2022/05/28
アーバンネット内幸町ビル/ザ ブラッサム 日比谷 |
アーバンネット内幸町ビル/ザ ブラッサム 日比谷は、東京都港区新橋に建つ地上27階、地下2階、高さ136.84mの超高層ビルです。
開発コンセプトは「境界の架け橋」、外観デザインコンセプトは「街に開き、空と未来を映す」とされており、オフィス、ホテル、ピロティ空間の3つの機能で相乗効果を生み出すことや外装は街と空を映すガラスカーテンウォールの採用、1階には大規模なピロティを配置することなどが計画に盛り込まれました。
フロア構成は、地下に駐車場、地上1階にエントランス、ピロティ、2階~17階にオフィス、18階~27階にホテルとなっています。
ホテルは九州旅客鉄道(JR九州)が運営する客室数255室の「THE BLOSSOM HIBIYA(ザ ブラッサム 日比谷)」となり、付帯施設にはレストラン・バー、ミーティングルーム、フィットネスジムが設けられています。
建築主はNTT都市開発、ホテル事業者は九州旅客鉄道、設計は基本設計が日建設計、実施設計が大林組、ホテル内装設計が久米設計、施工は大林組です。
着工は2017年7月下旬、竣工は2019年6月、ホテル開業は2019年8月20日となっており、竣工・開業しています。
参考資料、引用元
・NTT都市開発 アーバンネット内幸町ビル
・ザ ブラッサム 日比谷 公式サイト
・新橋一丁目敷地におけるオフィス・ホテル複合施設に関するお知らせ
・NTT都市開発 港区新橋に新たなビジネス拠点「アーバンネット内幸町ビル」竣工
・九州旅客鉄道/JR九州ホテルズ JR九州グループの新ホテルブランド「THE BLOSSOM」誕生 「THE BLOSSOM HIBIYA」2019年8月20日開業 「THE BLOSSOM HAKATA Premier」2019年秋開業
過去の記事
→2017年11月18日投稿 新橋一丁目プロジェクト
→2019年3月5日投稿 アーバンネット内幸町ビル
→2019年5月20日投稿 アーバンネット内幸町ビル (ザ ブラッサム 日比谷)

概要
・名称 アーバンネット内幸町ビル/ザ ブラッサム 日比谷
・計画名 新橋一丁目プロジェクト、(仮称)新橋一丁目ビル 新築工事
・name Urbannet Uchisaiwasei building
・中文名 城市网内幸町大厦
・所在地 東京都港区新橋一丁目101番2
・用途 事務所、ホテル、店舗
・階数 地上27階、地下2階
・高さ 136.84m(建築物高さ:135.44m、軒高:134.69m)
・構造 鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
・基礎工法 直接基礎
・客室数 255室
・敷地面積 3,072.17㎡
・建築面積 1,466.02㎡
・延床面積 30,721.65㎡
・着工 2017年7月下旬
・竣工 2019年6月
・建築主 NTT都市開発
ホテル事業者:九州旅客鉄道
・設計 基本設計:日建設計
実施設計:大林組
ホテル内装設計:久米設計
・施工 大林組
・最寄駅 新橋、内幸町
(2021年11月13日撮影)
建築計画の概要板

位置図
フロア構成
・地下:駐車場
・地上1階:エントランス、ピロティ
・2階~17階:オフィス
・18階~27階:ホテル
イメージパース

出典:NTT都市開発 ニュースリリース
南西側から見上げたアーバンネット内幸町ビル/ザ ブラッサム 日比谷の様子です。
外観はガラスカーテンウォールで覆われ、規模は東西に65m、南北に21m、オフィス基準階貸室面積は約1,090㎡(約 330坪)となります。

真下から見上げたアーバンネット内幸町ビル/ザ ブラッサム 日比谷の様子です。

南東側から見たアーバンネット内幸町ビル/ザ ブラッサム 日比谷の様子です。

南西側から見たアーバンネット内幸町ビル/ザ ブラッサム 日比谷 低層部分の様子です。

敷地内にはピロティと連続した公開空地や歩道状空地が整備されています。

南側から見たアーバンネット内幸町ビル/ザ ブラッサム 日比谷の様子です。

高層部分はセットバックしており、18階~27階には九州旅客鉄道(JR九州)が運営する客室数255室のホテル「THE BLOSSOM HIBIYA(ザ ブラッサム 日比谷)」が入っています。
客室は、スーペリアダブルが80室、スーペリアツインが123室、スーペリアキングが15室、デラックスコーナーキングが10室、デラックスコーナーツインが10室、HIBIYAスイート(キング)が6室、HIBIYAスイート(ツイン)が6室、ユニバーサルシングルが4室、ユニバーサルダブルが1室となっています。

東側から見上げたアーバンネット内幸町ビル/ザ ブラッサム 日比谷の様子です。

北東側から見上げたアーバンネット内幸町ビル/ザ ブラッサム 日比谷の様子です。

北東側から見たアーバンネット内幸町ビル/ザ ブラッサム 日比谷 低層部分の様子です。
低層部分にはピロティ空間が広がっており、柱とエントランス、エスカレーターだけの巨大な吹き抜け空間であることが特徴となっています。

ホテルの「ザ ブラッサム 日比谷」のエントランスです。

ホテルロビーのイメージパースです。
ロビーエリアは、和洋折衷の格子組と和紙の行燈が空間を柔らかく包み込み、アートワークは、かつて日本の文明開化の象徴として日比谷にあった「鹿鳴館」に集う紳士淑女の華やかさや日本の四季を現代的に表現したものとなっています。
また、館内随所に九州と縁がある美術工芸品などを展示し、九州らしい「おもてなし」も表現ているとのことです。

出典:九州旅客鉄道 ニュースリリース
ホテルエントランスに隣接してオフィスエントランスがあります。
オフィスエントランスからオフィスロビーへは、ガラス張りのロングエスカレーターでアクセスする動線となっています。

オフィスエントランスとロングエスカレーターです。ガラス張りの意匠や巨大な吹き抜けのピロティによって非常に開放的な空間となっています。

オフィスエントランスとホテルエントランスに隣接して車寄せがあります。

ピロティ空間には、このようなアートモニュメントも設置されています。

駐輪場の様子です。

レンタサイクルです。

壁面に止水板が設置されています。

総合設計制度採用による公開空地標示板です。

北西側から見上げたアーバンネット内幸町ビル/ザ ブラッサム 日比谷の様子です。

日比谷・新橋から内幸町にかけての超高層ビル群の様子です。大手町ほどではありませんが、超高層オフィスビルが建ち並ぶ都市景観となっています。

整理番号B-0573-04竣工