2022/06/09
(仮称)住友不動産西新宿5丁目プロジェクト |
(仮称)住友不動産西新宿5丁目プロジェクトは、東京都新宿区西新宿五丁目で進められている(仮称)西新宿五丁目北地区防災街区整備事業のうちA地区に建設中の地上33階、地下2階、高さ151.40mの超高層オフィスビルです。
再開発区域は、木造住宅も多く平成14年7月に都市再生緊急整備地域(新宿駅周辺地域)の指定を受けており、十二社通り及び青梅街道沿いは中高層建築物が多くとも老朽化した建物も多く、また、地区内部は狭隘な道路や木造建物も多く、地区全体として住環境、商環境、防災等に多くの課題がある地区となっていました。
そのことから、再開発事業が進められることとなりました。
敷地北側のA地区(A棟)に地上33階、地下2階、高さ151.40mの超高層ビル、敷地中央のB地区(B棟)に地上35階、地下2階、高さ131.57m、総戸数404戸の超高層タワーマンション、敷地南側には地権者意向の低層棟が建設されます。
敷地の高度利用、高層化により、500戸の共同住宅、2,000 人が働く事務所を整備し、都市居住、昼間人口の確保が図られます。
(仮称)住友不動産西新宿5丁目プロジェクトの外観デザインは空と一体感のあるガラスカーテンウォールで覆われた外観となり、西新宿のオフィスらしい外観になります。
フロア構成は1階に商業施設、住宅・オフィスエントランス、2階に商業施設、非常用発電等設備室、3~17階に事務室(オフィス)、19~35階にSOHO住宅です。
SOHOは、Small Office/Home Officeの略で、住宅兼オフィスとして利用可能な部屋が高層部に約94戸入ります。
建築主は西新宿五丁目北地区防災街区整備事業組合、参加組合員は住友不動産、設計はアール・アイ・エー、E.D.L.共同企業体、施工は大成・五洋建設共同企業体です。
オフィススペックは、基準階貸室面積が604.28坪、天井高が3.0m、床荷重が500kg/㎡、ヘビーデューティーゾーン1,000kg/㎡、電気容量が60VA/㎡となります。
また、受電方式特別高圧22kV、3回線スポットネットワーク受電方式、バックアップ発電に最低10日間以上のガス発電+ 72時間分の重油発電、免震構造の採用など災害対策もなされています。
着工はA棟が2019年5月下旬、B棟が2019年6月下旬、竣工はA棟が2023年3月下旬、B棟が2023年1月下旬となっており、2022年5月時点では上棟した状態となっています。
参考資料、引用元
・新宿区 第67回新宿区景観まちづくり審議会
・西新宿五丁目北地区 防災街区整備事業組合
・新宿区 西新宿五丁目北地区防災街区整備事業(事業地区)
・(仮称)西新宿五丁目北地区防災街区整備事業について
・(仮称)住友不動産西新宿5丁目プロジェクト
過去の記事
→2019年3月27日投稿 (仮称)西新宿五丁目北地区防災街区整備事業防災施設建築物 A棟
→2019年8月14日投稿 (仮称)西新宿五丁目北地区防災街区整備事業防災施設建築物 A棟
→2020年11月22日投稿 (仮称)西新宿五丁目北地区防災街区整備事業防災施設建築物 A棟
→2021年10月25日投稿 (仮称)住友不動産西新宿5丁目プロジェクト
→2022年2月22日投稿 (仮称)住友不動産西新宿5丁目プロジェクト

概要
・名称 (仮称)住友不動産西新宿5丁目プロジェクト
・計画名 (仮称)西新宿五丁目北地区防災街区整備事業防災施設建築物/A棟:(仮称)住友不動産西新宿5丁目プロジェクト
・name (Tentative name) Sumitomo Realty & Development Nishi-Shinjuku 5-chome Project
・中文名 (暂定名)住友不动产西新宿五丁目项目
・所在地 A棟:東京都新宿区西新宿五丁目1番
B棟:東京都新宿区西新宿五丁目801番
・用途 A棟:共同住宅、事務所、店舗、駐車場、駐輪場
B棟:共同住宅、店舗、保健所、駐車場、駐輪場
・階数 A棟:地上33階、地下2階
B棟:地上35階、地下2階
・高さ A棟:151.40m
B棟:131.57m (軒高:124.59m)
・構造 A棟:鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
B棟:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
・基礎工法 A棟:マットスラブ工法
B棟:マットスラブ工法
・総戸数 427戸(非分譲住戸254戸・非分譲SOHO11室含む)、その他 店舗9区画・事務所
・敷地面積 A棟:7,980.01㎡
B棟:4,267.00㎡
・建築面積 A棟:4,121.14㎡※現地概要板
B棟:2,081.09㎡
・延床面積 A棟:90,702.50㎡
B棟:44,545.03㎡
・着工 A棟:2019年5月下旬
B棟:2019年6月下旬
・竣工 A棟:2023年3月下旬
B棟:2023年1月下旬
・建築主 A棟:西新宿五丁目北地区防災街区整備事業組合(参加組合員:住友不動産)
B棟:西新宿五丁目北地区防災街区整備事業組合(参加組合員:住友不動産)
・設計 A棟:アール・アイ・エー、E.D.L.共同企業体
B棟:アール・アイ・エー、E.D.L.共同企業体
・施工 A棟:大成・五洋建設共同企業体
B棟:大成・五洋建設共同企業体
・最寄駅 西新宿、中野坂上、西新宿五丁目、都庁前、新宿西口、新宿、西武新宿
(2022年5月22日撮影)
建築計画の概要板
▼A棟

▼B棟

位置図

出典:新宿区
配置図

出典:新宿区
立面図

出典:新宿区
断面図

出典:新宿区
フロア構成
・1階:商業施設、住宅・オフィスエントランス
・2階:商業施設、非常用発電等設備室
・3~17階:オフィス
・19~35階:SOHO住宅
イメージパース

出典:(仮称)住友不動産西新宿5丁目プロジェクト公式サイト
北東側から見た建設中の(仮称)住友不動産西新宿5丁目プロジェクトの様子です。

撮影時は既に上棟しており、カーテンウォールの取り付けも高層階まで進んでいました。

北東側から見た建設中の(仮称)住友不動産西新宿5丁目プロジェクト高層部分の様子です。

北東側から見た建設中の(仮称)住友不動産西新宿5丁目プロジェクト低層部分の様子です。

低層部分はカーテンウォールのガラス張りと大理石調の壁面という意匠になっています。

東側から見た上げ建設中の(仮称)住友不動産西新宿5丁目プロジェクトの様子です。

南東側から見た建設中の(仮称)住友不動産西新宿5丁目プロジェクトの様子です。

南側から見た建設中の(仮称)住友不動産西新宿5丁目プロジェクトの様子です。

南側から見た建設中の(仮称)住友不動産西新宿5丁目プロジェクト高層部分の様子です。

南西側から見た建設中の(仮称)住友不動産西新宿5丁目プロジェクトの様子です。

神田川も一部擁壁が造り替えられ、親水空間の整備が進められています。

神田川とコミュニティ広場の断面図です。

出典:新宿区
「広場」のイメージパースです。
円形の広場では、お祭りや盆踊りなどの様々なイベントや一次避難地等に利用でき、人と人とのつながりを積極的に生み出すものとなります。

出典:西新宿五丁目北地区防災街区整備事業組合
「カフェテラス」のイメージパースです。

出典:西新宿五丁目北地区防災街区整備事業組合
「桜の水盤」のイメージパースです。
神田川の流れの延長に生まれる水盤となります。
春になると桜の花びらが水盤に浮かぶ花筏 (はないかだ)という風景を見ることができます。水盤のすぐ横には水の様子を眺めながら憩える緑陰空間があります。

出典:西新宿五丁目北地区防災街区整備事業組合
新しくなった擁壁と再開発区域の様子です。

西側から見た建設中の(仮称)住友不動産西新宿5丁目プロジェクトの様子です。

青みがかった透明感あるカーテンウォールが採用されています。

北西側から見た建設中の(仮称)住友不動産西新宿5丁目プロジェクトの様子です。

北側から見た建設中の(仮称)住友不動産西新宿5丁目プロジェクトの様子です。

(仮称)住友不動産西新宿5丁目プロジェクトのエントランス部分の様子です。
青梅街道に沿って設置されたアクセントウォールが目立ちます。

エントランス部分の完成予想パースです。

出典:(仮称)住友不動産西新宿5丁目プロジェクト公式サイト
(仮称)西新宿五丁目北地区防災街区整備事業防災施設建築物全体の完成予想パースです。

出典:新宿区
真下から見上げた(仮称)住友不動産西新宿5丁目プロジェクトの完成予想パースです。
青系のガラス張りの超高層オフィスビルとなります。

出典:(仮称)住友不動産西新宿5丁目プロジェクト公式サイト
(仮称)住友不動産西新宿5丁目プロジェクトの鳥瞰パースです。

出典:(仮称)住友不動産西新宿5丁目プロジェクト公式サイト
(仮称)西新宿五丁目北地区防災街区整備事業防災施設建築物全体の様子です。ツインタワー構成になります。

整理番号B-0782-06