料
8工区:5,300.01㎡ ※公式サイト
・建築面積 13,357㎡
3工区:3,450㎡ ※国土交通省資料
4工区:1,482㎡ ※国土交通省資料
5工区:1,681.98㎡ ※公式サイト
6工区:2,109㎡ ※国土交通省資料
7工区:1,390㎡ ※国土交通省資料
8工区:1,605.95㎡ ※公式サイト
・延床面積 114,217㎡
3工区:8,075㎡ ※国土交通省資料
4工区:8,329㎡ ※国土交通省資料
5工区:36,959.46㎡
6工区:12,724㎡ ※国土交通省資料
7工区:11,051㎡ ※国土交通省資料
8工区:36,593.83㎡
・着工 2019年4月15日
3工区:2020年1月中旬
4工区:2019年9月初旬
5工区:2019年11月15日
6工区:2019年11月初旬
7工区:2019年9月初旬
8工区:2019年11月15日
・竣工 2024年5月31日
3工区:2021年5月末
4工区:2021年1月8日
5工区:2023年1月中旬
6工区:2021年2月
7工区:2020年12月下旬
8工区:2024年9月下旬
・建築主 住友不動産、関電不動産開発、SMBC 信託銀行、AQUART 神戸、AQUART PARK 神戸、デカンショライオン、フェリシモ
3工区:AQUART 神戸
4工区:フェリシモ
5工区:住友不動産、関電不動産開発
6工区:AQUART PARK 神戸
7工区:デカンショライオン
8工区:住友不動産、関電不動産開発
・設計 3工区:大成建設
4工区:石本建築事務所
5工区:前田建設工業
6工区:内藤ハウス
7工区:IAO竹田設計
8工区:前田建設工業
・施工 3工区:大成建設
4工区:錢高組
5工区:前田建設工業
6工区:内藤ハウス
7工区:日本建設
8工区:前田建設工業
・最寄駅 貿易センター、神戸三宮、三ノ宮、三宮・花時計前
(2022年4月9日撮影)
建築計画の概要板
▼5工区建築計画

▼8工区建築計画

▼開発事業計画

位置図
区域図

出典:国土交通省
配置図
▼工区配置図

▼施設配置図

出典:住友不動産/関電不動産開発
断面図

出典:国土交通省
イメージパース
▼街区全体

▼ベイシティタワーズ神戸 WEST/EAST

▼GLION Awa-s Building

▼STAGE FELISSIMO

▼神戸ポートミュージアム

出典:ベイシティタワーズ神戸 WEST/EAST公式サイト
3工区:神戸ポートミュージアム
新港突堤西地区(第1突堤基部)再開発事業3工区には、地上4階、地下1階の文化施設「神戸ポートミュージアム」が建っています。
神戸ポートミュージアムは、アクアリウム、フードホール、ブライダルデスクで構成された複合文化施設です。
シンボリックな外観は「隆起する大地と侵食する水により生まれた造形」を表現しており、新しい文化と食を体験できる、神戸のウォーターフロントエリアに誕生した新しいランドマークとなっています。

神戸ポートミュージアムのエントランス付近の様子です。
サイン・ロゴの「KPM」が目立ちます。
1階にはフードホールの「TOOTH MART FOOD HALL&NIGHT FES」、2~4階には劇場型アクアリウムの「atoa (アトア) 」が入っています。

神戸ポートミュージアム周辺は歩道状空地が整備され、緑豊かな歩行空間が創出されています。

3工区南西側には、クルドサックが設けられています。

神戸ポートミュージアムのサインです。

神戸ポートミュージアムのエントランス部分大階段の様子です。

南東側から見た神戸ポートミュージアムの様子です。
外観意匠は地層のような見た目をしたコンクリートの骨材が露出したものとなっており、打設後に高圧の水を噴射して砕石や砕砂を洗い出したものとなっています。

神戸ポートミュージアム南側の広場と神戸の街並みの様子です。

北西側から見た神戸ポートミュージアムの様子です。

屋上にも樹木が植えられた大胆な屋上緑化が施されています。

4工区:STAGE FELISSIMO
新港突堤西地区(第1突堤基部)再開発事業4工区には、地上8階、高さ41.1mの事務所、集会場、展示場、物販店舗、飲食店舗から構成される「STAGE FELISSIMO」が建っています。
STAGE FELISSIMOには、大手通信販売会社である「フェリシモ」の本社が入っており、2021年1月18日に供用が開始されています。

各街区とはデッキで結ばれており、大階段で広場に接続されています。

南側、海側へ突き出た低層部分は、一面ガラス張りの軒の深い外観デザインが特徴的です。

デッキからは神戸のポートターミナルを一望できます。

西側デッキから見た大階段と広場、STAGE FELISSIMO低層部分の様子です。

STAGE FELISSIMO頂部には、フェリシモのロゴが設置されています。

5工区:ベイシティタワーズ神戸 WEST
新港突堤西地区(第1突堤基部)再開発事業5工区には、地上27階、地下1階、高さ99.99m、総戸数346戸の共同住宅、店舗から構成される「ベイシティタワーズ神戸 WEST」が建設中です。
建築主は住友不動産、関電不動産開発、設計施工は前田建設工業となっており、専有面積は41.83㎡~104.45㎡、間取りは1LDK~3LDKとなっています。
2022年4月撮影時には、26~29階付近の躯体施工が行われていました。

ベイシティタワーズ神戸 WESTの高層部分の様子です。

南東側から見上げた建設中のベイシティタワーズ神戸 WESTの様子です。

ベイシティタワーズ神戸 WESTの低層部分の様子です。各街区とデッキで直結します。

北東側から見た建設中のベイシティタワーズ神戸 WESTの様子です。

北側から見た建設中のベイシティタワーズ神戸 WESTの様子です。

北西側から見た建設中のベイシティタワーズ神戸 WESTの様子です。

北西側から見た建設中のベイシティタワーズ神戸 WEST低層部分の様子です。

共用施設には、1階にグランドエントランス、車寄せコーチエントランス、ラウンジ、2階にグランドエントランスホール、フィットネスルーム、3階にテレワークラウンジ、20階にスカイラウンジ、パーティールーム、ゲストルームが入ります。

出典:ベイシティタワーズ神戸 WEST 公式サイト
「グランドエントランス」の完成予想パースです。ニ層吹抜、大庇まで高さ約9mとダイナミックな空間となります。

出典:ベイシティタワーズ神戸 WEST 公式サイト
「車寄せコーチエントランス」の完成予想パースです。

出典:ベイシティタワーズ神戸 WEST 公式サイト
「グランドエントランスホール」の完成予想パースです。

出典:ベイシティタワーズ神戸 WEST 公式サイト
「グランドエントランスホール」の完成予想パースです。天井高約7m、広さ約190㎡もの空間となります。

出典:ベイシティタワーズ神戸 WEST 公式サイト
建物外観・高層部分の完成予想パースです。

出典:ベイシティタワーズ神戸 WEST 公式サイト
「ベイコート」の完成予想パースです。
街区南西側に位置する合計約1,500m²の広場で、起伏のあるマウンド造成は水面の揺らぎをイメージしています。

出典:ベイシティタワーズ神戸 WEST 公式サイト
ベイシティタワーズ神戸 WESTの完成予想パースです。
建物頂部には、海への方向性を表す帆を模した屋上フィンや、外観には海が似合う白を基調にアクセントカラーを配したファサード、ベイコートとの一体感を生むガラスと神戸らしい色合いの基壇部といった意匠が採用されています。

出典:ベイシティタワーズ神戸 WEST 公式サイト
6工区:立体駐車場棟
新港突堤西地区(第1突堤基部)再開発事業6工区には、立体駐車場が建設されています。
駐車台数は502台となっています。

7工区:GLION Awa-s Building
新港突堤西地区(第1突堤基部)再開発事業7工区には、地上10階、高さ51.99mの物販店舗、展示場、飲食店舗、事務所から構成される「GLION Awa-s Building」が建っています。
GLIONグループの本社ビルとなっており、1~2階にはGLION Awa-s BuildinG Kobe BMW ハーバー神戸支店とBMWのショールーム、3階にはGLION Awa-s BuildinG MINI ハーバー神戸のショールームが入っています。

南東側から見たGLION Awa-s Buildingの様子です。

「双胴船」の船首部分となり、神戸港から波を切り、大海原へ航海する様をジーライオングループの勢いと重ね合わせた外観デザインとなっています。

南西側から見たGLION Awa-s Buildingの様子です。

西側から見たGLION Awa-s Buildingの様子です。
頂部には、GLIONロゴも取り付けられています。

GLION Awa-s Buildingの低層部分の様子です。

GLION Awa-s Buildingエントランスの様子です。

GLION Awa-s Buildingの2階デッキで各街区と接続されています。

南側には、広々とした歩道状空地が配置されています。

低層部分には、BMWのショールームが入っています。

2階デッキは8工区のベイシティタワーズ神戸 EAST方面へ延伸される計画で、現在は一部伸びた状態となっています。

北東側から見たGLION Awa-s Buildingの様子です。

8工区:ベイシティタワーズ神戸 EAST
新港突堤西地区(第1突堤基部)再開発事業 8工区に建設中のベイシティタワーズ神戸 EASTは、地上27階、地下1階、高さ99.99m、総戸数353戸の共同住宅、店舗から構成されるタワーマンションとなります。
竣工予定は、2024年9月下旬となっており、先行して建設されているWESTより1年半遅れて竣工します。

南側から見た建設中のベイシティタワーズ神戸 EASTの様子です。

南東側から見た建設中のベイシティタワーズ神戸 EASTの様子です。
EASTは、専有面積41.10㎡~93.79㎡、1LDK~3LDKの間取りとなり、2023年7月下旬に販売開始の予定となっています。

南東側隣接地の新港突堤西地区(第2突堤基部)再開発事業では、神戸のウォーターフロントで初めてとなる大規模多目的アリーナ「KOBE Smartest Arena」の建設計画が進められています。
1万人超規模の⽔際の魅⼒を最⼤限⽣かしたアリーナが計画されており、プロスポーツ興行、国内外トップアーティストによる音楽興行、MICEなど、多様な興行や演出に対応可能となる見込みです。

出典:神戸市
整理番号B-0927-02/B-0929-02