2022/05/22
クロスゲート金沢 (CROSS GATE KANAZAWA) ホテル・レジデンス棟/ハイアットハウス金沢/ザ・レジデンス金沢 |
クロスゲート金沢 (CROSS GATE KANAZAWA) は、石川県金沢市広岡1丁目の金沢駅金沢港口(西口)に建つ地上15階、地下1階、高さ59.95mのホテル・レジデンス棟と地上14階、地下1階、高さ59.95mのホテル棟から構成されている大規模高層複合ビルです。
2016年4月に金沢市が公募した「インターナショナルブランドホテル事業」として、JR金沢駅の西側に位置する土地をオリックスが取得し、複合施設を開発するプロジェクトとなっています。
施設名称である「クロスゲート金沢」には、「世界の交流拠点都市」を目指す金沢の玄関口で、ヒト、コト、モノが交差する新しい交流の場として、地域の皆さまと来訪者が交わり、賑わいや新しい価値が創造される施設にしたいという思いを込めているとのことです。
施設構成は、ホテル・レジデンス棟の1~2階に商業施設、3階に屋上庭園の金沢みらいの丘、4~7階に長期滞在型ホテル「ハイアットハウス金沢」、8~15階に分譲マンションの「ザ・レジデンス金沢」となっており、ホテル棟の1~14階にハイアットセントリック金沢となっています。
また、建築主はオリックス、設計、施工は竹中工務店です。
施設全体で米国の環境性能評価システム「LEED (Leadership in Energy & Environmental Design)の「LEED ND(近隣開発)」、施設の中核である2ホテルで「LEED NC (現LEED BD+C、建築設計および建設)」のシルバー認証を取得しており、フルサービスホテルでLEED認証を取得するのは日本初とのことです。
クロスゲート金沢 (CROSS GATE KANAZAWA) ホテル・レジデンス棟/ハイアットハウス金沢/ザ・レジデンス金沢は、地上15階、地下1階の高層複合ビルで、商業施設は店舗面積約3,124㎡、店舗数は34店舗、長期滞在型ホテル「ハイアットハウス金沢」は客室数92室、スイートは20室、分譲マンションの「ザ・レジデンス金沢」は総戸数114戸、専有面積42.07㎡~180.77㎡、間取りは1LDK~4LDKとなっています。
着工は2018年2月13日、起工式は2018年2月20日、竣工は2020年4月30日、分譲マンション入居開始が2020年6月5日、開業日は2020年8月1日となっており、竣工・開業しています。
参考資料、引用元
・クロスゲート金沢 公式サイト
・ハイアットハウス金沢 公式サイト
・ザ・レジデンス金沢 公式サイト
・ハイアットセントリック金沢 公式サイト
・オリックス クロスゲート金沢が、米国環境性能評価LEED認証を取得
・オリックス 金沢駅西口複合開発プロジェクト「クロスゲート金沢」2020年8月1日(土)に開業決定
・オリックス 金沢駅西口複合開発プロジェクト 施設名称を「クロスゲート金沢」に決定~国内外から人・モノ・情報が集う玄関口を表現したロゴマークを採用~
・大京 「ザ・レジデンス金沢」マンションギャラリーオープン

概要
・名称 クロスゲート金沢 (CROSS GATE KANAZAWA) ホテル・レジデンス棟/ハイアットハウス金沢/ザ・レジデンス金沢
・計画名 金沢駅西口複合開発プロジェクト
・name CROSS GATE KANAZAWA Hotel・Residence Building/Hyatt House Kanazawa/The Residence Kanazawa
・中文名 十字门金泽酒店公寓楼/金泽凯悦嘉寓酒店/金泽公寓
・所在地 地名地番:石川県金沢市広岡1丁目501番ほか
住居表示:石川県金沢市広岡1丁目5番3
・用途 ホテル、共同住宅、店舗
・階数 ホテル・レジデンス棟:地上15階、地下1階
ホテル棟:地上14階、地下1階
・高さ ホテル・レジデンス棟:59.95m
ホテル棟:59.95m
・構造 鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
・基礎工法 杭基礎
・総戸数 114戸
・客室数 ハイアットセントリック:253室
ハイアットハウス金沢:92室
・敷地面積 7,423.74㎡
・建築面積 6,585.82㎡
・延床面積 53,935.28㎡
・着工 2018年2月13日(起工式:2018年2月20日)
・竣工 2020年4月30日
・建築主 オリックス
・設計 竹中工務店
・施工 竹中工務店
・最寄駅 金沢
(2022年5月2日撮影)
位置図
配置図

出典:金沢市
断面図

出典:ザ・レジデンス金沢 公式サイト
フロア構成
▼ホテル・レジデンス棟
・1~2階:商業施設
・3階:金沢みらいの丘
・4~7階:ハイアットハウス金沢
・8~15階:ザ・レジデンス金沢
▼ホテル棟
・1~14階:ハイアットセントリック金沢
イメージパース

出典:大京 ニュースリリース
南側、金沢百番街Rinto側から見上げたクロスゲート金沢 (CROSS GATE KANAZAWA) ホテル・レジデンス棟/ハイアットハウス金沢/ザ・レジデンス金沢の様子です。

4~7階には長期滞在型ホテル「ハイアットハウス金沢」、8~15階には分譲マンション「ザ・レジデンス金沢」が入っています。
高層部分は分譲マンションとなっていることから、バルコニーが設置されていることが確認できます。
手摺はガラス手摺、アウトフレームであることが特徴的です。

高架下商業施設「金沢百番街Rinto」と円形の屋根で接続され、金沢駅西広場歩行環境整備事業により道路の歩行者専用化がなされました。

クロスゲート金沢 (CROSS GATE KANAZAWA)の共用部分には、伝統工芸「組子細工」をモチーフにしたデザインが取り入れられています。

クロスゲート金沢 (CROSS GATE KANAZAWA)のエントランスです。
屋根で接続されている金沢百番街Rintoを介して、JR北陸新幹線、IRいしかわ鉄道、JR北陸本線、北陸鉄道浅野川線のターミナルとなっている金沢駅と直結しています。

現地に設置されているクロスゲート金沢 (CROSS GATE KANAZAWA)商業施設のテナント一覧です。

現地にて撮影
1階の駅前広場に面してコーヒーチェーン店の「スターバックス コーヒー クロスゲート金沢店」が入っています。
金沢駅周辺はスタバが非常に多く、3店舗あります。なお、金沢駅周辺にタリーズは1店舗、ドトールは0店舗、サンマルクカフェ0店舗、プロント0店舗、コメダ0店舗となっており、スタバ一強となっています。

クロスゲート金沢 (CROSS GATE KANAZAWA)の駅前広場側エントランスです。

金沢駅西広場歩行環境整備事業により拡張された金沢駅西広場とクロスゲート金沢 (CROSS GATE KANAZAWA)の低層部分の様子です。

クロスゲート金沢 (CROSS GATE KANAZAWA)の商業施設イメージパースです。
商業施設は1~2階に入っており、店舗面積約3,124㎡、店舗数は34店舗となっています。

出典:クロスゲート金沢 公式サイト
屋上庭園「金沢みらいの丘」へ向かうエスカレーターの様子です。

屋上庭園「金沢みらいの丘」の様子です。
本施設の中心的な位置にあり、地域の方、国内外の観光客など施設の利用者が集まる広場では、イベントなどを定期的に開催する予定となっています。

屋上庭園「金沢みらいの丘」のイメージパースです。

出典:クロスゲート金沢 公式サイト
屋上庭園「金沢みらいの丘」に面してハイアットハウス金沢のテラス空間が設けられています。

ハイアットハウス金沢のテラス空間の様子です。

屋上庭園「金沢みらいの丘」から見た金沢駅前の様子です。

屋上庭園「金沢みらいの丘」から見上げたクロスゲート金沢 (CROSS GATE KANAZAWA)の様子です。

屋上庭園「金沢みらいの丘」への出入り口となっているペントハウスは、三角形のガラス張りの空間が特徴となっています。

クロスゲート金沢 (CROSS GATE KANAZAWA)の南側は、金沢駅西広場歩行環境整備事業により車道が廃止され、広場状の歩行空間が整備されています。

東側から見上げたクロスゲート金沢 (CROSS GATE KANAZAWA) ホテル・レジデンス棟/ハイアットハウス金沢/ザ・レジデンス金沢の様子です。

高層部分は分譲マンション「ザ・レジデンス金沢」となっていることから、バルコニーのガラス手摺が目立ちます。

中層部分は長期滞在型ホテル「ハイアットハウス金沢」となっており、バルコニーが活用される機会が無いため、手摺は簡素なものとなっています。

東側から見たクロスゲート金沢 (CROSS GATE KANAZAWA) ホテル・レジデンス棟/ハイアットハウス金沢/ザ・レジデンス金沢低層部分の様子です。

ザ・レジデンス金沢のエントランスの様子です。
大きく張り出した木目調キャノピーと天然石の外壁が印象的な空間です。
共用施設には、ラウンジ、外部庭園、内廊下が採用されており、24時間利用可能なゴミ置場やトランクルームもあります。

北側から見上げたクロスゲート金沢 (CROSS GATE KANAZAWA) ホテル・レジデンス棟/ハイアットハウス金沢/ザ・レジデンス金沢の様子です。

北側の低層基壇部は立体駐車場、車寄せとなっています。

ザ・レジデンス金沢の駐車場台数は114台となっており、屋内平地式となっています。
また、バイク置き場は2台、自転車置き場は114台です。

クロスゲート金沢 (CROSS GATE KANAZAWA) ホテル・レジデンス棟/ハイアットハウス金沢/ザ・レジデンス金沢の外観デザインは、縦方向に伸びる橙色のマリオンが特徴となっています。
外観意匠にもロゴマークと同じ、金沢の伝統色である「加賀五彩」と言われる黄土と臙脂(えんじ)の色を採用しているものと思われます。

南西側から見たクロスゲート金沢 (CROSS GATE KANAZAWA) ホテル・レジデンス棟/ハイアットハウス金沢/ザ・レジデンス金沢の様子です。
長期滞在型ホテルの「ハイアットハウス金沢」の客室には、約41㎡のキッチンスタジオ、約28㎡のデン キング、約41㎡のアクセシブルルームといったゲストルームや、約53㎡のキッチン コーナー スイート ツイン、約54㎡のキッチン スイート ツインといったスイートが入っています。
施設用途はホテルですが、長期滞在型のため、キッチンが設けられており、部屋によってはドラム式洗濯乾燥機も備え付けられています。
また、付帯施設にはハイアット ハウス 金沢のHレストランやH マーケット、ソーシャルスペース、コワーキングスペース、レンタルスペース at Hレストラン、Pop Upがあります。

金沢駅前から見たクロスゲート金沢 (CROSS GATE KANAZAWA) の様子です。
雁行配置の2棟構成となっていますが、低層部分と地下躯体で構造的に接続されているため、建築基準法上は1棟扱いとなっています。

金沢駅前から見たクロスゲート金沢 (CROSS GATE KANAZAWA) の夜景です。

クロスゲート金沢 (CROSS GATE KANAZAWA) の低層部分商業施設は、前面ガラス張りとなっているため、夜になると屋内が透けて見えます。
天井には伝統工芸「組子細工」をモチーフにしたデザインが取り入れられています。

石川県庁展望台から見たクロスゲート金沢 (CROSS GATE KANAZAWA) の様子です。

整理番号 B-1328-01