2023/08/06
相鉄・東急新横浜線 新横浜駅 |
相鉄・東急新横浜線は、神奈川県横浜市神奈川区羽沢南二丁目のJR東海道貨物線横浜羽沢駅付近~神奈川県横浜市港北区日吉本町一丁目の東急東横線・目黒線日吉駅の約9.98kmを新設し、この連絡線を利用し、相鉄線と東急線が相互直通運転を行うものです。
相互直通運転が行われることにより、横浜市西部および神奈川県央部と東京都心部が直結し、広域鉄道ネットワークの形成と機能の高度化がなされ、所要時間の短縮や乗換回数の減少など、鉄道の利便性向上となるとともに、新幹線へのアクセスが向上しました。
また、これらの路線は、いわゆる上下分離方式による鉄道整備などが盛り込まれた「都市鉄道等利便増進法」に基づく速達性向上事業として、施行されています。
JR東海道貨物線の横浜羽沢駅付近、JR横浜線、東海道新幹線及び横浜市営地下鉄3号線の新横浜駅付近、東急電鉄東横線綱島駅東側の3箇所に、新駅(羽沢横浜国大駅、新横浜駅、新綱島駅)が設置されています。
駅施設は、「羽沢横浜国大駅」が複線地下式、2面2線相対式プラットホーム、「新横浜」駅が複線地下式、2面3線島式プラットホーム、「新綱島」駅が複線地下式、1面2線島式プラットホームとして整備されており、羽沢横浜国大駅では「相鉄・JR直通線」との乗り換えも可能となっています。
構造は円形トンネル(複線)、円形トンネル(単線並列)、箱型トンネル、擁壁(掘割)、高架橋2層が採用されており、 軌道構造は防振まくらぎ軌道が採用されています。
運行頻度は東急新横浜線内は、朝ラッシュ時間帯上りが最大16本/時運行、日中時間帯上りが6本/時運行となっており、相互直通運転開始前と比較して二俣川から目黒まで約22分短縮され、最速38分でアクセスが可能となるほか、渋谷方面へは横浜での乗り換えが不要となります。
相鉄・東急新横浜線 新横浜駅は、神奈川県横浜市港北区新横浜三丁目に位置する駅で、相鉄新横浜線と東急新横浜線の接続する駅となっています。乗り換え路線には、JR東海道新幹線、JR横浜線、横浜市営地下鉄ブルーラインがあります。
ホームは地下駅の2面3線構造、中線もしくは西谷方の片渡り線・日吉方の両渡り線を使用しての折り返し運転に対応しています。また、デザインは南改札がレンガやダークグレーを配色、北改札は白色基調としたものとなっています。
2023年3月18日に開業し、相互直通運転を開始しました。
参考資料、引用元
・JRTT 鉄道・運輸機構 神奈川東部方面線
・相鉄グループ 2023.3.18相鉄・東急直通線開業
・東急電鉄 相鉄・東急 新横浜線 2023年3月開業予定
・相模鉄道/東急電鉄/東京地下鉄/東京都交通局/埼玉高速鉄道/東武鉄道/西武鉄道 2023年3月(予定)相鉄新横浜線・東急新横浜線開業!鉄道がもっと便利になります ~神奈川県央地域及び横浜市西部から東京・埼玉に至る広域的な鉄道ネットワークの形成~
・相模鉄道/東急電鉄 相鉄・東急直通線 開業日に関するお知らせ
・横浜市 71.相鉄・東急直通線環境影響評価の手続
過去の記事
2021年6月4日投稿 相鉄・東急直通線(東急新横浜線/相鉄新横浜線)

概要
名称 | 相鉄・東急新横浜線 相鉄新横浜線/東急新横浜線 (仮称:神奈川東部方面線/相鉄・東急直通線) |
区間 | JR東海道貨物線横浜羽沢駅付近~東急東横線・目黒線日吉駅 神奈川県横浜市神奈川区羽沢南二丁目~神奈川県横浜市港北区日吉本町一丁目 |
延長 | 約9.98km |
ルート・駅位置 | 日吉駅~新綱島駅~新横浜駅~羽沢横浜国大駅~西谷駅 |
駅構造 | 羽沢横浜国大駅:複線地下式、2面2線相対式プラットホーム 新横浜駅:複線地下式、2面3線島式プラットホーム 新綱島駅:複線地下式、1面2線島式プラットホーム |
開業日 | 2023年3月18日 |
位置図
配置図

出典:横浜市
断面図



出典:横浜市
新横浜駅
新横浜駅の地上出入口の様子です。他にもJR新横浜駅へ直結するペデストリアンデッキにアクセス可能な出入口もあります。

新横浜駅のコンコースの様子です。

待合室です。改札外にあります。

新横浜駅の北改札です。

駅務員室、窓口です。

新横浜駅の南改札です。

自動券売機、チャージ機です。

構内案内図です。

時刻表です。郊外方面の相鉄新横浜線はラッシュ時5~8本/h、昼間4本/hに対して、都心方面の東急新横浜線は9~15本/h、6本/h確保されています。

改札内コンコースの様子です。

改札内コンコースからホームへ至る階段の入口付近の様子です。

改札内コンコースからホームへ降りる階段です。木目調の天井、コンクリート調の壁面、間接照明、金属の手摺が組み合わさり、不思議な空間を創り出していました。

新横浜駅ホームの様子です。

1、2番ホームは羽沢横浜国大、海老名、湘南台方面へのホームとなっています。

3、4番ホームは渋谷、池袋、西高島平方面へのホームとなっています。

エレベーターです。

ホームには自動販売機も設置されています。

駅名標です。

可動式ホーム柵が設置されています。

行先表示機はディスプレイタイプのものが採用されています。

軌道構造は防振まくらぎ軌道となっています。

駅間のトンネルにはブルーのLEDも採用されており、近未来的な雰囲気を醸し出していました。

2023年8月6日更新
2023年3月26日撮影