2023/06/05
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田町タワー(Tamachi Tower)は、東京都港区芝で建設中の地上29階、地下2階、高さ156mの超高層ビルです。
立地は田町駅北側、第一京浜とJR山手線や新幹線との間に建っていた「徳栄ビル」と「第一田町ビル」跡地に位置しています。
フロア構成は低層部分と地下に商業施設などが入る「Tamachi Tower Mall」、中高層部分にオフィスとなります。
地下に駐車場、地下1~地上2階にレストラン、ショップ、3階にスポーツジム、保育所、4階にクリニック、地下1階と地上2~3階にオフィスエントランス、6~29階にオフィスとなります。
付帯施設には、28階にプレミアムオフィスとして専用の展望テラスを設けているほか、BCP対策として免震構造と制震構造それぞれの長所を活かした新しい制震構造である「芯棒型制震システム」の採用や防災備蓄倉庫、非常用発電機設備等の設置がなされています。
また、環境性能は外皮設計(断熱材の厚さやガラスの仕様)などの断熱性能に関わる省エネルギー性能を評価する指標となる「PAL*」や、設備システム全体のエネルギー利用の低減率となる「ERR」で段階3を満たし、CASBEEのSランク、CO2原単位(事務所部分)は59kg-CO2/㎡・年となっています。
オフィススペックは基準階面積が約2,600㎡(約786.5坪)、天井高が2,850mm、床荷重が500kg/㎡、ヘビーデューティーゾーン800kg/㎡となります。
建築主は田町ビル、徳栄商事、三菱重工業、設計は三菱地所設計、施工は清水建設です。
2019年6月1日に既存建築物の解体着手、着工は2021年2月1日、竣工は2023年5月末日となっています。
・田町タワー 公式サイト
→2019年9月12日投稿 (仮称)TTMプロジェクト
→2020年5月7日投稿 (仮称)TTMプロジェクト
→2022年1月27日投稿 田町タワー
→2022年7月4日投稿 田町タワー
→2022年11月20日投稿 田町タワー(Tamachi Tower)



出典:港区

出典:港区

出典:港区

出典:田町タワー 公式サイト
田町タワーでは、「芯棒型制震システム」と呼ばれる制振構造が採用されています。
低層部の剛強なRCコアで芯棒を構築し、芯棒周りにダンパーを集中することで事務所階に要していたダンパー設置用スペースを削減し、高い耐震性能と事務所空間の拡充を実現するとのことです。
免震構造と制振構造それぞれの長所を活かした新しい制振構造であり、長周期地震動や長時間地震動にも従来同等の冗長性を持つものとなっています。

出典:田町タワー公式サイト
回転窓の開放により自然の風を身近に感じられるほか、透光性の高いガラスの壁と床は木調デッキのため、テラスをイメージさせる新しいオフィス空間となります。

出典:田町タワー 公式サイト
ジャロジー窓の採用により高層ビルでありながら外気の取り入れが可能となり、感染症対策や空気の入れ替えが容易になります。

出典:田町タワー 公式サイト
田町タワーの完成予想パースです。
6~27階に入るオフィスは、無柱空間、600mmグリット天井と1,200mmピッチの小割サッシにより、小個室の配置も可能なフレキシブルな空間となります。

出典:田町タワー 公式サイト
田町タワーの鳥瞰パースです。

出典:田町タワー 公式サイト
「サンクンガーデン(地下鉄駅前広場)」の完成予想パースです。

出典:田町タワー 公式サイト
第一京浜から見た東側外構部の完成予想パースです。
敷地緑化の緑化率は46%となり、緑豊かな敷地となるほか、壁面緑化や屋上緑化もなされ、ヒートアイランド対策が進められます。

出典:田町タワー 公式サイト
「西側ペデストリアンデッキ」の完成予想パースです。

出典:田町タワー 公式サイト
「広場・カフェスペース(東側外構部)」の完成予想パースです。

出典:田町タワー 公式サイト
第一京浜沿いの完成予想パースです。

現地にて撮影
西側から見た建設中の田町タワーの様子です。2023年5月時点では既に上棟している状態となっており、タワークレーンも撤去されていました。

西側から見た建設中の田町タワーの低層部分の様子です。

北側から見た建設中の田町タワーの様子です。

エントランスの様子です。第一京浜沿いにはガラス張りの大屋根が架けられています。

低層部分は複雑に絡み合うガラスファサードが特徴的です。

ガラスウォールと縦方向のマリオンが印象的な二種類の外観が組み合わさったデザインとなっています。
建物中央付近にはテラスが設けられ、テラス付近には外気を取り入れることが可能なジャロジー窓も設置されています。

東側の本芝公園から見た建設中の田町タワーの様子です。

東側の本芝公園から見た建設中の田町タワーの低層部分の様子です。

北側の本芝公園から見た建設中の田町タワーの様子です。

高層部分は斜め方向に外装がカットされたような独特な形状をしていることが特徴となっています。

南東側から見た建設中の田町タワーの様子です。

建設が進む田町タワーと建て替え計画が進む地上24階、高さ100.30mの「森永プラザビル」の様子です。

2023年6月5日更新
2023年5月3日撮影
田町タワー(Tamachi Tower) |
田町タワー(Tamachi Tower)は、東京都港区芝で建設中の地上29階、地下2階、高さ156mの超高層ビルです。
立地は田町駅北側、第一京浜とJR山手線や新幹線との間に建っていた「徳栄ビル」と「第一田町ビル」跡地に位置しています。
フロア構成は低層部分と地下に商業施設などが入る「Tamachi Tower Mall」、中高層部分にオフィスとなります。
地下に駐車場、地下1~地上2階にレストラン、ショップ、3階にスポーツジム、保育所、4階にクリニック、地下1階と地上2~3階にオフィスエントランス、6~29階にオフィスとなります。
付帯施設には、28階にプレミアムオフィスとして専用の展望テラスを設けているほか、BCP対策として免震構造と制震構造それぞれの長所を活かした新しい制震構造である「芯棒型制震システム」の採用や防災備蓄倉庫、非常用発電機設備等の設置がなされています。
また、環境性能は外皮設計(断熱材の厚さやガラスの仕様)などの断熱性能に関わる省エネルギー性能を評価する指標となる「PAL*」や、設備システム全体のエネルギー利用の低減率となる「ERR」で段階3を満たし、CASBEEのSランク、CO2原単位(事務所部分)は59kg-CO2/㎡・年となっています。
オフィススペックは基準階面積が約2,600㎡(約786.5坪)、天井高が2,850mm、床荷重が500kg/㎡、ヘビーデューティーゾーン800kg/㎡となります。
建築主は田町ビル、徳栄商事、三菱重工業、設計は三菱地所設計、施工は清水建設です。
2019年6月1日に既存建築物の解体着手、着工は2021年2月1日、竣工は2023年5月末日となっています。
参考資料、引用元
・田町タワー 公式サイト
過去の記事
→2019年9月12日投稿 (仮称)TTMプロジェクト
→2020年5月7日投稿 (仮称)TTMプロジェクト
→2022年1月27日投稿 田町タワー
→2022年7月4日投稿 田町タワー
→2022年11月20日投稿 田町タワー(Tamachi Tower)

概要
名称 | 田町タワー(Tamachi Tower) |
計画名 | (仮称)TTMプロジェクト |
name | Tamachi Tower |
中文名 | 田町塔 |
所在地 | 東京都港区芝5丁目315番1 |
用途 | 事務所、店舗、駐車場等 |
階数 | 地上29階、地下2階 |
高さ | 156m |
構造 | 地上:鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造 地下:鉄骨鉄筋コンクリート造 |
基礎工法 | 直接基礎 |
敷地面積 | 8,617.93㎡ |
建築面積 | 5,949.77㎡ |
延床面積 | 112,178.97㎡ |
着工 | 2021年2月1日 (解体着手:2019年6月1日) |
竣工 | 2023年5月末日 |
建築主 | 田町ビル、徳栄商事、三菱重工業 |
設計 | 三菱地所設計 |
施工 | 清水建設 |
最寄駅 | 田町、三田 |
建築計画の概要板

位置図
区域図

出典:港区
立面図

出典:港区
断面図

出典:港区
イメージパース

出典:田町タワー 公式サイト
施設構成・イメージ
田町タワーでは、「芯棒型制震システム」と呼ばれる制振構造が採用されています。
低層部の剛強なRCコアで芯棒を構築し、芯棒周りにダンパーを集中することで事務所階に要していたダンパー設置用スペースを削減し、高い耐震性能と事務所空間の拡充を実現するとのことです。
免震構造と制振構造それぞれの長所を活かした新しい制振構造であり、長周期地震動や長時間地震動にも従来同等の冗長性を持つものとなっています。

出典:田町タワー公式サイト
回転窓の開放により自然の風を身近に感じられるほか、透光性の高いガラスの壁と床は木調デッキのため、テラスをイメージさせる新しいオフィス空間となります。

出典:田町タワー 公式サイト
ジャロジー窓の採用により高層ビルでありながら外気の取り入れが可能となり、感染症対策や空気の入れ替えが容易になります。

出典:田町タワー 公式サイト
田町タワーの完成予想パースです。
6~27階に入るオフィスは、無柱空間、600mmグリット天井と1,200mmピッチの小割サッシにより、小個室の配置も可能なフレキシブルな空間となります。

出典:田町タワー 公式サイト
田町タワーの鳥瞰パースです。

出典:田町タワー 公式サイト
「サンクンガーデン(地下鉄駅前広場)」の完成予想パースです。

出典:田町タワー 公式サイト
第一京浜から見た東側外構部の完成予想パースです。
敷地緑化の緑化率は46%となり、緑豊かな敷地となるほか、壁面緑化や屋上緑化もなされ、ヒートアイランド対策が進められます。

出典:田町タワー 公式サイト
「西側ペデストリアンデッキ」の完成予想パースです。

出典:田町タワー 公式サイト
「広場・カフェスペース(東側外構部)」の完成予想パースです。

出典:田町タワー 公式サイト
第一京浜沿いの完成予想パースです。

現地にて撮影
2023年5月建設状況
西側から見た建設中の田町タワーの様子です。2023年5月時点では既に上棟している状態となっており、タワークレーンも撤去されていました。

西側から見た建設中の田町タワーの低層部分の様子です。

北側から見た建設中の田町タワーの様子です。

エントランスの様子です。第一京浜沿いにはガラス張りの大屋根が架けられています。

低層部分は複雑に絡み合うガラスファサードが特徴的です。

ガラスウォールと縦方向のマリオンが印象的な二種類の外観が組み合わさったデザインとなっています。
建物中央付近にはテラスが設けられ、テラス付近には外気を取り入れることが可能なジャロジー窓も設置されています。

東側の本芝公園から見た建設中の田町タワーの様子です。

東側の本芝公園から見た建設中の田町タワーの低層部分の様子です。

北側の本芝公園から見た建設中の田町タワーの様子です。

高層部分は斜め方向に外装がカットされたような独特な形状をしていることが特徴となっています。

南東側から見た建設中の田町タワーの様子です。

建設が進む田町タワーと建て替え計画が進む地上24階、高さ100.30mの「森永プラザビル」の様子です。

2023年6月5日更新
2023年5月3日撮影