2022/06/01
東京ミッドタウン八重洲/ブルガリホテル東京 |
東京ミッドタウン八重洲/ブルガリホテル東京は東京都中央区八重洲で建設中の地上45階、地下4階、高さ240mのA-1街区と地上7階、地下2階、高さ41mのA-2街区から構成されている超高層ビルです。
国際空港や地方都市を結ぶ大規模バスターミナルの整備や東京駅と周辺市街地等を結ぶ、地上・地下の歩行者ネットワークの整備、中央区立城東小学校の整備が行われます。
また、日本橋エリアで進められているライフサイエンスビジネス拠点と連携したビジネスサポート施設を整備することで、国際水準ホテルであるブルガリホテルズ&リゾーツの日本初進出ホテル「ブルガリホテル東京」など、国際競争力を高める都市機能の導入を行うものとされています。
外装デザインは日本国内で初めて「Pickard Chilton」を起用し、外堀通りは江戸城の外濠として水路であったという歴史から着想を得て、「Billowing Sail」をコンセプトに通過する船や帆をイメージしたものとなります。
施設構成は、地下2階にバスターミナル東京八重洲、地下1階~地上3階に商業ゾーン、1階~4階に中央区立城東小学校、2階~3階に子育て支援施設(認定こども園)、4階~5階に屋外テラス、ビジネス交流施設、会議室、7階にテナント専用会議室、7階~38階にオフィス、24階に会員制フィットネス、テナント専用無料ラウンジ、39階~45階にブルガリホテル東京となります。
建築主は八重洲二丁目北地区市街地再開発組合、事業協力者は三井不動産、設計は日本設計、施工は竹中工務店です。
着工は2018年12月1日、竣工は2022年8月下旬、商業施設13店舗の先行開業とバスターミナル開業が2022年9月17日、グランドオープンが2023年3月となっており、2022年5月時点では上棟、仕上げ工事が進められていました。
参考資料、引用元
・東京ミッドタウン八重洲 公式サイト
・ブルガリホテル東京 公式サイト
・東京都 八重洲二丁目北地区市街地再開発組合の設立認可について
・三井不動産 「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」 計画概要について
・三井不動産 「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」着工 ~東京駅前における大規模ミクストユースプロジェクトが始動!交通結節機能の更なる強化へ~
・三井不動産 「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」の街区名称を「東京ミッドタウン八重洲」に決定
日本の玄関口・八重洲に、第3の「東京ミッドタウン」が2022年8月末竣工(予定)
・三井不動産 2023年3月「東京ミッドタウン八重洲」グランドオープン!約60店舗のうち、地下1階の13店舗が9月17日に先行オープン バスターミナル利用者・周辺ワーカーに親和性の高い店舗が集結
・三井不動産 オフィスビル初、デリバリーロボット始動へ
「東京ミッドタウン八重洲」にて各種ロボット・サービス詳細を決定
~DX推進により「リアルエステート・アズ・ア・サービス」を実現し、社会課題解決へ~
・ブルガリ ブルガリ ホテル 東京、2023年開業を発表
過去の記事
→2015年8月4日投稿 (仮称)八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業
→2018年2月19日投稿 八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業新築工事 A-1街区
→2019年1月11日投稿 八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業新築工事 A-1街区
→2019年5月11日投稿 八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業新築工事 A-1街区
→2019年12月31日投稿 八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業新築工事 A-1街区
→2020年7月4日投稿 八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業新築工事
→2021年4月1日投稿 八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業新築工事
→2021年7月31日投稿 東京ミッドタウン八重洲/ブルガリホテル東京
→2021年12月5日投稿 東京ミッドタウン八重洲/ブルガリホテル東京

概要
・名称 東京ミッドタウン八重洲/ブルガリ ホテル 東京
・計画名 八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業新築工事
・name Tokyo Midtown Yaesu/Bulgari Hotel Tokyo
・中文名 东京中城八重洲/东京宝格丽酒店
・所在地 東京都中央区八重洲二丁目2番の一部および3番
・用途 A-1街区:事務所、店舗、ホテル、小学校、バスターミナル、駐車場等
A-2街区:事務所、店舗、駐輪場、駐車場 等
・階数 A-1街区:地上45階、地下4階
A-2街区:地上7階、地下2階
・高さ A-1街区:240m
A-2街区:41m
・構造 A-1街区:鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
A-2街区:鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
・基礎工法 A-1街区:パイルドラフト基礎(直接基礎と杭基礎の複合基礎)
A-2街区:直接基礎
・敷地面積 A-1街区:12,390.43㎡
A-2街区:1,043.69㎡
・建築面積 A-1街区:10,875.16㎡
A-2街区:742.92㎡
・延床面積 A-1街区:283,896.06㎡
A-2街区:5,853.53㎡
・着工 A-1街区:2018年12月1日
A-2街区:2018年12月1日
・竣工 A-1街区:2022年8月下旬
A-2街区:2022年8月下旬
・建築主 八重洲二丁目北地区市街地再開発組合
(事業協力者:三井不動産)
・設計 日本設計
・施工 竹中工務店
・最寄駅 東京、日本橋、京橋
(2022年5月22日撮影)
建築計画の概要板
▼A-1街区

▼A-2街区

位置図
区域図

出典:東京都
配置図

出典:東京都
断面図

出展:東京都
フロア構成
・地下2階:バスターミナル東京八重洲
・地下1階~地上3階:商業ゾーン
・1階~4階:中央区立城東小学校
・2階~3階:子育て支援施設(認定こども園)
・4階~5階:屋外テラス、ビジネス交流施設、会議室
・7階:テナント専用会議室
・7階~38階:オフィス
・24階:会員制フィットネス、テナント専用無料ラウンジ
・39階~45階:ブルガリホテル東京
イメージパース
▼東京ミッドタウン八重洲A-1街区

出展:三井不動産 ニュースリリース
▼東京ミッドタウン八重洲A-2街区

出展:東京都
東京ミッドタウン八重洲 A-1街区
北西側から見た建設中の東京ミッドタウン八重洲の様子です。
東京ミッドタウン八重洲 A-1街区には、地上45階、地下4階、高さ240mの超高層ビルが建設されています。
オフィスフロアは、東京駅周辺のオフィスビルとしては最大級の基準階専有面積となる約1,240坪、天井高2,900mm、床荷重500kg/㎡(ヘビーデューティーゾーン1,000kg/㎡)のスペックとなっており、オプションで専有内部階段の設置スペースを確保することが可能となっています。

東京ミッドタウン八重洲の高層階の様子です。
39階~45階には「ブルガリホテル東京」が入ります。
国際水準のサービス提供を行うブルガリホテルズ&リゾーツの日本初進出ホテルとなり、39階から45階に入るブルガリ ホテル東京は、ブルガリ・スイートを含む98室の客室をはじめ、ブルガリ ホテルのアイコン的な空間であるイル・バール、イル・リストランテ、イル・チョコラートも展開されます。
また、約1,500㎡のブルガリ・スパには、25mの屋内プールやフィットネスジムも併設されます。

北西側から見た建設中の東京ミッドタウン八重洲 低層部分の様子です。

外堀通り沿いは、緩やかな弧を描いたガラス張りの外観が特徴となっています。

カーテンウォールには庇のようなものも取り付けられており、青みがかったカーテンウォールで、方立の多い全面がガラスのものとなっています。
日本国内で初めて「Pickard Chilton」を起用した外装デザインとなっており、外堀通りは江戸城の外濠として水路であったという歴史から着想を得て、「Billowing Sail」をコンセプトに通過する船や帆をイメージしているとのことです。

東京ミッドタウン八重洲の低層部分の完成予想パースです。

出典:三井不動産ニュースリリース
北側から見た建設中の東京ミッドタウン八重洲の様子です。

北東側から見た建設中の東京ミッドタウン八重洲の様子です。

北東側から見た建設中の中央区立城東小学校の様子です。
東側の柳通沿いの低層部分には、「中央区立城東小学校」が移転します。
再開発事業中は、同時期に校舎を改築する阪本小学校とともに坂本町公園の仮設校舎に移転し、続いて阪本小学校新校舎に移転し、竣工後にこちらに移転することとなっています。

南東側から見た建設中の東京ミッドタウン八重洲の様子です。

南東側から見た建設中の東京ミッドタウン八重洲の様子です。

中央区立城東小学校のエントランスになると思われる部分の様子です。

南西側から見た建設中の東京ミッドタウン八重洲の様子です。

南西側から見た建設中の東京ミッドタウン八重洲低層部分の様子です。

南側から見た建設中の東京ミッドタウン八重洲の様子です。

東京駅八重洲口から見上げた建設中の東京ミッドタウン八重洲の様子です。

東京ミッドタウン八重洲では、感染症対策やオフィスビルロボットの活用がなされます。
接触感染対策としてビルのエントランスからテナント執務室までの入館導線において、完全タッチレス化を実現しているほか、オフィスビル内とエレベーターの空調機への抗菌高性能フィルターの設置により、エアロゾル感染対策がなされています。
また、オフィスビルロボットの活用では、「清掃ロボット」「案内ロボット」「運搬ロボット」に加え、オフィスワーカーのユーザビリティ向上に資するロボットとして「デリバリーロボット」を新たに導入することとされています。
フードデリバリーでの活用に加えて、施設内での飲食店のテイクアウト品のデリバリーをロボットが担い、自立走行でエレベーターに乗降できる機能や館内でのロボット充電ステーションの設置など、最先端科学技術の活用や昨今のデリバリーサービスの変化に対応した超高層ビルとなります。

出典:三井不動産ニュースリリース
デリバリーロボットには、アスラテックの「RICE」、清掃ロボットにはパナソニックの「RULO Pro」、運搬ロボットにはDoogの「サウザー」、ロボット関連アプリにはTISの「RoboticBase🄬」が採用されます。
また、これまでのオフィスビルにおけるロボット導入の大きな障壁であった、ロボットの垂直移動と水平移動を実現するため、自動ドアの積極的な活用に加えてエレベーターやセキュリティドアとの通信や連携を可能としています。
これにより、ロボットの完全自律走行が実現し、「実証実験」にとどまらない、ロボット活用の本格導入を本施設から開始するとのことです。

出典:三井不動産ニュースリリース
東京ミッドタウン八重洲には、DHCプラントも設けられます。
開発区域内外に「電気」と「熱」を供給するエネルギーセンターです。
このエネルギーセンターにより、環境負荷低減に資するだけでなく、災害時においても信頼性が高い中圧ガスにより発電するため、非常時にも建物のBCPに必要な電気の供給を受けることが可能となります。
また災害対策という点では、帰宅困難者の一時滞在施設や防災備蓄倉庫、災害用トイレも整備されることで、災害時における帰宅困難者のフォロー体制も構築され、災害時に逃げ込めるまちへと変化していきます。

出典:三井不動産ニュースリリース
東京ミッドタウン八重洲では、開発区域内外に「電気」と「熱」を供給するエネルギーセンターが設置されます。
いわゆる地域冷暖房のプラントです。
このエネルギーセンターは、環境負荷低減に繋がるだけでなく、災害時においても信頼性が高い中圧ガスにより発電するため、非常時にも建物のBCPに必要な電気の供給を受けることが可能となるとのことです。

出典:三井不動産ニュースリリース
東京ミッドタウン八重洲2階オフィスロビーの完成予想パースです。

出典:東京ミッドタウン八重洲 公式サイト
東京ミッドタウン八重洲エントランスアプローチの完成予想パースです。

出典:東京ミッドタウン八重洲 公式サイト
東京ミッドタウン八重洲の5階テラス完成予想パースです。

出展:東京都
東京ミッドタウン八重洲24階スカイロビーの完成予想パースです。

出典:東京ミッドタウン八重洲 公式サイト
車寄せの完成予想パースです。

出典:東京ミッドタウン八重洲 公式サイト
バスターミナル東京八重洲 案内・チケットカウンターのイメージパースです。
地下2階に整備される「バスターミナル東京八重洲」は、東京駅前3地区の再開発事業が連携することにより、東京駅周辺の歩道上に分散している高速バス停留所を集約、国際空港や地方都市を結ぶ高速バスが発着する国内最大規模のバスターミナルの第1期エリアとなります。
今後、隣接する2街区の再開発と合わせ計20バースが整備される見込みです。

出典:三井不動産ニュースリリース
バスターミナル東京八重洲 のりばのイメージパースです。

出典:三井不動産ニュースリリース
東京ミッドタウン八重洲 地下1階 商業施設エリアの完成予想パースです。
商業施設は約60店舗のうち、地下1階の13店舗が、地下2階「バスターミナル東京八重洲」とともに2022年9月17日に先行オープンします。

出典:三井不動産ニュースリリース
東京ミッドタウン八重洲 A-2街区
敷地北側、八重洲通りに面した部分に伸びた敷地部分には、東京ミッドタウン八重洲 A-2街区として地上7階、地下2階、高さ41mの中層ビルが建設されています。

北東側から見た建設中の東京ミッドタウン八重洲 A-2街区の様子です。

北西側から見た建設中の東京ミッドタウン八重洲 A-2街区の様子です。

東京駅前八重洲口の超高層ビル群の様子です。

東京駅丸の内駅舎側から見た東京ミッドタウン八重洲の完成予想パースです。

出典:東京ミッドタウン八重洲 公式サイト
整理番号B-0344-11