2022/08/13
虎ノ門・麻布台プロジェクト 西棟 (B-1街区) |
虎ノ門・麻布台プロジェクトは、東京都港区麻布台、虎ノ門で建設中の地上64階、地下5階、高さ325.20m(※ニュースリリースでは高さ約330m)のメインタワー(A街区)、地上64階、地下5階、高さ262.82mのB-1街区、地上54階、地下5階、高さ237.20mのB-2街区、低層棟となるC-1街区~C-4街区の超高層ビルやタワーマンションなどから構成される大規模複合施設です。
虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業として建設が進められ、再開発区域は、周辺に外資系企業や大使館が立地するなど、国際性豊かな地域である一方、東西にわたる谷地形である上に老朽化した低層の木造建物が多く立地すること等から、都市防災上の課題を抱えていました。
これら課題解決のため、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図り、国際性豊かな魅力ある複合市街地の形成を図るものとして再開発が進められています。
コンセプトは、“緑に包まれ、人と人をつなぐ「広場」のような街 - Modern Urban Village -”とされており、広大な中央広場を街の中心に据え、多様な都市機能を高度に融合させた「都市の中の都市(コンパクトシティ)」となります。
また、街区全体の施設概要は、約8.1haもの広大な計画区域のうち約6,000m²の中央広場を含む緑化面積は約2.4haに達し、総延床面積は約861,500m²、オフィス総貸室面積は213,900m²、住宅戸数は約1,400戸、A街区の高さは約330m、就業者数は約20,000人、居住者数は約3,500人、想定年間来街者数は2,500~3,000万人と凄まじい規模の複合施設です。
虎ノ門・麻布台プロジェクト 西棟 (B-1街区)は、東京都港区麻布台一丁目314番3で建設中の地上64階、地下5階、高さ262.82mの超高層タワーマンションです。
フロア構成は、地下~低層部分に商業施設、3階~5階に貸室面積約4,200㎡(約1,270坪)、基準階面積約1,400㎡(約420坪)のオフィス、6階~64階に総戸数約970戸の住宅となります。
共用施設にはジム、シアター、キッズルーム、スタディルーム、ラウンジなどが入るほか、全住戸のうち、約170戸はサービスアパートメントが入ります。
また、虎ノ門・麻布台プロジェクト B-1街区は、竣工時に日本一高い超高層タワーマンションとなります。
建築主は虎ノ門・麻布台地区市街地再開発組合、事業協力者は森ビル、日本郵便、設計は基本設計が森ビル、 日本設計、実施設計が森ビル、日本設計、地下構造実施設計が清水建設、タワーデザイン(外装)がPelli Clarke pelli Architects、低層部デザインがHeatherwick Studio、商業空間(エントランス)が藤本壮介建築設計事務所、アマンレジデンス 東京のインテリアデザインがYabu Pushelberg、住宅インテリアデザインがMarco Costanzi Architects、SCDA、ジャヌ東京 インテリアデザインがDenniston、コンセプトワークがWinkreative、施工はメインタワー(A街区)が清水建設、西棟 (B-1街区)が三井住友建設、東棟(B-2街区)が清水建設、C-1街区~C-4街区が大林組となります。
着工はメインタワー(A街区)が2019年8月1日、西棟 (B-1街区)が2019年10月1日、東棟(B-2街区)が2019年8月1日、C-1街区~C-4街区が2020年8月1日、竣工はメインタワー(A街区)が2023年3月31日、西棟 (B-1街区)が2023年3月31日、東棟(B-2街区)が2023年3月31日、C-1街区~C-4街区が2023年3月31日となっており、2022年8月時点では西棟 (B-1街区)はタワークレーンが設置されましたが地下躯体の工事が進められていました。
参考資料、引用元
・森ビル 虎ノ門・麻布台プロジェクト
・アマン レジデンス東京 公式サイト
・森ビル 「虎ノ門・麻布台プロジェクト A街区」上棟
・森ビル 虎ノ門・麻布台プロジェクト、虎ノ門ヒルズエリアプロジェクト「LEED ND」と「WELL」の予備認証を取得
・森ビル 「アマンレジデンス 東京」「ジャヌ東京」が虎ノ門・麻布台プロジェクトに誕生
・森ビル 「虎ノ門・麻布台プロジェクト」いよいよ始動
・森ビル 「虎ノ門・麻布台プロジェクト A街区」上棟
・ 内閣府 国家戦略特区 資料1 都市再生特別地区(虎ノ門・麻布台地区) 都市計画(素案)の概要
・「虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業」 市街地再開発組合設立認可のお知らせ
・東京都都市整備局 虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業
・Pelli Clarke & Partners Tora Asa will forge a “city within the city” revitalizing Tokyo's city center
参考資料、引用元
・森ビル 虎ノ門・麻布台プロジェクト
・アマン レジデンス東京 公式サイト
・森ビル 虎ノ門・麻布台プロジェクト、虎ノ門ヒルズエリアプロジェクト「LEED ND」と「WELL」の予備認証を取得
・森ビル 「アマンレジデンス 東京」「ジャヌ東京」が虎ノ門・麻布台プロジェクトに誕生
・森ビル 「虎ノ門・麻布台プロジェクト」いよいよ始動
・森ビル 「虎ノ門・麻布台プロジェクト A街区」上棟
・内閣府 国家戦略特区 資料1 都市再生特別地区(虎ノ門・麻布台地区) 都市計画(素案)の概要
・「虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業」 市街地再開発組合設立認可のお知らせ
・日経クロステック/日経アーキテクチュア 森ビル「虎ノ門・麻布台」、六本木から20年経て「緑地」「防災」の最新形
過去の記事
→2018年4月25日投稿 虎ノ門・麻布台地区再開発
→2018年10月14日投稿 虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業
→2019年3月31日投稿 虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業 施設建築物等新築工事 B-1街区
→2019年7月24日投稿 虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業 施設建築物等新築工事 B-1街区
→2019年12月29日投稿 虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業 施設建築物等新築工事 西棟 (B-1街区)
→2020年7月24日投稿 虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業 施設建築物等新築工事 西棟 (B-1街区)
→2021年6月17日投稿 虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業 施設建築物等新築工事
→2021年10月3日投稿 虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業 施設建築物等新築工事 B-1街区
→2022年2月22日投稿 虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業 施設建築物等新築工事 西棟 (B-1街区)
→2022年4月30日投稿 虎ノ門・麻布台プロジェクト 西棟 (B-1街区)

概要
名称 | 虎ノ門・麻布台プロジェクト/アマンレジデンス 東京 |
計画名 | 虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業 施設建築物等新築工事 |
name | Toranomon・Azabudai project/Aman Residence Tokyo |
中文名 | 虎之门麻布台项目 /东京安缦公寓 |
所在地 | メインタワー(A街区):東京都港区麻布台一丁目314番3 外 西棟 (B-1街区):東京都港区麻布台一丁目32番6 外 東棟(B-2街区):東京都港区麻布台一丁目12番、13番 外 C-1街区:東京都港区虎ノ門五丁目101番1、102番1、103番1 外 C-2街区:東京都港区虎ノ門五丁目104番5~7 外 C-3街区:東京都港区虎ノ門五丁目121番1、122番1 他 C-4街区:東京都港区虎ノ門五丁目 |
用途 | メインタワー(A街区):共同住宅、事務所、店舗、各種学校、駐車場 等 西棟 (B-1街区):共同住宅、事務所、店舗、保育所、駐車場 等 東棟(B-2街区):共同住宅、ホテル、店舗、集会場、駐車場 等 C-1街区:店舗、駐車場 C-2街区:共同住宅、事務所、店舗、駐車場 等 C-3街区:店舗、駐車場 等 C-4街区:寺院、駐車場 等 |
階数 | メインタワー(A街区):地上64階、地下5階 西棟 (B-1街区):地上64階、地下5階 東棟(B-2街区):地上54階、地下5階 C-1街区:地上3階、地下2階 C-2街区:地上8階、地下3階 C-3街区:地上3階、地下1階 C-4街区:地上3階、地下1階 |
高さ | メインタワー(A街区):325.20m (ニュースリリース記載:約330m 西棟 (B-1街区):262.82m 東棟(B-2街区):237.20m C-1街区:15.73m C-2街区:41.28m C-3街区:22.75m C-4街区:13.11m |
構造 | メインタワー(A街区):鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造 西棟 (B-1街区):鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造 東棟(B-2街区):鉄筋コンクリート造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造 C-1街区:鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造 C-2街区:鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造 C-3街区:鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造 C-4街区:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造 |
基礎工法 | メインタワー(A街区):直接基礎、一部場所打ちコンクリート杭基礎 西棟 (B-1街区):直接基礎 東棟(B-2街区):直接基礎 C-1街区:既成杭基礎 C-2街区:直接基礎 C-3街区:既成杭基礎 C-4街区:既成杭基礎 |
総戸数 | 約1,400戸 メインタワー(A街区) アマンレジデンス 東京:91戸 西棟 (B-1街区):約970戸 東棟 (B-2街区):約330戸 |
客室数 | ジャヌ東京:約120室※B-2街区 |
敷地面積 | メインタワー(A街区):24,104.21㎡ 西棟 (B-1街区):9,648.39㎡ 東棟(B-2街区):16,467.87㎡ C-1街区:4,753.81㎡ C-2街区:6,348.47㎡ C-3街区:898.97㎡ C-4街区:1,686.08㎡ |
建築面積 | メインタワー(A街区):15,201.25㎡ 西棟 (B-1街区):6,397.37㎡ 東棟(B-2街区):8,268.14㎡ C-1街区:2,810.12㎡ C-2街区:3,274.77㎡ C-3街区:510.20㎡ C-4街区:586.18㎡ |
延床面積 | メインタワー(A街区):461,773.25㎡ 西棟 (B-1街区):185,372.02㎡ 東棟(B-2街区):169,072.28㎡ C-1街区:10,586.80㎡ C-2街区:31,527.88㎡ C-3街区:1,694.52㎡ C-4街区:1,820.33㎡ |
着工 | メインタワー(A街区):2019年8月1日 西棟 (B-1街区):2019年10月1日 東棟(B-2街区):2019年8月1日 C-1街区:2020年8月1日 C-2街区:2020年8月1日 C-3街区:2020年8月1日 C-4街区:2020年8月1日 |
竣工 | メインタワー(A街区):2023年3月31日 西棟 (B-1街区):2023年3月31日 東棟(B-2街区):2023年3月31日 C-1街区:2023年3月31日 C-2街区:2023年3月31日 C-3街区:2023年3月31日 C-4街区:2023年3月31日 |
建築主 | メインタワー(A街区):虎ノ門・麻布台地区市街地再開発組合(事業協力者:森ビル、日本郵便) 西棟 (B-1街区):虎ノ門・麻布台地区市街地再開発組合(事業協力者:森ビル、日本郵便) 東棟(B-2街区):虎ノ門・麻布台地区市街地再開発組合(事業協力者:森ビル、日本郵便) C-1街区:虎ノ門・麻布台地区市街地再開発組合(事業協力者:森ビル、日本郵便) C-2街区:虎ノ門・麻布台地区市街地再開発組合(事業協力者:森ビル、日本郵便) C-3街区:虎ノ門・麻布台地区市街地再開発組合(事業協力者:森ビル、日本郵便) C-4街区:虎ノ門・麻布台地区市街地再開発組合(事業協力者:森ビル、日本郵便) |
設計 | メインタワー(A街区):森ビル 西棟 (B-1街区):森ビル 東棟(B-2街区):森ビル C-1街区:森ビル C-2街区:森ビル C-3街区:森ビル C-4街区:森ビル 基本設計 :森ビル、 日本設計 実施設計 :森ビル、日本設計 地下構造実施設計:清水建設 ※タワーデザイン(外装):Pelli Clarke pelli Architects ※低層部デザイン:Heatherwick Studio ※商業空間(エントランス):藤本壮介建築設計事務所 ※アマンレジデンス 東京 インテリアデザイン:Yabu Pushelberg ※住宅インテリアデザイン:Marco Costanzi Architects、SCDA ※ジャヌ東京 インテリアデザイン:Denniston ※コンセプトワーク:Winkreative |
施工 | メインタワー(A街区):清水建設 西棟 (B-1街区):三井住友建設 東棟(B-2街区):清水建設 C-1街区:大林組 C-2街区:大林組 C-3街区:大林組 C-4街区:大林組 |
最寄駅 | 神谷町、六本木一丁目 |
(2022年8月9日撮影)
建築計画の概要板
▼メインタワー(A街区)

▼西棟 (B-1街区)

▼東棟(B-2街区)

▼C-1街区

▼C-2街区

▼C-3街区

▼C-4街区

位置図
位置図

出典:内閣府/首相官邸
街区構成図

現地にて撮影
配置図

出典:森ビル
断面図

出典:森ビル
施設構成
▼虎ノ門・麻布台プロジェクト メインタワー(A街区)
・地下1階~地上4階:商業施設
・地下1階~地上7階:インターナショナルスクール「ブリティッシュ・スクール・イン東京」
・5~6階:「慶應義塾大学予防医療センター」
・7階~52階:ホテルブランデッドレジデンス「アマンレジデンス 東京」
▼虎ノ門・麻布台プロジェクト 西棟(B-1街区)
・地下~低層部分:商業施設
・3階~5階:オフィス
・6階~64階:住宅
▼虎ノ門・麻布台プロジェクト 東棟(B-2街区)
・地下:商業施設
・1階~13階:ホテル「ジャヌ東京」
・14階~54階:住宅
イメージパース
▼街区全体

出典:森ビル
▼虎ノ門・麻布台プロジェクト メインタワー(A街区)

出典:Pelli Clarke pelli Architects
▼虎ノ門・麻布台プロジェクト 西棟(B-1街区)

出典:森ビル
▼虎ノ門・麻布台プロジェクト 東棟(B-2街区)

出典:森ビル
▼虎ノ門・麻布台プロジェクト C-1街区~C-4街区

出典:森ビル
南東側から見た建設中の虎ノ門・麻布台プロジェクト 西棟 (B-1街区)の様子です。

南西側から見た建設中の虎ノ門・麻布台プロジェクト 西棟 (B-1街区)の様子です。

北西側から見た建設中の虎ノ門・麻布台プロジェクト 西棟 (B-1街区)の様子です。

北東側から見た建設中の虎ノ門・麻布台プロジェクト 西棟 (B-1街区)の様子です。

まだ地上躯体の様子は確認できませんでしたが、タワークレーンが設置されました。
もう少しすると地上躯体の施工が始まり、伸びてくると思います。

虎ノ門・麻布台プロジェクト 西棟 (B-1街区)の室内イメージパースです。
和モダンで落ち着いた日本的な空間デザインとなっています。

出典:森ビル
レジデンスの内観パースです。

出典:SCDA
レジデンス住戸の内観パースです。

出典:SCDA
壁一面のダイレクトウインドウが開放的な空間を創り出しています。

出典:SCDA
立体的な東西歩行者ネットワークのイメージの図です。
中央広場の地下には東西歩行者通路が設けられ、東京メトロ神谷町駅から東京メトロ六本木一丁目駅まで地下通路で直結します。

出典:内閣府
虎ノ門・麻布台プロジェクト 西棟 (B-1街区)の低層部分、エントランスの完成予想パースです。

出典:森ビル
東京タワー展望台から見た建設中の虎ノ門・麻布台プロジェクト 西棟 (B-1街区)の様子です。

タワークレーンは設置されましたが、まだ地下躯体の施工が行われていました。

2022年8月13日更新