2022/11/29
東幕張土地区画整理事業 |
東幕張土地区画整理事業は、千葉県千葉市花見川区幕張町のJR総武線幕張駅北側一帯26.1haで進められている区画整理事業です。
東京都心から東に約30km、千葉市中心部から西に約7kmに位置しており、地区の南側はJR幕張駅、西側は都市計画道路3.3.15美浜長作町線、東側は既存の密集市街地、北側は市街化調整区域の水田に接する面積約26.1haの地区となっています。
しかし千葉市中心部の拡大や東京都心のベットタウンとしての発展に伴い、無秩序な開発により密集市街地としてのスプロールが進み、道路、公園等の都市基盤施設の整備が遅れているため、土地区画整理事業により公共施設の整備改善と良好な市街地の形成がなされます。
区画整理により駅前広場は、バス、タクシー、一般車などに対応した施設整備とともに駅前としての賑わいや商業施設との整合等を考慮し、シンボル的な植栽などを導入するものとされています。
また、幕張町武石町線については、地区のメイン道路として、幅員25mの都市空間を十分に活かすとともに、歩行空間である6mの歩道を植栽により景観にも配慮し、沿道の土地利用と調和のとれた整備を行う計画です。
駅前広場、都市計画道路は、電線共同溝(CCBOX)の導入により、供給施設の地中化を図るほか、公園については、地区周辺とのバランス、誘致距離等を考慮して配置するとともに、中学校南側の街区公園については、比較的大きな面積を確保することで、中学校と併せ防災上も有効な活用ができるようにするものとされています。
参考資料、引用元
・千葉市 都市局 都市部 市街地整備課 東幕張土地区画整理事務所

概要
名称 | 東幕張土地区画整理事業 |
name | Higashi Makuhari Land Readjustment Project |
中文名 | 东幕张土地整理事业 |
所在地 | 千葉県千葉市花見川区幕張町4・5・6丁目、武石町1丁目及び武石町2丁目の各一部 |
開発面積 | 26.1ha |
着工 | 1996年度 |
完工 | 2030年度 |
計画戸数 | --- |
計画人口 | 3,120人 |
位置図
区域図

出典:千葉市
JR幕張駅から見た東幕張土地区画整理事業南東側の様子です。

JR幕張駅から見た東幕張土地区画整理事業南西側の様子です。

幕張駅北口には6,400㎡の駅前広場の整備が進められています。

「駅前広場」の完成予想パースです。

出典:千葉市
東幕張土地区画整理事業南東側エリアの様子です。
マンション建設が進められており、利便性が高い駅前に高密度な街並みが形成されつつあります。
商業施設やスーパーマーケットなどの非住居系建築物が建つかは不明ですが、駅前の生活利便性が高まると良いですね。

区画整理区域外との道路接続もなされていますが、撮影時では未舗装となっていました。

東幕張土地区画整理事業東側エリアの様子です。
アパートや戸建住宅が建ち並ぶ低密度な街並みとなっています。

駅から離れるほど戸建住宅の比率が高まっています。

区画整理区域中央には幅員25mの幕張町武石町線が整備されており、ロードサイド店舗には「京葉銀行 幕張支店」や「ウエルシア千葉武石店」が建設されています。

幕張駅北側を見た様子です。
「シエリア幕張」をはじめとして中高層マンションが建設されています。

東幕張土地区画整理事業西側エリアの様子です。

スーパーマーケットの「三徳 幕張店」は2022年1月に閉店し、解体されました。
スーパーマーケットとして商品の搬出入など、営業できる環境の用地が無いとの閉店理由で区画整理区域内に再出店はしないものと思われます。

2022年11月29日更新
2022年11月20日撮影