2022/06/21
うめきた2期地区開発事業 南街区賃貸棟西棟/ウォルドーフ・アストリア大阪 |
うめきた2期地区開発事業は大阪府大阪市北区のJR大阪駅北側、梅田貨物駅跡約24haのうち、うめきた先行開発区域プロジェクトとして開発済みの「グランフロント大阪」の東側に位置する約16haで開発が進められている大規模都市再開発事業です。
再開発エリア中央に約4.5haの緑豊かな都市公園「リフレクション広場」、「うめきたの森」が整備され、再開発街区北側約1.5haの北街区には、地上26階、地下3階、高さ124.30mの北街区賃貸棟、地上46階、地下1階、高さ172.55mの北街区分譲棟が建設されます。
また、再開発街区南側約3haの南街区には、地上39階、地下3階、高さ181.50mの賃貸棟西棟と地上28階、地下3階の賃貸棟東棟、地上51階、地下2階、高さ185mの分譲棟の3棟※の超高層ビルやタワーマンション、ホテル、MICEが建設されます。
※パース上や配置図上では高層部分が複数棟構成となっています。
うめきた2期地区開発事業 南街区に建設される地上39階、地下3階、高さ181.50mの賃貸棟西棟の2階および28階~38階には、ヒルトンの最上級ラグジュアリーホテルである「ウォルドーフ・アストリア大阪」が入り、南街区賃貸棟西棟の6階~27階には、オフィススペック総貸室面積約90,000㎡(約27,000坪)、基準階面積約4,100㎡(約1,240坪)のオフィスが入ります。
うめきた2期地区開発事業 南街区賃貸棟西棟の建築主は三菱地所、大阪ガス都市開発、オリックス不動産、関電不動産開発、積水ハウス、竹中工務店、阪急電鉄、うめきた開発特定目的会社、設計は三菱地所設計、日建設計、大林組、竹中工務店、施工はうめきた2期共同企業体(竹中工務店、大林組)です。
着工は南街区賃貸棟西棟が2020年12月上旬、南街区賃貸棟東棟が2020年12月上旬、南街区分譲棟が2024年度上期、竣工は南街区賃貸棟西棟が2024年11月下旬、南街区賃貸棟東棟が2024年11月下旬、南街区分譲棟が2028年3月末となっており、2024年夏ごろに一部の民間宅地および一部都市公園が先行まちびらき、2027年度にうめきた2期地区全体の開業となります。
2022年6月時点のうめきた2期地区開発事業 南街区賃貸棟西棟/ウォルドーフ・アストリア大阪の建設状況は、7~10階付近の鉄骨建方が進められていました。
参考資料、引用元
・うめきた2期地区開発プロジェクト 公式サイト
・ラスイート「うめきた2期地区開発事業」において、関西最大級となる都市型スパを出店することを決定
・三菱地所 「(仮称)うめきた2期地区開発事業」始動
・三菱地所 「(仮称)うめきた2期地区開発事業」工事着手 大阪駅前に約45,000㎡の都市公園を含む新たな街が誕生
・三菱地所 米ヒルトンの最上級ホテルブランド「ウォルドーフ・アストリア」が関西初進出!「うめきた2期地区開発事業」3ホテルのオペレーター決定
・三菱地所 「(仮称)うめきた公園」工事本格着手~西日本最大のターミナル駅「JR大阪駅」直結&オフィス・中核機能等の民間宅地とシームレスに隣接!QOL向上&イノベーション創出を実現するサステナブルな都心型パブリックスペース・エコシステムを公民連携で整備~
・国土交通省 大阪駅前に「みどり」と「イノベーション」の融合拠点を実現 ~(仮称)うめきた 2 期開発事業を国土交通大臣が認定~
・大阪市 うめきた2期区域まちづくり関連事業
・大阪市 JR東海道線支線地下化事業
・西日本旅客鉄道 「うめきた(大阪)地下駅」と「大阪駅」の改札内連絡通路の整備並びに「うめきた(大阪)地下駅」の駅名について
・都市再生機構 うめきた2期地区開発事業者募集における開発事業者の決定について
過去の記事
→2019年2月18日投稿 うめきた2期地区開発事業
→2019年10月26日投稿 うめきた2期地区開発事業
→2020年3月26日投稿 うめきた2期地区開発事業
→2020年12月22日投稿 うめきた2期地区開発事業/(仮称)うめきた2期地区開発事業
→2021年2月27日投稿 うめきた2期地区開発事業/(仮称)うめきた2期地区開発事業 南街区
→2022年1月22日投稿 うめきた2期地区開発事業 南街区賃貸棟西棟(ウォルドーフ・アストリア大阪)/賃貸棟東棟(USホテル)
→2022年4月23日投稿 うめきた2期地区開発事業 南街区賃貸棟西棟/ウォルドーフ・アストリア大阪

概要
名称 | うめきた2期地区開発事業 |
計画名 | うめきた2期地区開発事業/(仮称)うめきた2期地区開発事業/うめきた2期地区開発プロジェクト |
name | Umekita Phase 2 Development Project |
中文名 | 梅北二期地区开发项目 |
所在地 | 北街区賃貸棟:大阪府大阪市北区大深町1番40、1番41の一部他 北街区分譲棟:大阪府大阪市北区大深町 南街区賃貸棟西棟:大阪府大阪市北区大深町1番39の一部他 南街区賃貸棟東棟:大阪府大阪市北区大深町1番39の一部他 南街区分譲棟:大阪府大阪市北区大深町 |
用途 | 北街区賃貸棟:事務所、ホテル、商業施設等 北街区分譲棟:共同住宅 南街区賃貸棟西棟:事務所、ホテル、商業施設等 南街区賃貸棟東棟:事務所、ホテル、商業施設等 南街区分譲棟:共同住宅 |
階数 | 北街区賃貸棟:地上26階、地下3階 北街区分譲棟:地上46階 南街区賃貸棟西棟:地上39階、地下3階 南街区賃貸棟東棟:地上28階、地下3階 南街区分譲棟:地上51階、地下2階 |
高さ | 北街区賃貸棟:124.30m 北街区分譲棟:172.55m 南街区賃貸棟西棟:181.50m 南街区賃貸棟東棟:約130m (高さ推定、詳細不明) 南街区民分譲棟:185m |
構造 | 北街区賃貸棟:鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造 北街区分譲棟:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造 南街区賃貸棟:鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造 南街区分譲棟:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造 |
基礎工法 | 北街区賃貸棟:杭基礎 北街区分譲棟:--- 南街区賃貸棟:杭基礎 南街区分譲棟:--- |
総戸数 | 北街区:約600戸 南街区:約600戸 |
客室数 | ウォルドーフ・アストリア大阪:252室 キャノピーby ヒルトン大阪梅田:308室 USホテル(阪急阪神ホテルズ運営):482室 |
敷地面積 | 北街区賃貸棟:8,402.88㎡ 北街区分譲棟:7,318.81㎡ 南街区賃貸棟:25,262.07㎡ 南街区分譲棟:5,174.47㎡※ |
建築面積 | 北街区賃貸棟:5,350.00㎡ 北街区分譲棟:3,609.30㎡ 南街区賃貸棟:17,586.72㎡ 南街区分譲棟:3,042.00㎡※ |
延床面積 | 北街区賃貸棟:65,421.20㎡ 北街区分譲棟:72,593.16㎡ 南街区賃貸棟:317,249.30㎡ 南街区分譲棟:83,791.40㎡※ |
着工 | 北街区賃貸棟:2021年2月中旬 北街区分譲棟:2022年4月初旬 南街区賃貸棟西棟:2020年12月上旬 南街区賃貸棟東棟:2020年12月上旬 南街区分譲棟:2024年度上期 |
竣工 | 北街区賃貸棟:2024年4月下旬 北街区分譲棟:2026年3月下旬 南街区賃貸棟西棟:2024年11月下旬 南街区賃貸棟東棟:2024年11月下旬 南街区分譲棟:2028年3月末 |
建築主 | (土地譲受事業者) 三菱地所(代表)、大阪ガス都市開発、オリックス不動産、関電不動産開発、積水ハウス、竹中工務店、阪急電鉄、三菱地所レジデンス、うめきた開発特定目的会社 北街区賃貸棟:三菱地所、大阪ガス都市開発、オリックス不動産、関電不動産開発、積水ハウス、竹中工務店、阪急電鉄、うめきた開発特定目的会社 北街区分譲棟:積水ハウス、大阪ガス都市開発、オリックス不動産、関電不動産開発、竹中工務店、阪急電鉄、三菱地所レジデンス、うめきた開発特定目的会社 南街区賃貸棟西棟:三菱地所、大阪ガス都市開発、オリックス不動産、関電不動産開発、積水ハウス、竹中工務店、阪急電鉄、うめきた開発特定目的会社 南街区賃貸棟東棟:三菱地所、大阪ガス都市開発、オリックス不動産、関電不動産開発、積水ハウス、竹中工務店、阪急電鉄、うめきた開発特定目的会社 南街区分譲棟:--- |
設計 | 設計全体統括:日建設計、三菱地所設計 北街区賃貸棟:日建設計、竹中工務店 北街区分譲棟:竹中工務店 南街区賃貸棟:三菱地所設計、日建設計、大林組、竹中工務店 南街区分譲棟:--- |
施工 | 北街区賃貸棟:うめきた2期共同企業体(構成企業:竹中工務店、大林組) 北街区分譲棟:--- 南街区賃貸棟:うめきた2期共同企業体(構成企業:竹中工務店、大林組) 南街区分譲棟:--- |
最寄駅 | 梅田、大阪、西梅田、東梅田、福島 |
※国土交通省プレスリリースでの数値
(2022年6月13日撮影)
建築計画の概要板

位置図
区域図

現地にて撮影
配置図

出典:三菱地所等 ニュースリリース

現地にて撮影
立面図

現地にて撮影
施設構成イメージ

出典:三菱地所等 ニュースリリース
イメージパース
▼街区全体

出典:三菱地所等 ニュースリリース
▼南街区賃貸棟西棟(ウォルドーフ・アストリア大阪)/賃貸棟東棟(USホテル)

出典:三菱地所等 ニュースリリース
南東側、梅田ランプ東交差点から見た建設中のうめきた2期地区開発事業 南街区賃貸棟西棟/ウォルドーフ・アストリア大阪の様子です。
南街区には、大阪市内で供給が不足している富裕層向けのスーパーラグジュアリーホテル「ウォルドーフ・アストリア大阪」やレジャーからウェルネスまでを対象とした都市型健康増進施設、約600戸のハイグレードの都市型住宅が入ります。
賃貸棟には、国内外の先駆的大手企業やクリエイティブな人々の活動の受け皿となる最先端オフィスも整備されます。
また、イノベーション施設として約 20,000㎡の空間にMICE 施設、コワーキングスペース、SOHO 等を整備する計画もあります。

南東側から見た建設中のうめきた2期地区開発事業 南街区の様子です。
タワークレーンが立ち並び、鉄骨建方が進められているうめきた2期地区開発事業 南街区賃貸棟西棟/ウォルドーフ・アストリア大阪は、敷地西側に建設が進められており、今後は手前側に南街区賃貸棟東棟/USホテルの鉄骨が伸びてきます。

南東側から見た建設中のうめきた2期地区開発事業 南街区賃貸棟西棟南側の様子です。
うめきた2期地区開発事業 南街区賃貸棟西棟は北側と南側の棟が連結したような平面形状となります。
28階~38階に入るホテル「ウォルドーフ・アストリア大阪」の大半が南側に入りますが、北側の高層部分にも一部入ります。

南東側から見た建設中のうめきた2期地区開発事業 南街区賃貸棟西棟北側部分の様子です。
賃貸棟西棟の北側は大半がオフィス用途となります。

南側から見た建設中のうめきた2期地区開発事業南街区賃貸棟西棟/ウォルドーフ・アストリア大阪の様子です。

西側から見た建設中のうめきた2期地区開発事業 南街区賃貸棟西棟/ウォルドーフ・アストリア大阪の様子です。

西側から見た建設中のうめきた2期地区開発事業南街区賃貸棟西棟/ウォルドーフ・アストリア大阪低層部分の様子です。

北西側から見た建設中のうめきた2期地区開発事業南街区賃貸棟西棟/ウォルドーフ・アストリア大阪の様子です。

周辺の再開発と合わせ、11基のタワークレーンが並ぶ凄まじい光景となっています。

北東側から見た建設中のうめきた2期地区開発事業 南街区賃貸棟西棟/ウォルドーフ・アストリア大阪の様子です。

グランフロント大阪南館テラスガーデンから見た建設中のうめきた2期地区開発事業 南街区賃貸棟西棟/ウォルドーフ・アストリア大阪の様子です。

うめきた2期地区開発事業 南街区賃貸棟低層部分外観完成予想パースです。
商業機能は南街区賃貸棟 西棟・東棟の地下1階~地上3階に店舗面積約12,500㎡、南街区賃貸棟 東棟の地上3階~地上4階に「ラスイート」による都市型スパ、店舗面積約6,000㎡規模、北街区賃貸棟の地上1階~2階に店舗面積約3,000㎡が入ります。
うめきた2期地区開発事業の業務施設は、南街区賃貸棟西棟の地上4階、地上6階~地上27階に総貸質面積約90,000㎡、基準階面積約4,100㎡、南街区賃貸棟東棟の地上5階~地上17階に総貸質面積約19,000㎡、基準階面積約1,500㎡入ります。
オフィスサポート機能として、子育て支援施設やテラス・ラウンジなどのほか、都市公園ではウェルビーイングに配慮したワークプレイスやイベント空間、憩いの場を整備する計画となっています。
※ウェルビーイング:現代的ソーシャルサービスの達成目標として、個人の権利や自己実現が保障され、身体的、精神的、社会的に良好な状態にあることを意味する概念。労働者が気持ちよくポジティブに働くために「労働者の健康」を良好に保つための概念。

出典:三菱地所等 ニュースリリース
ウォルドーフ・アストリア大阪
賃貸棟西棟の2階および28階~38階には、ヒルトンの最上級ラグジュアリーホテルである「ウォルドーフ・アストリア大阪」が入ります。
客室面積50㎡を中心とする252 室の客室のほか、ウォルドーフ・アストリアの象徴であるラウンジ&バー「ピーコック・アレー」や、レストラン、フィットネス、スパ、屋内プール、チャペル、ライブラリー・ラウンジ、宴会場、会議室などの付帯施設も入ります。

出典:三菱地所 等ニュースリリース
ウォルドーフ・アストリア大阪の1階「車寄せ」の完成予想パースです。

出典:三菱地所 等ニュースリリース
ウォルドーフ・アストリア大阪の「ピーコック・アレー」の完成予想パースです。

出典:三菱地所 等ニュースリリース
2022年6月21日更新