2022/05/17
(仮称)相模鉄道本線 (鶴ヶ峰駅付近)連続立体交差事業 |
(仮称)相模鉄道本線 (鶴ヶ峰駅付近)連続立体交差事業は、相模鉄道本線の西谷駅付近~二俣川駅付近の約2.8キロメートルを地下化し、ピーク1時間あたり40分以上遮断している開かずの踏切9箇所を含む10箇所の踏切を除去する計画です。
鶴ヶ峰駅周辺は、二俣川駅周辺とともに旭区の主要な生活拠点に位置付けられており、相鉄本線の連続立体交差事業を行うことにより、「交通渋滞の解消」、「地域防災力の向上」、「地域の一体化」、「まちづくりへの寄与」など、生活環境の向上を図るものとされています。
地下化により、鶴ヶ峰駅は現状の相対式2面2線地上駅、橋上駅舎方式から、相対式2面2線、3層構造の地下駅となります。
駅のホーム長は約210m、ホーム幅員は約4m~約6mで計画されており、構造形式及び工法は駅部分が箱型トンネルで開削工法、延長約0.4m、駅間が円形トンネル、シールド工法、延長約1.7kmとなります。
2022年1月25日には横浜市が都市計画決定、2022年1月25日~2月24日の期間に横浜市環境影響評価条例に基づいた環境影響評価書の縦覧が行われていました。
着工は2023年度、竣工は2028年度となっており、2022年5月時点では現行の地上駅が供用されている状況となります。
参考資料、引用元
・横浜市 相模鉄道本線(鶴ヶ峰駅付近)連続立体交差事業
関連記事
・→2021年6月4日投稿 相鉄・東急直通線(東急新横浜線/相鉄新横浜線)
・→2020年5月20日投稿 相鉄いずみ野線延伸計画

概要
・名称 (仮称)相模鉄道本線 (鶴ヶ峰駅付近)連続立体交差事業
・name (Tentative name) Sagami Railway Main Line (near Tsurugamine Station) Continuous Crossing Project
・中文名 (暂定名)相模铁道本线(鹤岭站附近)连续穿越工程
・区間 約2.8km
西谷駅~二俣川駅間
・構造形式 地下方式
・踏切除却数 10箇所(開かずの踏切9箇所)
・着工 2023年度
・竣工 2028年度
(2022年5月8日撮影)
位置図
区域図

出典:横浜市
配置図

出典:横浜市
断面図

出典:横浜市
相鉄本線鶴ヶ峰駅東側、西谷駅方面の様子です。
西谷3号踏切東側付近から地下化されます。

鶴ヶ峰駅のホームの様子です。
2021年度に可動式ホーム柵(ホームドア)の供用が開始されています。

鶴ヶ峰駅のホーム西側の様子です。
相対式ホーム2面2線を持つ地上駅で、橋上駅舎がホーム西側にあります。改札口は橋上駅舎のみとなっており、上下線ホームそれぞれにトイレと待合室があります。

鶴ヶ峰駅の改札口の様子です。
2020年(令和2年)度の1日平均乗降客数は、4万5,320人となっており、他路線に接続のない相鉄単独駅の中では利用客数が最も多い駅となっています。

鶴ヶ峰駅南口の再開発により建設された「ココロット鶴ヶ峰」へ直結するペデストリアンデッキも整備されています。
地下化に伴い、どのように通路が再整備されるのか気になりますね。

鶴ヶ峰駅と直結している地上29階、高さ108.5mのタワーマンションをメインとした大規模複合施設「ココロット鶴ヶ峰/クリオレジダンスタワー横濱鶴ヶ峰」の様子です。

現在の鶴ヶ峰駅橋上駅舎の様子です。
再開発に合わせて美装化されているため新しく見えますが、橋上駅舎完成は1962年5月14日と半世紀前になります。

鶴ヶ峰駅西側の歩行者専用踏切「鶴ヶ峰1号踏切」です。

鶴ヶ峰駅西側の水道道との平面交差となっている踏切「鶴ヶ峰2号踏切」です。
踏切周辺の道路は踏切を起因とする慢性的な交通渋滞が発生しており、鉄道によって鶴ヶ峰商店街など、まちが分断されています。

鶴ヶ峰2号踏切と3号踏切の中間地点付近の様子です。

鶴ヶ峰3号踏切の様子です。
付近には、スーパー三和 鶴ヶ峰店などもあり、歩行者の往来がそこそこあります。

鶴ヶ峰3号踏切の西側の様子です。

二俣川駅から見た東側、鶴ヶ峰方面の様子です。
計画では、二俣川駅を出てすぐ、保土ヶ谷バイパスの西側で地下へ潜るものとされています。

二俣川駅です。
二俣川駅は、相鉄本線といずみ野線の分岐駅となっており、ホームは2面4線、一日平均乗降客数は6万4,325人の相鉄郊外ターミナル駅となっています。
