2022/08/12
虎ノ門・麻布台プロジェクト メインタワー(A街区)/アマンレジデンス 東京 |
虎ノ門・麻布台プロジェクトは、東京都港区麻布台、虎ノ門で建設中の地上64階、地下5階、高さ325.20m(※ニュースリリースでは高さ約330m)のメインタワー(A街区)、地上64階、地下5階、高さ262.82mのB-1街区、地上54階、地下5階、高さ237.20mのB-2街区、低層棟となるC-1街区~C-4街区の超高層ビルやタワーマンションなどから構成される大規模複合施設です。
虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業として建設が進められ、再開発区域は、周辺に外資系企業や大使館が立地するなど、国際性豊かな地域である一方、東西にわたる谷地形である上に老朽化した低層の木造建物が多く立地すること等から、都市防災上の課題を抱えていました。
これら課題解決のため、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図り、国際性豊かな魅力ある複合市街地の形成を図るものとして再開発が進められています。
コンセプトは、“緑に包まれ、人と人をつなぐ「広場」のような街 - Modern Urban Village -”とされており、広大な中央広場を街の中心に据え、多様な都市機能を高度に融合させた「都市の中の都市(コンパクトシティ)」となります。
また、街区全体の施設概要は、約8.1haもの広大な計画区域のうち約6,000m²の中央広場を含む緑化面積は約2.4haに達し、総延床面積は約861,500m²、オフィス総貸室面積は213,900m²、住宅戸数は約1,400戸、A街区の高さは約330m、就業者数は約20,000人、居住者数は約3,500人、想定年間来街者数は2,500~3,000万人と凄まじい規模の複合施設です。
虎ノ門・麻布台プロジェクト メインタワー(A街区)は、東京都港区麻布台一丁目314番3に建っていた大蔵省営繕管財局設計、1930年(昭和5年)竣工の「麻布郵便局(旧逓信省貯金局庁舎)」跡地で建設中の地上64階、地下5階、高さ325.20m(※高さ約330m)の超高層ビルです。
フロア構成は、地下1階~4階に商業施設、地下1階~7階に都心最大級の生徒数を誇るインターナショナルスクール「ブリティッシュ・スクール・イン東京」、5~6階に「慶應義塾大学予防医療センター」、7階~52階に「オフィス」、54階~64階に世界有数のスモールラグジュアリーリゾートとホテルを擁する「アマン」とのパートナーシップによる世界トップレベルのホテルブランデッドレジデンス「アマンレジデンス 東京」となります。
建築主は虎ノ門・麻布台地区市街地再開発組合、事業協力者は森ビル、日本郵便、設計は基本設計が森ビル、 日本設計、実施設計が森ビル、日本設計、地下構造実施設計が清水建設、タワーデザイン(外装)がPelli Clarke pelli Architects、低層部デザインがHeatherwick Studio、商業空間(エントランス)が藤本壮介建築設計事務所、アマンレジデンス 東京のインテリアデザインがYabu Pushelberg、住宅インテリアデザインがMarco Costanzi Architects、SCDA、ジャヌ東京 インテリアデザインがDenniston、コンセプトワークがWinkreative、施工はメインタワー(A街区)が清水建設、西棟 (B-1街区)が三井住友建設、東棟(B-2街区)が清水建設、C-1街区~C-4街区が大林組となります。
7階~52階に入るオフィスのスペックは、総貸室面積約204,000m²(約60,000坪)、基準階貸室面積約4,300㎡(約1,290坪)~約4,840㎡(約1,460坪)、全方位に約18mの奥行きを有する整形な無柱空間となります。
54階~64階には、世界有数のラグジュアリーリゾートを手掛ける「アマン」とのパートナーシップにより、全91戸の「アマンレジデンス 東京」が入ります。ブランデッドレジデンスとしてエクスクルーシブなサービスを提供するほか、約1,400m²の居住者専用「アマン・スパ」も備え、インテリアデザインにはヤブ・プッシェルバーグを起用しているとのことです。
BCP対策には、計304基のオイルダンパー、302基の粘性体制震壁、1,200基の座屈拘束ブレース、建物頂部にアクティブマスダンパーを設置した制振構造が採用され、大地震後の継続使用を可能にする特級レベルの耐震性能とされています。
更に、地震時に停止したエレベーターを低ガル検出時には速やかに自動復旧させるシステムや、停電時の非常用発電機での専用部に100%電力供給できる設備を備えています。
環境性能の面では、米国グリーンビルディング協会による国際環境性能認証制度「LEED(Leadership in Energy & Environmental Design)」の新築テナントビルを対象とした建物単位の認証「BD+C(CS)(Building Design and Construction/Core and Shell Development)」カテゴリーにおいて、最高ランクのプラチナ予備認証を取得しています。
竣工予定の2023年3月31日から、2027年度竣工予定の地上61階、地下5階、高さ390mの超高層ビル「TOKYO TORCH Torch Tower (トウキョウトーチトーチタワー)」が完成するまでの約4年間、高さ日本一の超高層ビルとなります。
着工はメインタワー(A街区)が2019年8月1日、西棟 (B-1街区)が2019年10月1日、東棟(B-2街区)が2019年8月1日、C-1街区~C-4街区が2020年8月1日、竣工はメインタワー(A街区)が2023年3月31日、西棟 (B-1街区)が2023年3月31日、東棟(B-2街区)が2023年3月31日、C-1街区~C-4街区が2023年3月31日となっており、2022年8月時点ではメインタワーは既に上棟しており、カーテンウオールの取り付けが進められていました。
参考資料、引用元
・森ビル 虎ノ門・麻布台プロジェクト
・アマン レジデンス東京 公式サイト
・森ビル 「虎ノ門・麻布台プロジェクト A街区」上棟
・森ビル 虎ノ門・麻布台プロジェクト、虎ノ門ヒルズエリアプロジェクト「LEED ND」と「WELL」の予備認証を取得
・森ビル 「アマンレジデンス 東京」「ジャヌ東京」が虎ノ門・麻布台プロジェクトに誕生
・森ビル 「虎ノ門・麻布台プロジェクト」いよいよ始動
・森ビル 「虎ノ門・麻布台プロジェクト A街区」上棟
・ 内閣府 国家戦略特区 資料1 都市再生特別地区(虎ノ門・麻布台地区) 都市計画(素案)の概要
・「虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業」 市街地再開発組合設立認可のお知らせ
・東京都都市整備局 虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業
・Pelli Clarke & Partners Tora Asa will forge a “city within the city” revitalizing Tokyo's city center
過去の記事
→2018年4月25日投稿 虎ノ門・麻布台地区再開発
→2018年10月14日投稿 虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業
→2019年3月30日投稿 虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業 施設建築物等新築工事 A街区
→2019年7月23日投稿 虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業 施設建築物等新築工事 A街区
→2019年12月26日投稿 虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業
→2020年7月22日投稿 虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業 施設建築物等新築工事 メインタワー(A街区)
→2021年1月1日投稿 虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業 施設建築物等新築工事 メインタワー(A街区)
→2021年6月15日投稿 虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業 施設建築物等新築工事 メインタワー(A街区)
→2021年10月2日投稿 虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業 施設建築物等新築工事/アマンレジデンス 東京
→2022年2月1日投稿 虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業 施設建築物等新築工事 メインタワー(A街区)
→2022年4月28日投稿 虎ノ門・麻布台プロジェクト メインタワー(A街区)/アマンレジデンス 東京

概要
名称 | 虎ノ門・麻布台プロジェクト/アマンレジデンス 東京 |
計画名 | 虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業 施設建築物等新築工事 |
name | Toranomon・Azabudai project/Aman Residence Tokyo |
中文名 | 虎之门麻布台项目 /东京安缦公寓 |
所在地 | メインタワー(A街区):東京都港区麻布台一丁目314番3 外 西棟 (B-1街区):東京都港区麻布台一丁目32番6 外 東棟(B-2街区):東京都港区麻布台一丁目12番、13番 外 C-1街区:東京都港区虎ノ門五丁目101番1、102番1、103番1 外 C-2街区:東京都港区虎ノ門五丁目104番5~7 外 C-3街区:東京都港区虎ノ門五丁目121番1、122番1 他 C-4街区:東京都港区虎ノ門五丁目 |
用途 | メインタワー(A街区):共同住宅、事務所、店舗、各種学校、駐車場 等 西棟 (B-1街区):共同住宅、事務所、店舗、保育所、駐車場 等 東棟(B-2街区):共同住宅、ホテル、店舗、集会場、駐車場 等 C-1街区:店舗、駐車場 C-2街区:共同住宅、事務所、店舗、駐車場 等 C-3街区:店舗、駐車場 等 C-4街区:寺院、駐車場 等 |
階数 | メインタワー(A街区):地上64階、地下5階 西棟 (B-1街区):地上64階、地下5階 東棟(B-2街区):地上54階、地下5階 C-1街区:地上3階、地下2階 C-2街区:地上8階、地下3階 C-3街区:地上3階、地下1階 C-4街区:地上3階、地下1階 |
高さ | メインタワー(A街区):325.20m (ニュースリリース記載:約330m 西棟 (B-1街区):262.82m 東棟(B-2街区):237.20m C-1街区:15.73m C-2街区:41.28m C-3街区:22.75m C-4街区:13.11m |
構造 | メインタワー(A街区):鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造 西棟 (B-1街区):鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造 東棟(B-2街区):鉄筋コンクリート造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造 C-1街区:鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造 C-2街区:鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造 C-3街区:鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造 C-4街区:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造 |
基礎工法 | メインタワー(A街区):直接基礎、一部場所打ちコンクリート杭基礎 西棟 (B-1街区):直接基礎 東棟(B-2街区):直接基礎 C-1街区:既成杭基礎 C-2街区:直接基礎 C-3街区:既成杭基礎 C-4街区:既成杭基礎 |
総戸数 | 約1,400戸 メインタワー(A街区) アマンレジデンス 東京:91戸 西棟 (B-1街区):約970戸 東棟 (B-2街区):約330戸 |
客室数 | ジャヌ東京:約120室※B-2街区 |
敷地面積 | メインタワー(A街区):24,104.21㎡ 西棟 (B-1街区):9,648.39㎡ 東棟(B-2街区):16,467.87㎡ C-1街区:4,753.81㎡ C-2街区:6,348.47㎡ C-3街区:898.97㎡ C-4街区:1,686.08㎡ |
建築面積 | メインタワー(A街区):15,201.25㎡ 西棟 (B-1街区):6,397.37㎡ 東棟(B-2街区):8,268.14㎡ C-1街区:2,810.12㎡ C-2街区:3,274.77㎡ C-3街区:510.20㎡ C-4街区:586.18㎡ |
延床面積 | メインタワー(A街区):461,773.25㎡ 西棟 (B-1街区):185,372.02㎡ 東棟(B-2街区):169,072.28㎡ C-1街区:10,586.80㎡ C-2街区:31,527.88㎡ C-3街区:1,694.52㎡ C-4街区:1,820.33㎡ |
着工 | メインタワー(A街区):2019年8月1日 西棟 (B-1街区):2019年10月1日 東棟(B-2街区):2019年8月1日 C-1街区:2020年8月1日 C-2街区:2020年8月1日 C-3街区:2020年8月1日 C-4街区:2020年8月1日 |
竣工 | メインタワー(A街区):2023年3月31日 西棟 (B-1街区):2023年3月31日 東棟(B-2街区):2023年3月31日 C-1街区:2023年3月31日 C-2街区:2023年3月31日 C-3街区:2023年3月31日 C-4街区:2023年3月31日 |
建築主 | メインタワー(A街区):虎ノ門・麻布台地区市街地再開発組合(事業協力者:森ビル、日本郵便) 西棟 (B-1街区):虎ノ門・麻布台地区市街地再開発組合(事業協力者:森ビル、日本郵便) 東棟(B-2街区):虎ノ門・麻布台地区市街地再開発組合(事業協力者:森ビル、日本郵便) C-1街区:虎ノ門・麻布台地区市街地再開発組合(事業協力者:森ビル、日本郵便) C-2街区:虎ノ門・麻布台地区市街地再開発組合(事業協力者:森ビル、日本郵便) C-3街区:虎ノ門・麻布台地区市街地再開発組合(事業協力者:森ビル、日本郵便) C-4街区:虎ノ門・麻布台地区市街地再開発組合(事業協力者:森ビル、日本郵便) |
設計 | メインタワー(A街区):森ビル 西棟 (B-1街区):森ビル 東棟(B-2街区):森ビル C-1街区:森ビル C-2街区:森ビル C-3街区:森ビル C-4街区:森ビル 基本設計 :森ビル、 日本設計 実施設計 :森ビル、日本設計 地下構造実施設計:清水建設 ※タワーデザイン(外装):Pelli Clarke pelli Architects ※低層部デザイン:Heatherwick Studio ※商業空間(エントランス):藤本壮介建築設計事務所 ※アマンレジデンス 東京 インテリアデザイン:Yabu Pushelberg ※住宅インテリアデザイン:Marco Costanzi Architects、SCDA ※ジャヌ東京 インテリアデザイン:Denniston ※コンセプトワーク:Winkreative |
施工 | メインタワー(A街区):清水建設 西棟 (B-1街区):三井住友建設 東棟(B-2街区):清水建設 C-1街区:大林組 C-2街区:大林組 C-3街区:大林組 C-4街区:大林組 |
最寄駅 | 神谷町、六本木一丁目 |
(2022年8月9日撮影)
建築計画の概要板
▼メインタワー(A街区)

▼西棟 (B-1街区)

▼東棟(B-2街区)

▼C-1街区

▼C-2街区

▼C-3街区

▼C-4街区

位置図
位置図

出典:内閣府/首相官邸
街区構成図

現地にて撮影
配置図

出典:森ビル
断面図

出典:森ビル
施設構成
▼虎ノ門・麻布台プロジェクト メインタワー(A街区)
・地下1階~地上4階:商業施設
・地下1階~地上7階:インターナショナルスクール「ブリティッシュ・スクール・イン東京」
・5~6階:「慶應義塾大学予防医療センター」
・7階~52階:ホテルブランデッドレジデンス「アマンレジデンス 東京」
▼虎ノ門・麻布台プロジェクト 西棟(B-1街区)
・地下~低層部分:商業施設
・3階~5階:オフィス
・6階~64階:住宅
▼虎ノ門・麻布台プロジェクト 東棟(B-2街区)
・地下:商業施設
・1階~13階:ホテル「ジャヌ東京」
・14階~54階:住宅
イメージパース
▼街区全体

出典:森ビル
▼虎ノ門・麻布台プロジェクト メインタワー(A街区)

出典:Pelli Clarke pelli Architects
▼虎ノ門・麻布台プロジェクト 西棟(B-1街区)

出典:森ビル
▼虎ノ門・麻布台プロジェクト 東棟(B-2街区)

出典:森ビル
▼虎ノ門・麻布台プロジェクト C-1街区~C-4街区

出典:森ビル
北東側から見た建設中の虎ノ門・麻布台プロジェクトの様子です。
おびただしい数のタワークレーンが稼働しています。

北東側から見た建設中の虎ノ門・麻布台プロジェクト メインタワー(A街区)/アマンレジデンス 東京の様子です。

真下から見上げた虎ノ門・麻布台プロジェクト メインタワー(A街区)/アマンレジデンス 東京の頂部の様子です。
頂部は花びらのような形状になっていることが特徴です。

メインタワー頂部の完成予想パースです。

出典:森ビル
東側から見た建設中の虎ノ門・麻布台プロジェクト メインタワー(A街区)/アマンレジデンス 東京の様子です。

飯倉交差点から見た建設中の虎ノ門・麻布台プロジェクト メインタワー(A街区)/アマンレジデンス 東京の様子です。

南東側から見た建設中の虎ノ門・麻布台プロジェクト メインタワー(A街区)/アマンレジデンス 東京の様子です。

南東側から見上げた建設中の虎ノ門・麻布台プロジェクト メインタワー(A街区)/アマンレジデンス 東京の様子です。

ガラス張りの外観意匠となっており、角が丸みを帯びている点や裾絞り形状となっている点が特徴となっています。
また、自然採光の調整や日射遮蔽としての機能を有する水平方向のルーバーがカーテンウオールに取り付けられていることが確認できます。

虎ノ門・麻布台プロジェクト メインタワー(A街区)の東側の地下1階~7階には、都心最大級の生徒数を誇るインターナショナルスクール「ブリティッシュ・スクール・イン東京」が開校します。
創立30年の歴史を有し、英国式の教育カリキュラムを提供し、50ヵ国以上の国籍の生徒約700 名が在籍する、国際色豊かな学校となります。

南西側から見たインターナショナルスクール「ブリティッシュ・スクール・イン東京」の様子です。鉄骨建方が進められていました。

ブリティッシュ・スクール・イン東京の完成予想パースです。

出典:森ビル
南側から見た建設中の虎ノ門・麻布台プロジェクト メインタワー(A街区)/アマンレジデンス 東京低層部分の様子です。こちらはオフィスエントランスとなります。

「オフィスエントランス」の外観完成予想パースです。

出典:森ビル
「オフィスエントランス」の内観完成予想パースです。

出典:森ビル
「オフィスエントランス」の内観完成予想パースです。

出典:森ビル
南西側から見上げた建設中の虎ノ門・麻布台プロジェクト メインタワー(A街区)/アマンレジデンス 東京の様子です。

南東側から見た建設中の虎ノ門・麻布台プロジェクト メインタワー(A街区)/アマンレジデンス 東京の西側基壇部分の様子です。

南西側から見た建設中の虎ノ門・麻布台プロジェクト メインタワー(A街区)/アマンレジデンス 東京の西側基壇部分の様子です。

南西側から見た虎ノ門・麻布台プロジェクト メインタワー(A街区)の低層部分の完成予想パースです。
ガラス張りの吹き抜け空間をエスカレーターがエントランスへ向けて延びる様子が描かれており、開放的な空間となるものと思われます。

出典:森ビル
巨大な超高層ビルのため、一面ガラス面に見えますが、実際は自然採光の調整や日射遮蔽としての機能を有する水平方向のルーバーがカーテンウオールに取り付けられています。

南西側から見た建設中の虎ノ門・麻布台プロジェクト メインタワー(A街区)/アマンレジデンス 東京の様子です。

北西側から見た建設中の虎ノ門・麻布台プロジェクト メインタワー(A街区)/アマンレジデンス 東京の様子です。

西側から見た建設中の虎ノ門・麻布台プロジェクト全体の様子です。

北側から見た建設中の虎ノ門・麻布台プロジェクト メインタワー(A街区)/アマンレジデンス 東京の低層部分の様子です。

虎ノ門・麻布台プロジェクト メインタワー(A街区)低層部分北側の外観完成予想パースです。

出典:森ビル
東側基壇部分のインターナショナルスクール「ブリティッシュ・スクール・イン東京」の様子です。
外装材の取り付けが進められていました。

更に拡大してみると、タイルの雰囲気や鉄骨柱梁への取り付けの様子が確認できます。

インターナショナルスクール「ブリティッシュ・スクール・イン東京」の北側外観完成予想パースです。
ベージュ色の柱や外壁には壁面緑化や屋上緑化が施され、自然と調和した建築物になります。

出典:森ビル
インターナショナルスクール「ブリティッシュ・スクール・イン東京」の内観パースです。

出典:森ビル
北側は元々、谷底地形で傾斜地となっているため、複雑な構造となっています。
その北側の谷底に当たる部分には「フードマーケット」が設けられ、その上に中央広場が配置されることになります。

北側から見た建設中の虎ノ門・麻布台プロジェクト メインタワー(A街区)/アマンレジデンス 東京の様子です。

メインタワー北側に設けられる「中央広場」の完成予想パースです。

出典:森ビル
虎ノ門・麻布台プロジェクト メインタワー(A街区)は、米国グリーンビルディング協会(USGBC)による国際環境性能認証制度「LEED(Leadership in Energy & Environmental Design)」のエリア開発を対象とした「ND(Neighborhood Development)」カテゴリーにおいて、最高ランクのプラチナ予備認証を取得しています。
また、更に建物環境の人の健康やウェルネスに及ぼす影響に注目した世界初の建物基準である「WELL(WELL Building Standard)」の予備認証も取得しています。
ちなみにメインタワー(A街区)は、予備認証取得済の物件としては世界第1位の登録面積とのことで、環境面や健康面に配慮した世界最大規模の建築物となります。

出典:森ビル
「中央広場」の完成予想パースです。
地区全体で約19,700㎡(東京都基準緑化率:約57%)の緑化空間を整備する計画で、元々は低層建築が建ち並んでいたエリアを再開発し、超高層化して床を積層することによって空いた土地を緑地化する考えです。
現在の都市開発は自然を破壊することなく、寧ろ都市のなかに自然を設け、自然豊かで鳥や虫と共存共栄できるようなまちづくりが目指されています。

出典:森ビル
「中央広場」の完成予想パースです。

出典:森ビル
中央広場の地下に整備される「フードマーケット」の完成予想パースです。
中央広場の地下には、約4,000m²を誇る大規模なフードマーケットが整備され、厳選された食材や東京の豊かな食文化に触れる楽しさ、美味しく健康的なライフスタイルの提案を通じて、「世界有数の食体験」を提供するとのことです。

出典:森ビル
虎ノ門・麻布台プロジェクトには、フードマーケットも設けられます。
商業施設面積は約24,000㎡、店舗数は約150店、うちフードホール面積は約4,000㎡となり、世界有数の食体験施設が開業する計画です。

出典:森ビル
オフィスからの眺めのパースです。

出典:森ビル
「スカイロビー」の完成予想パースです。

出典:森ビル
近年頻発する巨大地震への対策として虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業では、制震構造が採用されています。
オイルの流体抵抗が揺れのエネルギーを吸収「オイルダンパー」は、メインタワーに304基、西棟に267基、東棟に172基、低層棟に21基設置されるほか、高粘度の粘性体の粘性せん断抵抗力を利用して、風や地震に伴う建物の揺れによる振動エネルギーを吸収する「粘性体制震壁」は、メインタワーに302基、西棟に288基、東棟に220基設置されます。
また、「座屈拘束ブレース」はメインタワーに1200基、低層棟に113基設置されるとのことです。

出典:森ビル
虎ノ門・麻布台プロジェクトでは、国内で初めて未利用・再生可能エネルギーである下水熱を地域冷暖房に活用するため、東京都下水道局と下水熱利用事業に関する協定が締結されています。
協定締結により、従来は海や河川に捨てられていた、未利用かつ再生可能なエネルギーである下水熱を、「虎ノ門・麻布台プロジェクト」全域における冷暖房の熱源の一部として活用することが可能となっています。
2021年9月より熱交換器等設置工事が開始され、2023年4月から下水熱利用事業が開始されます。

出典:森ビル
虎ノ門・麻布台プロジェクト全体の鳥瞰パースです。
約8.1haもの広大な計画区域のうち、約6,000㎡の中央広場を含む緑化面積は約2.4haにもなります。
延床面積は約860,400㎡、オフィス総貸室面積は213,900m²、就業者数約20,000人、居住者数約3,500人、想定年間来街者数2,500~3,000万人が想定されているそうで、虎ノ門・麻布台エリアに新たな“拠点”ヒルズが生まれることになります。

出典:森ビル
虎ノ門・麻布台プロジェクトの鳥瞰パースです。

出典:森ビル
アマンレジデンス 東京
虎ノ門・麻布台プロジェクト メインタワー(A街区)の54階~64階には、世界有数のスモールラグジュアリーリゾートとホテルを擁する「アマン」とのパートナーシップにより、世界トップレベルのホテルブランデッドレジデンス「アマンレジデンス 東京」が91戸入ります。
2~6ベッドルームを持つ各住戸には、専用エレベーターロビーが直結しており、レジデンスのインテリアにはヤブ・プッシェルバ ーグによって手掛けられたものが採用されています。
付帯施設には、54階と56階にあるティー ルーム、ライブラリー、リーディングルーム、ラウンジ、バー、専用シェフがサービスを提供するプライベートダイニングルームなどがあります。

出典:アマンレジデンス 東京
東京タワー展望台から見た虎ノ門・麻布台プロジェクト
東京タワー展望台メインデッキから見た建設中の虎ノ門・麻布台プロジェクト メインタワー(A街区)/アマンレジデンス 東京の様子です。

東京タワーから見た建設中の虎ノ門・麻布台プロジェクト メインタワーの頂部の様子です。

北側には地上47階、高さ206.690mの超高層ビル「アークヒルズ仙石山森タワー」が建っています。こちらも頂部の形状が花びら形状となっており、統一感があります。

2022年4月21日に上棟しています。高さ日本一を塗り替えたのは、2014年3月に竣工した地上60階、高さ300mの「あべのハルカス」以来となります。
また、東京に日本一の高さの超高層ビルが建設されるのは1990年12月に竣工した東京都庁第一本庁舎以来、33年ぶりとなっています。

カーテンウオールの取り付けが完了した中層部の様子です。

カーテンウオール内側に階数表示がなされていました。

低層部分の様子です。

インターナショナルスクール「ブリティッシュ・スクール・イン東京」部分の様子です。

中央広場の様子です。

日本橋・丸の内方面から、日比谷・虎ノ門を経由し、延々と続いてきた超高層ビル群の南端に「虎ノ門・麻布台プロジェクト」は位置します。

2022年8月12日更新