2022/07/12
三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業 |
三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業は、兵庫県三⽥市駅前町のJR福知山線・神戸電鉄三田線三田駅前で計画されている地上20階、高さ59.850mの大規模高層マンションを含む大規模再開発事業です。
再開発区域は、⽼朽化し耐震性が不⾜する建築物が密集し、未接道敷地や細分化した敷地が多いことが課題となっています。
再開発事業により、建物の不燃化や耐震化による都市の防災性能の向上を図るほか、交流拠点となるにぎわい広場やシンボルロードとなる通りと連続性のある商業・業務施設、駅近接の良好な住宅が整備されます。
施設構成は、Ⅰ敷地に地上20階、高さ59.850m、総戸数約540戸の住宅棟、地上3階、高さ19.050mの商業棟、地上5階、高さ18.720mの駐車場棟、地上3階、高さ10mのⅡ敷地駐車場棟となります。
建築主は三田駅前Cブロック地区市街地再開発組合、参加組合員は阪急阪神不動産・旭化成不動産レジデンス共同企業体、建設系事業協力者は熊谷組、事業推進アドバイザーは再開発研究所、事業推進コーディネーターは都市問題経営研究所、商業コンサルタントはオーク計画研究所です。
着工は2023年度、竣工は先行建築工事完成が2025年度、工事完了が2026年度となっており、2022年6月時点では既存建築物が建ち並んでいる状態となっていました。
参考資料、引用元
・三田市 三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業
・三田駅前Cブロック地区市街地再開発組合
・阪急阪神不動産/旭化成不動産レジデンス「三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業」市街地再開発組合設立のお知らせ 三田駅前再開発の集大成。JR三田駅デッキ直結の複合プロジェクト

出典:三田市
概要
名称 | 三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業 |
計画名 | 三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業 |
name | Sanda station square C block district type 1 urban redevelopment project |
中文名 | 三田站广场C地块区一型城市再开发项目 |
所在地 | 兵庫県三⽥市駅前町 |
用途 | Ⅰ敷地:住宅、店舗、業務、駐車場 Ⅱ敷地:駐車場 |
階数 | Ⅰ敷地 住宅棟:地上20階 Ⅰ敷地 商業棟:地上3階 Ⅰ敷地 駐車場棟:地上5階 Ⅱ敷地:地上3階 |
高さ | Ⅰ敷地 住宅棟:59.850m Ⅰ敷地 商業棟:19.050m Ⅰ敷地 駐車場棟:18.720m Ⅱ敷地:10m |
構造 | Ⅰ敷地 住宅棟:鉄筋コンクリート造 Ⅰ敷地 商業棟:鉄骨造 Ⅰ敷地 駐車場棟:鉄骨造 Ⅱ敷地:鉄骨造 |
基礎工法 | --- |
総戸数 | 約540戸 |
敷地面積 | Ⅰ敷地:約11,950㎡ Ⅱ敷地:約1,390㎡ |
建築面積 | Ⅰ敷地:約8,830㎡ Ⅱ敷地:約1,040㎡ |
延床面積 | Ⅰ敷地:約68,580㎡ Ⅱ敷地:約2,800㎡ |
着工 | 2023年度 |
竣工 | 先行建築工事完成:2025年度 工事完了:2026年度 |
建築主 | 三田駅前Cブロック地区市街地再開発組合 参加組合員:阪急阪神不動産・旭化成不動産レジデンス共同企業体 |
設計 | 建設系事業協力者:熊谷組 事業推進アドバイザー:再開発研究所 事業推進コーディネーター:都市問題経営研究所 商業コンサルタント:オーク計画研究所 |
施工 | --- |
最寄駅 | 三田 |
(2022年6月13日撮影)
位置図
区域図

出典:三田市
配置図

出典:三田市
断面図

三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業 Ⅰ敷地 住宅棟
南西側から見た三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業 Ⅰ敷地 住宅棟計画地の様子です。
三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業 Ⅰ敷地 住宅棟は、地上20階、高さ59.850m、総戸数約540戸の大規模高層マンションで、建物配置はコの字型、西棟、南西棟、南東棟、東棟の4棟が建設され、エキスパンションジョイントにより連結されます。

南東側から見た三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業 Ⅰ敷地 住宅棟計画地の様子です。

北東側から見た三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業 Ⅰ敷地 住宅棟計画地の様子です。

三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業 Ⅰ敷地 住宅棟の完成予想パースです。

三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業 Ⅰ敷地 商業棟
北西側から見た三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業 Ⅰ敷地 商業棟計画地の様子です。
三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業 Ⅰ敷地 商業棟は、地上3階、高さ19.050mの商業施設です。
フロア構成は、1階~2階に商業施設、3階に商業施設とにぎわい広場、防災センター4階に商業施設と公益施設となります。
商業棟は最も駅側に建設され、デッキレベルの駅前広場から直結します。

出典:三田駅前Cブロック地区市街地再開発組合
南西側から見た三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業 Ⅰ敷地 商業棟計画地の様子です。

北東側から見た三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業 Ⅰ敷地 商業棟計画地の様子です。

三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業 Ⅰ敷地 商業棟の完成予想パースです。
駅とデッキレベルで直結し、非常に利便性の高い商業施設となります。

出典:三田駅前Cブロック地区市街地再開発組合
三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業 Ⅰ敷地 駐車場棟
三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業 Ⅰ敷地 駐車場棟は、地上5階、高さ18.720mの立体駐車場です。
建設地は再開発区域の中央部で、コの字型に配置される住宅棟に囲まれた位置に建設されます。

三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業 Ⅱ敷地 駐車場棟
北東側から見た三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業 Ⅱ敷地 駐車場棟 計画地の様子です。
三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業 Ⅱ敷地 駐車場棟は、地上3階、高さ10mの立体駐車場です。

三田駅の駅舎として機能する駅ビル「JR三田駅NKビル」の様子です。
三田駅の一日平均乗降客数は、JR福知山線が3万5,180人、神戸電鉄三田線が16,524人となっており、関西圏の郊外ターミナル駅となっています。
神戸都心の新開地までは神戸電鉄三田線と直通する有馬線、神戸高速線で約1時間、大阪都心の大阪駅まではJR宝塚線で約40分でアクセスできます。
ちなみに三田駅のある三田市は「さんだ」市と読み、人口は10万7,256人の都市です。

三田駅に直結している三田駅前Aブロック地区として再開発が行われ、建設された大規模商業施設「三田駅前一番館(キッピーモール)」の様子です。
1983年に策定された「三田駅前再開発構想」に基づき、三田駅前地区約5haをAからDの4ブロックに区分し、市街地再開発事業を実施しており、Aブロックは「三田駅前一番館(キッピーモール) 」と「三田駅前第一駐車場」が2006年に竣工、Bブロックは「三田駅前ハートシティEAST」、「三田駅前ハートシティWEST」が2017年に竣工、Dブロックは「レバンテ三田(ホテルメルクス)」が2002年に竣工しています。

三田駅前Bブロック地区として再開発が行われた「三田駅前ハートシティEAST」、「三田駅前ハートシティWEST」の様子です。

三田駅前Dブロック地区として再開発が行われた「レバンテ三田(ホテルメルクス)」の様子です。

2022年7月12日更新