2022/11/21
グランドシティタワー池袋/南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業 |
グランドシティタワー池袋は、東京都豊島区南池袋で建設が進む南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業 北棟(Ⅰ-Ⅰ街区)で、地上52階、地下2階、高さ190m、総戸数878戸の超高層タワーマンションとなります。
南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業は、東京都豊島区南池袋で建設中の地上52階、地下2階、高さ190m、総戸数878戸の北棟(Ⅰ-Ⅰ街区)と、地上47階、地下2階、高さ185m、総戸数620戸の南棟(Ⅰ-Ⅱ街区)から構成される総戸数1,498戸の超高層ツインタワーマンションです。
再開発区域は、JR池袋駅の南東約700m、豊島区役所などの入る「としまエコミューゼタウン」の東側一帯に位置しています。
狭あいな道路や、密集した戸建て住宅、低未利用地が存在し、歩道や広場、公園といった公共空間の未整備などの課題を有しながらも、交通利便性が高く周辺地区における活発な開発動向により、今後さらなるまちづくりの進展が見込まれる地区となっていました。
再開発事業に伴い、池袋副都心に隣接した立地特性を活かして、副都心や区庁舎と連携した賑わいのある街並みと、災害に強く、安全・安心に住み続けられる価値の高い住環境の整備を図るものとされています。
配置計画は、南北に長い再開発区域において建物の機能や敷地内の空地等を効果的・効率的に配置するため、北棟(Ⅰ-Ⅰ街区)、南棟(Ⅰ-Ⅱ街区)の2つの敷地に分けて施設が計画されています。
低層部分の1、2階部分には、商業施設や生活支援施設、文化・交流施設等が配置され、多世代の賑わいや交流空間を創出します。北棟・南棟それぞれの高層部分にはファミリー向けの住戸を中心とした都市型住宅を整備し、新しい都市コミュニティの形成と多世代にわたる多様な交流を促進するものとされています。
また、 北棟の低層部分の1~3階には業務施設を配置し、公共施設等の導入を図る計画となっています。
敷地内には北側広場や南側広場、環状5の1号線沿道に広場が設けられ、オープンスペースの確保がさなれるほか、東京メトロ有楽町線東池袋駅に直結する地下鉄連絡通路や地下広場の整備も行われます。
北棟(Ⅰ-Ⅰ街区)となる「グランドシティタワー池袋」は、専有面積が45.44㎡~104.03㎡、間取りが1LDK~3LDKとなります。
建築主は南池袋二丁目C地区市街地再開発準備組合、参加組合員は住友不動産、野村不動産、独立行政法人都市再生機構、設計はINA・清水・前田設計共同企業体、事業協力者は清水建設、事業推進コンサルタントはポリテックエイディディ、INA新建築研究所共同企業体、施工は北街区が清水・前田建設共同企業体、南街区が清水・前田建設共同企業体です。
着工は北棟(Ⅰ-Ⅰ街区)が2022年4月上旬、ニュースリリースでは2022年10月、起工式は2022年9月30日、南棟(Ⅰ-Ⅱ街区)が2022年4月上旬、竣工は北棟(Ⅰ-Ⅰ街区)が2025年12月下旬、ニュースリリースでは2026年3月、公式サイトでは2027年4月中旬、南棟(Ⅰ-Ⅱ街区)が2025年12月下旬となっており、2022年10月時点では北街区、南街区ともに基礎工事が進められていました。
参考資料、引用元
・グランドシティタワー池袋 公式サイト
・豊島区 市街地再開発事業(南池袋二丁目C地区)
・南池袋二丁目C地区市街地再開発組合
・東京都 南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業
・南池袋二丁目C地区市街地再開発組合/住友不動産/野村不動産/独立行政法人都市再生機構 「南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業」着工
・住友不動産/野村不動産/独立行政法人都市再生機構「南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業」組合設立
・内閣府 国家戦略特区 資料8 南池袋二丁目C地区再開発等促進区を定める地区計画 都市計画(素案)の概要
過去の記事
→2019年1月18日投稿 南池袋二丁目C地区

出典:グランドシティタワー池袋 公式サイト
概要
名称 | 南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業 北棟(Ⅰ-Ⅰ街区):グランドシティタワー池袋 南棟(Ⅰ-Ⅱ街区):--- |
計画名 | 南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業 |
name | Minami Ikebukuro 2-chome C District Type 1 Urban Redevelopment Project |
中文名 | 南池袋2丁目C区1型城市再开发项目 |
所在地 | 北棟(Ⅰ-Ⅰ街区):東京都豊島区南池袋二丁目25番 他 南棟(Ⅰ-Ⅱ街区):東京都豊島区南池袋二丁目27番 他 |
用途 | 北棟(Ⅰ-Ⅰ街区):共同住宅、公共公益施設、店舗、事務所 南棟(Ⅰ-Ⅱ街区):共同住宅、子育て支援施設、高齢者支援施設、店舗、学校 |
階数 | 北棟(Ⅰ-Ⅰ街区):地上52階、地下2階 南棟(Ⅰ-Ⅱ街区):地上47階、地下2階 |
高さ | 北棟(Ⅰ-Ⅰ街区):190m 南棟(Ⅰ-Ⅱ街区):185m |
構造 | 北棟(Ⅰ-Ⅰ街区):鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造 南棟(Ⅰ-Ⅱ街区):鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造 |
基礎工法 | 北棟(Ⅰ-Ⅰ街区):現場造成杭 南棟(Ⅰ-Ⅱ街区):現場造成杭 |
総戸数 | 1,498戸 北棟(Ⅰ-Ⅰ街区):878戸(非分譲住戸105戸・その他住戸30戸含む、その他店舗2区画、事務所2区画) 南棟(Ⅰ-Ⅱ街区):620戸 |
敷地面積 | 北棟(Ⅰ-Ⅰ街区):8,761.09㎡ 南棟(Ⅰ-Ⅱ街区):6,305.98㎡ |
建築面積 | 北棟(Ⅰ-Ⅰ街区):5,255.35㎡ 南棟(Ⅰ-Ⅱ街区):3,100㎡ |
延床面積 | 北棟(Ⅰ-Ⅰ街区):111,881.65㎡(ニュースリリース:約112,190㎡) 南棟(Ⅰ-Ⅱ街区:)75,200㎡(ニュースリリース:約75,210㎡) |
着工 | 北棟(Ⅰ-Ⅰ街区):2022年4月上旬(ニュースリリース:2022年10月/起工式:2022年9月30日) 南棟(Ⅰ-Ⅱ街区):2022年4月上旬 |
竣工 | 北棟(Ⅰ-Ⅰ街区):2025年12月下旬(ニュースリリース:2026年3月/公式サイト:2027年4月中旬) 南棟(Ⅰ-Ⅱ街区):2025年12月下旬 |
建築主 | 南池袋二丁目C地区市街地再開発準備組合 参加組合員:住友不動産、野村不動産、独立行政法人都市再生機構 売主(グランドシティタワー池袋):住友不動産、三井住友信託銀行 |
設計 | INA・清水・前田設計共同企業体 事業協力者:清水建設 事業推進コンサルタント:ポリテックエイディディ、INA新建築研究所共同企業体 |
施工 | 北棟(Ⅰ-Ⅰ街区):清水・前田建設共同企業体 南棟(Ⅰ-Ⅱ街区):清水・前田建設共同企業体 |
最寄駅 | 都電雑司ヶ谷、東池袋、東池袋四丁目、池袋 |
建築計画の概要板
▼南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業 北棟(Ⅰ-Ⅰ街区)

▼南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業 南棟(Ⅰ-Ⅱ街区)

位置図

出典:内閣府
配置図

出典:内閣府
断面図

出典:内閣府
イメージパース

出典:内閣府
グランドシティタワー池袋/南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業 北棟(Ⅰ-Ⅰ街区)
北西側から見た建設中のグランドシティタワー池袋の様子です。
グランドシティタワー池袋は、南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業 北棟(Ⅰ-Ⅰ街区)として建設が進められており、地上52階、地下2階、高さ190m、総戸数878戸の超高層タワーマンションとなります。低層部分に商業・生活支援機能や公共施設、中高層部分に住戸が入ります。

西側から見た建設中のグランドシティタワー池袋の様子です。

南西側から見た建設中のグランドシティタワー池袋の様子です。

南東側から見た建設中のグランドシティタワー池袋の様子です。

北東側から見た建設中のグランドシティタワー池袋の様子です。

南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業 南棟(Ⅰ-Ⅱ街区)
北西側から見た建設中の南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業 南棟(Ⅰ-Ⅱ街区)の様子です。
南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業 南棟(Ⅰ-Ⅱ街区)は、地上47階、地下2階、高さ185m、総戸数620戸のタワーマンションとなります。

南西側から見た建設中の南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業 南棟(Ⅰ-Ⅱ街区)の様子です。

北西側にはとしまエコミューゼタウン/ブリリアタワー池袋が建っています。
南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業で建設されるツインタワーマンションは、高さ185mと190mとなり、既に竣工済みの地上49階、高さ189mの「としまエコミューゼタウン/ブリリアタワー池袋」と変わらない高さのタワーマンションが3棟建ち並び、更に北側には、60階建て、高さ239.70mの「サンシャイン60」や52階建て、高さ189.2mの「アウルタワー (OWL TOWER)」、42階建て、高さ150.46mの「エアライズタワー (Air Rise Tower)」等が建ち並ぶ超高層ビル・タワーマンション群となります。

再開発街区の西側では隣接して「環状第5の1号線」の整備が進められています。
最終的には、滝野川方面から東池袋を経由し、代々木、渋谷方面に至る道路となります。

再開発区域南東側には都電荒川線の都電雑司ヶ谷停留場があります。

南東側から見た建設中の南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業 南棟(Ⅰ-Ⅱ街区)の様子です。

北東側から見た建設中の南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業 南棟(Ⅰ-Ⅱ街区)の様子です。

南棟(Ⅰ-Ⅱ街区)と北棟(Ⅰ-Ⅰ街区)の間にあった道路は閉鎖されており、将来的に敷地内通路が整備されます。

北東側から見た建設中の南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業 南棟(Ⅰ-Ⅱ街区)の様子です。
仮囲いが非常に長い距離続いています。

環状第5の1号線から見た南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業のイメージパースです。
北棟のタワーマンションの外観デザインが、有明に建設された「シティタワーズ東京ベイ」に若干似ています。

出典:内閣府
北側広場と環状第5の1号線沿いのイメージパースです。
吹き抜けと階段が目立つ開放的なエントランス空間となりそうです。
再開発によって、拠点性を⾼めるまちの賑わい形成と交流の創出、賑わい・交流ストリートの形成や、多様なニーズに対応した⾼質な居住機能の整備良好な⽣活環境の形成に資する⽣活⽀援機能等の整備が掲げられています。

出典:内閣府
南側広場のイメージパースです。

出典:内閣府
敷地内通路と広場のイメージパースです。

出典:内閣府
再開発街区内に植えられる植栽のイメージです。
シンボルツリーには、クスノキやシモクレン、
コブシ、環状第5の1号線沿いの並木にはクスノキ、北街区と南街区の間の広場にはトチノキ、シラカシ、オガタマノキ、敷地内通路にはオオシマザクラなどが植えられます。

出典:内閣府
環状第5の1号線の歩道に沿って、壁面緑化が施されます。

出典:内閣府
補助81号沿道から見たイメージパースです。

出典:内閣府
敷地東側から見たイメージパースです。

出典:内閣府
南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業は東京メトロ有楽町線東池袋駅と地下で直結し、更に地下通路を通り、サンシャインシティへも直結します。


出典:内閣府
「快適で安全な地下広場」のイメージパースです。

出典:内閣府
「まちの顔となる地区広場」の完成予想パースです。

出典:内閣府
グランドシティタワー池袋の完成予想パースです。

出典:グランドシティタワー池袋 公式サイト
豊島大博覧会で展示されている都市模型
池袋西口にある豊島区の郷土資料館では、2022年10月1日(土曜日)から2023年3月26日(日曜日)までの期間、豊島区における90年のあゆみをジオラマや歴史資料、美術・文学作品などを用いて展示する「豊島大博覧会」が開催されています。
豊島大博覧会では池袋駅を中心した都市模型も展示されており、南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業はもちろんのこと、池袋駅西口の再開発等も精巧に再現されています。




2022年11月21日更新
2022年10月29日撮影
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