2022/12/05
中之島五丁目地区土地区画整理事業 |
中之島五丁目地区土地区画整理事業は、大阪府大阪市北区中之島5丁目で開発が進められている区画整理事業です。
開発区域は、京阪中之島線中之島駅、なにわ筋線新駅南側、堂島川と土佐堀川に挟まれた「リーガロイヤルホテル大阪」などが立地する一帯約7.7haに位置しています。
古くから大阪の経済・文化・行政の諸活動の中心であり、多様な文化機能、国際的な交流機能、商業機能、滞在機能などの都心機能の充実・強化をめざして開発・整備が進められている中之島の一角にあり、都市再生特別措置法に基づく「中之島周辺地域 特定都市再生緊急整備地域」としても位置付けられています。
本地区では、京阪中之島線の整備やなにわ筋線新駅の計画による交通利便性の向上やウォーターフロントの立地特性を活かして、低未利用地の土地利用転換等により、中枢業務機能の充実や質の高い都市空間の創出を図ることを目的として区画整理事業が進められることとなりました。
また、地区南側に位置する市道中之島線(南岸道路 幅員10m)及び都市計画道路中之島歩行者専用道2号線(幅員6m~8m)の整備を本事業の整備に併せて行うものとされています。
認可公告日は2022年12月1日、換地処分は2025年度となっています。
参考資料、引用元
・大阪市 中之島五丁目地区土地区画整理事業

概要
名称 | 中之島五丁目地区土地区画整理事業 |
name | Nakanoshima 5-chome District Land Readjustment Project |
中文名 | 中之岛五丁目地区整理事业 |
所在地 | 大阪府大阪市北区中之島5丁目 |
開発面積 | 約7.7ha |
着工 | 認可公告日:2022年12月1日 |
完工 | 換地処分:2025年度 |
計画戸数 | --- |
計画人口 | --- |
区域図

出典:大阪市
北西側から見た中之島五丁目地区土地区画整理事業の様子です。リーガロイヤルホテル大阪を含めた区画整理となるため、実際は写真の更に西側も区画整理区域に含まれます。

2022年9月時点では区画整理区域東側の整地が行われていました。

北東側から見た中之島五丁目地区土地区画整理事業の様子です。

区画整理区域東側に建つ地上30階、地下2階、高さ107mの超高層ホテル「リーガロイヤルホテル大阪」も区域内に含まれます。
リーガロイヤルホテルは1973年竣工で、間もなく築50年となります。

南側も整地が進められていました。

梅田スカイビル展望台から見た様子
梅田スカイビル展望台から見た中之島五丁目地区土地区画整理事業の計画が進められている中之島方面の様子です。
中津、梅田、曽根崎エリアから続く超高層ビル群が中之島全体に広がっています。

Google Earthイメージ
Google Earthのポリゴンを活用して示した中之島五丁目地区土地区画整理事業の区域です。


うめきた2期エリアもポリゴンを用いて青塗りしてみました。中之島五丁目地区土地区画整理事業の区域面積は約7.7haと、約16haのうめきた2期の半分近くの面積があり、非常に広大であることがわかります。

「大阪国際(伊丹)空港高さ制限回答システム」によると、中之島五丁目地区土地区画整理事業エリアは高さ海抜約204mまで建設が可能となっています。

国土地理院地図によると、標高は1.1mとなっています。上記の大阪国際(伊丹)空港高さ制限回答システムでの高さ制限から標高を引くと高さ202m~203m程度の超高層ビルは建設可能となります。

最終的にどのような開発計画になるかは現時点では不明ですが、なにわ筋線新駅設置と同時に開発が進められるのでかなりの規模になることは確実かと思われます。
個人的にはこうしたエリアは、規制緩和で高さ制限以上の高さの超高層ビルを建設可能にして都市機能の集約を図ってほしいところです。
現時点では施設計画は不明ですが、Google Earthのポリゴンを用いて高さ200m級2棟、高さ160m級2棟でイメージを作成してみました。

2022年12月5日更新
2022年9月4日撮影