2023/05/31
渋谷アクシュ(SHIBUYA AXSH) |
渋谷アクシュ(SHIBUYA AXSH)は東京都渋谷区渋谷の渋谷ヒカリエ東側隣接地で建設中の地上23階、地下4階、高さ122.86mの超高層ビルです。
再開発街区は渋谷ヒカリエの東側隣接地に位置しており、「シオノギ渋谷ビル」や「渋谷アイビスビル」、「渋谷東宝ビル」、「太陽生命渋谷ビル」の建っていた場所となります。
渋谷ヒカリエや青山通りに隣接する複合施設の整備を行い、渋谷駅東口エリアの新たな賑わい拠点を目指すとともに、渋谷駅周辺の回遊性向上を図るものです。
フロア構成は1階~4階の低層部に商業機能、5階~23階に総賃貸面積約24,950㎡、基準階面積約1,325㎡のオフィスとなります。
また、渋谷駅や青山通りなどをつなげる多層な歩行者ネットワークや、坂道による縦移動を改善した立体的な屋内広場(吹き抜け空間)も整備されます。
環境性能面ではZEB Oriented認証を取得、オフィス部分はZEB Ready認証も取得しており、CASBEE-WOのSランクも取得予定となっています。
建築主は渋谷二丁目17地区市街地再開発準備組合、構成企業は塩野義製薬、南塚産業、NANZUKA、東宝、太陽生命保険、東京急行電鉄、設計は東急設計コンサルタント、三菱地所設計、パシフィックコンサルタンツ、施工は竹中工務店です。
既存建築物の解体着手は2020年11月2日、着工は2021年12月1日、竣工は2024年5月末日、開業は024年度上期となっています。
参考資料、引用元
・渋谷二丁目17地区市街地再開発組合/東急 渋谷二丁目17地区市街地再開発事業 ビル名称を「渋谷アクシュ(SHIBUYA AXSH)」に決定 ~渋谷駅東口エリアに新たな賑わいとウェルネスの拠点が2024年度上期に誕生します~
・東京急行電鉄 渋谷二丁目17地区市街地再開発事業が本格始動! ~渋谷駅東口エリアの賑わいを創出し、回遊性を向上します~
・東京都 渋谷二丁目17地区市街地再開発組合 設立認可
過去の記事
→2018年9月16日投稿 渋谷二丁目17地区市街地再開発
→2021年2月4日投稿 渋谷二丁目17地区第一種市街地再開発事業 施設建築物新築工事
→2021年7月15日投稿 渋谷二丁目17地区第一種市街地再開発事業 施設建築物新築工事
→2022年4月15日投稿 渋谷二丁目17地区第一種市街地再開発事業 施設建築物新築工事
→2022年7月26日投稿 渋谷二丁目17地区第一種市街地再開発事業 施設建築物新築工事
→2023年4月3日投稿 渋谷二丁目17地区第一種市街地再開発事業 施設建築物新築工事

出典:渋谷二丁目17地区市街地再開発組合/東急
概要
名称 | 渋谷アクシュ(SHIBUYA AXSH) |
計画名 | 渋谷二丁目17地区第一種市街地再開発事業 施設建築物新築工事 |
name | SHIBUYA AXSH |
中文名 | 涩谷AXSH |
所在地 | 東京都渋谷区渋谷二丁目100番 |
用途 | 事務所、店舗、駐車場 |
階数 | 地上23階、地下4階 |
高さ | 122.86m |
構造 | 鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造 |
基礎工法 | 直接基礎 |
敷地面積 | 3,461.99㎡ |
建築面積 | 2,268.41㎡ |
延床面積 | 44,511.77㎡ |
着工 | 2021年12月1日(解体着手:2020年11月2日) |
竣工 | 2024年5月末日 |
建築主 | 渋谷二丁目17地区市街地再開発準備組合 構成企業:塩野義製薬、南塚産業、NANZUKA、東宝、太陽生命保険、東京急行電鉄 |
設計 | 東急設計コンサルタント、三菱地所設計、パシフィックコンサルタンツ |
施工 | 竹中工務店 |
最寄駅 | 渋谷 |
建築計画の概要板

位置図
区域図

現地にて撮影
配置図

出典:東京都
断面図

出典:渋谷二丁目17地区市街地再開発組合/東急
イメージパース

現地にて撮影
施設構成・イメージ
渋谷アクシュのロゴです。
「渋谷アクシュ(SHIBUYA AXSH)」という名称には、青山と渋谷の街をつなぎ(Ⅹ:交差する)、多種多様な人々が行き交う場所で、交流を誘発する施設になっていきたいという思いが込められています。
また、挨拶や友好のしるしである「握手(アクシュ)」の意味から、異なる人々や文化がこの場所でつながり・交じり合い、そこから新たな価値が生まれていく様子を表現しているとのことです。

出典:渋谷二丁目17地区市街地再開発組合/東急
高層部ファサードのイメージです。ビルのルックスを印象付ける施設デザインとして、高層部のファサードには、渋谷駅東口エリアにおける渋谷アクシュ(SHIBUYA AXSH)のネットワークを表現したデザインが施されています。

出典:渋谷二丁目17地区市街地再開発組合/東急
渋谷アクシュ(SHIBUYA AXSH)の低層部分の完成予想パースです。

出典:渋谷二丁目17地区市街地再開発組合/東急
「歩行者ネットワーク」のイメージです。

出典:渋谷二丁目17地区市街地再開発組合/東急
「3階オフィスエントランス」の完成予想パースです。5階~23階に総賃貸面積約24,950㎡、基準階面積約1,325㎡のオフィスが入り、23階フロアには一部テナントが利用可能な屋上スペースを併設しています。

出典:渋谷二丁目17地区市街地再開発組合/東急
「1~2階アトリウム」の完成予想パースです。
1~4階には商業施設が入り、うち1~2階は広場やアトリウムとのつながりを活かした飲食機能、3~4階は「ウェルネス」をテーマとしたオフィスサポート施設、4~5階には、渋谷駅に最も近い3.0テスラMRIを有した健康診断専門の「総合健診センターヘルチェック」が入ります。

出典:渋谷二丁目17地区市街地再開発組合/東急
「渋谷ヒカリエ側広場」の完成予想パースです。

出典:渋谷二丁目17地区市街地再開発組合/東急
「青山側広場」の完成予想パースです。

出典:渋谷二丁目17地区市街地再開発組合/東急
2023年3月建設状況
東側から見た建設中の渋谷アクシュ(SHIBUYA AXSH)の様子です。
2023年3月時点では、4~7階付近の鉄骨建方が進められていました。

再開発ラッシュで次々と超高層ビル建設が進み、怒涛の勢いで渋谷エリアにも超高層ビル群が出現しています。

南東側から見た建設中の渋谷アクシュ(SHIBUYA AXSH)の様子です。

南東側から見た建設中の渋谷アクシュ(SHIBUYA AXSH)の低層部分の様子です。

南東側正面から見た建設中の渋谷アクシュ(SHIBUYA AXSH)の様子です。

南西側から見た建設中の渋谷アクシュ(SHIBUYA AXSH)の様子です。

北西側歩道橋から見た建設中の渋谷アクシュ(SHIBUYA AXSH)の様子です。

北東側から見た建設中の渋谷アクシュ(SHIBUYA AXSH)の様子です。
東側隣接地では、地上5階、地下1階、高さ50mと、地上41階、地下1階、高さ208m、地上44階、地下2階、高さ175mからなる「渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業」の計画も進められており、渋谷アクシュ(SHIBUYA AXSH)は渋谷駅からそれらの再開発街区へのアクセス動線としても機能するよう、計画されています。

2023年5月31日更新
2023年3月6日撮影