2022/05/13
(仮称)相模大野4丁目計画 |
(仮称)相模大野4丁目計画は神奈川県相模原市南区の小田急線相模大野駅北側の伊勢丹相模原店跡地で建設中の地上41階、地下3階、高さ154.11m、総戸数687戸の超高層タワーマンションです。
フロア構成は、高層棟の地下1階は共同住宅共用部、地上1階は商業・地域貢献施設、駐輪場、地上2階は商業・地域貢献施設、地上3階以上は共同住宅となっており、低層棟の地下1~3階、及び地上1階は駐車場、地上2階は商業・地域貢献施設となります。
また、相模大野駅方面から相模大野中央公園方面へ抜ける公共歩廊デッキも設けられます。
電気・ガス併用の新築分譲マンションでは国内初となる、CO2排出量実質ゼロのプラウドシリーズとなることが特徴となっています。
東京ガス供給エリアでは新築分譲マンション初採用となる「カーボンニュートラル都市ガス」を687戸全戸に導入予定、更にマンション内で使用する電気に関しては、実質再生可能エネルギー100%の電気料金プラン「さすてな電気」や当該物件の立地する相模原市内にある卒 FIT 太陽光由来等の再生エネルギーの採用するものとされています。
伊勢丹相模原店は2019年9月30日に閉店、既存建築物の解体着手は2020年3月17日、2022年3月1日に着工、竣工は2025年5月31日の予定となっており、2022年5月時点では、基礎工事が進められていました。
参考資料、引用元
・野村不動産 国内初 電気・ガス CO₂排出量実質ゼロの分譲マンション建築決定 プラウドシリーズ「(仮称)相模大野 4 丁目計画」(旧伊勢丹跡地) ―再生可能エネルギーによる電気自動車充電設備を駐車場全区画に設置―(野村不動産)
過去の記事
→2019年9月30日投稿 伊勢丹相模原店 跡地再開発
→2020年6月4日投稿 伊勢丹相模原店 跡地再開発
→2020年12月1日投稿 (仮称)相模大野4丁目計画
→2021年2月3日投稿 (仮称)相模大野4丁目計画
→2021年12月25日投稿 (仮称)相模大野4丁目計画 新築工事

出典:野村不動産 ニュースリリース
概要
・名称 (仮称)相模大野4丁目計画
・計画名 (仮称)相模大野4丁目計画 新築工事/伊勢丹相模原店 跡地再開発
・name (Tentative name) Sagamiono 4-chome plan
・中文名 (暂定名)相模大野4丁目计划
・所在地 神奈川県相模原市南区相模大野4丁目4009番45
・用途 高層棟:共同住宅、店舗、地域貢献施設
低層棟:商業、地域貢献施設
・階数 高層棟:地上41階、地下3階
低層棟:地上3階、地下2階
・高さ 高層棟:154.11m (軒高:146.36m)
低層棟:約15m
・構造 鉄筋コンクリート造、鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
・基礎工法 杭基礎(現場造成杭)
・総戸数 687戸
・敷地面積 10,186.49㎡
・建築面積 7,489.85㎡
・延床面積 83,535.05㎡
・着工 2022年3月1日 (解体着手:2020年3月17日)
・竣工 2025年5月31日
・建築主 野村不動産
・設計 三井住友建設
・施工 三井住友建設
・最寄駅 相模大野
(2022年5月4日撮影)
建築計画の概要板

位置図
区域図

出典:相模原市
配置図

出典:相模原市
立面図


出典:相模原市
断面図

出典:相模原市
イメージパース

出典:相模原市
南西側から見た建設中の(仮称)相模大野4丁目計画の様子です。

伊勢丹 相模原店は、1990年9月25日に米陸軍医療センター跡地に開業、1991年にはテレビドラマ「デパート!物語シリーズ」のロケ地ともなったほどで、全盛期には道路を挟んだ南側に別棟のA館、B館もありましたが、2016年2月1日に閉館しています。

北西側から見た建設中の(仮称)相模大野4丁目計画 の様子です。

(仮称)相模大野4丁目計画の北側には「相模女子大学グリーンホール(相模原市文化会館)」が建っていますが、こちらは建て替えはなされずそのまま供用されます。

北側に広がる相模大野中央公園から見た建設中の(仮称)相模大野4丁目計画の様子です。

現在は相模大野中央公園から南側を見ると、地上26階、地下1階、高さ103mのタワーマンション「プラウドタワー相模大野」と地上20階のタワーマンション「ボーノ相模大野 スカイフラッツ」が建っている様子を確認できます。
2025年5月にはこちらの手前側にの(仮称)相模大野4丁目計画が聳え立つことになります。

相模大野中央公園から見た(仮称)相模大野4丁目計画の完成予想パースです。

出典:相模原市
相模大野中央公園の様子です。
駅前のコンパクトな繁華街を通り、(仮称)相模大野4丁目計画のデッキを経由し、相模女子大学グリーンホール(相模原市文化会館)を抜けるとこちらの相模大野中央公園に到達します。

相模女子大学グリーンホール(相模原市文化会館)のデッキの様子です。

相模女子大学グリーンホール(相模原市文化会館)側から見た(仮称)相模大野4丁目計画の様子です。
現在は仮囲いで閉ざされていますが、将来的には地域貢献施設や店舗などの配置される公共歩廊デッキへ接続されます。

北東側から見た建設中の(仮称)相模大野4丁目計画の様子です。

南東側から見た建設中の(仮称)相模大野4丁目計画の様子です。

東側隣接地には「相模原市営相模大野自動車駐車場」が建っています。
1階には成田空港や羽田空港に向かう中長距離バスのターミナルも入っています。

地下に駐車場、地上に商業・地域貢献施設や公共歩廊デッキが入る低層棟は、既存建築物の再利用がなされており、当初計画から施工段階での CO2排出量を約35%削減しているとのことです。
駐車場は、2030年の電気自動車の普及を見据え、充電インフラ整備として屋内平置き駐車場約200台全区画に充電用コンセントを設置し、充電に利用する電力には実質再生可能エネルギーの使用が予定されています。
さらに、急速充電器付きの来客者用駐車場や、電気自動車のカーシェアなども予定されており、国道16号など周辺の道路事情も合わせて自動車も使いやすい計画となっています。

アーケード「コリドー街」からエスカレーターで登った所にある既存のデッキも活用されます。

デッキ上に設けられる広場の完成予想パースです。地域貢献施設を含む広場には、巨大なスクリーンが描かれています。

出典:野村不動産ニュースリリース
南西側から見た(仮称)相模大野4丁目計画 低層棟の様子です。
既存建築物の一部が再利用されるため、鉄筋コンクリートの躯体が剥き出しとなっていました。

南側から見た建設中の(仮称)相模大野4丁目計画の様子です。
正式名称はまだ未発表ですが、ニュースリリースに「CO2排出量実質ゼロのプラウドシリーズ」との記載があることから、プラウドブランドのマンションとなります。
相模大野には既に「プラウドタワー相模大野」があるため、「プラウドシティ相模大野タワー」や「プラウド相模大野ザ・タワー」など、別の名称になるものと思われます。

高層棟の建設される敷地西側も既存建築物の解体、除去がほぼ完了しており、現地概要板では2022年3月1日に着工しているものとされています。

(仮称)相模大野4丁目計画の西側には、都市再生機構の「ロビーシティ相模大野」が建っています。
低層棟・高層棟合わせて全16棟、総戸数633戸、1987年3月竣工の大規模マンションです。
相模大野は「マンション激戦区」と呼ばれており、常にエリアのどこかでマンションが建設されているほか、都心部まで通勤可能な首都圏郊外都市においてそこそこ割安感ある価格帯かつ駅前の利便性が非常に高い立地という特徴があります。
ここ数年で販売された新築マンションの平均坪単価は、210万円台~高くても280万円台となっており、中古マンションは平均坪単価約180万円台程度となっています。
こちらの(仮称)相模大野4丁目計画も坪単価200~300万円台程度となるのではと予想しています。

拡大すると、一部の既存躯体も残されていることがわかります。

相模大野駅前から見たアーケード「コリドー街」と(仮称)相模大野4丁目計画 新築工事計画地の様子です。

超高層タワーマンション部分は西側にずれて建設されるため、このように一部しか見えない予定です。

出典:相模原市
コリドーからはこのように見えます。

出典:相模原市
上空から見た建設中の(仮称)相模大野4丁目計画と周辺の様子です。
相模大野駅前にはコンパクトな繁華街と、駅直上の駅ビル商業施設「相模大野ステーションスクエア」、駅直結タワーマンション一体型ショッピングモール「ボーノ相模大野」があり、駅徒歩圏内にショッピング施設が充実しているほか、隣の町田駅周辺には大規模な繁華街もあり、都心まで出なくても利便性の高いベッドタウンとなっています。

整理番号B-0955-06