2023/07/17
ミュージックテラス(Kアリーナ横浜/ヒルトン横浜/Kタワー横浜) |
ミュージックテラス(Kアリーナ横浜/ヒルトン横浜/Kタワー横浜)は神奈川県横浜市西区みなとみらい21地区の60・61街区の一部として建設が進められている地上28階、高さ99.87mの超高層ツインビルとアリーナからなる大規模複合施設です。立地は、みなとみらいエリアの北側、高島水際線公園の南側に位置しており、街のシンボルとなる世界最大級の音楽アリーナとインターナショナルブランドホテル、オフィスの整備を通じて、上質なエンターテイメントを提供する「ミュージック・パーク」が形成されます。
施設構成は、アリーナ棟の「Kアリーナ横浜」が地上9階、ホテル棟の「ヒルトン横浜」が地上26階、地下1階、高さ106.775m、客室数339室、オフィス棟の「Kタワー横浜」が地上21階、地下1階、高さ99.50m(※塔屋除く建物高さ)となっています。
「Kアリーナ横浜」は、三層構造となるスタンドの全席がステージ正面を向いた扇型の形状で、座席数2万0,033席の座席数となり、全席に⻑時間快適に過ごせるファブリックシートを導入しています。また、付帯施設にはバーラウンジ(Arena Bar 7)、約400席の大空間のラウンジ(Lounge 5)のほか、施設内外に6,200口のコインロッカーの導入、計11か所の売店の配置がなされます。更にホスピタリティに溢れた特別な空間であるる「VIPエリア」の整備もなされました。
「ヒルトン横浜」は、客室数339室となっており、付帯施設には5階にエグゼクティブラウンジが配置されています。客室は建築デザインコンセプトの「YOKOHAMA Déco」に則り、アールデコ要素である幾何学模様や、横浜の港をイメージしたブルーを取り入れたものとなっており、デラックスルーム(キング/ツイン)やプレミアムルーム(キング/ツイン)、エグゼクティブルーム(キング/ツイン)、プレミアムファミリールーム(トリプル)、リバービュールーム(キング/ツイン)、リバービューエグゼクティブルーム(キング)、エグゼクティブスイート(キング/ツイン)などから構成されています。
「Kタワー横浜」は、オフィス基準階面積約222坪、1フロア当たり約216坪~約285坪、床荷重は500kg(一部800kgのヘビーデューティゾーンあり)のスペックとなっており、、3階には天井高4.5mを確保した無柱大空間の特別フロアが入り、2階のメインエントランスは天井高5.8m、天井には立体感のあるモールディングの装飾を施されていることが特徴となっています。
建築主はケン・コーポレーション、設計は梓設計、国建、鹿島建設、施工は鹿島建設です。着工は2020年8月1日、竣工は2023年7月、開業は2023年9月以降順次となっています。
参考資料、引用元
・ミュージックテラス 公式サイト
・ケン・コーポレーション 【プレスリリース】「Kアリーナ横浜」を擁する「ミュージックテラス」の概要が決定「Kアリーナ横浜」グランドオープニングシリーズ第二弾をご紹介
・ケン・コーポレーション 開発中プロジェクト - Kアリーナプロジェクト
・梓設計 みなとみらい21地区60・61街区の事業者を(株)ケン・コーポレーションに決定。国内最大級となるアリーナやホテル、オフィスなどの複合施設の設計・監理を進めていきます。
・国土交通省 民間都市再生事業計画(K アリーナプロジェクト)を認定 ~横浜みなとみらい 21 地区に『ミュージック・パーク』が誕生~
過去の記事
→2017年11月9日投稿 みなとみらい21地区60・61街区 開発計画
→2020年7月6日投稿 K アリーナプロジェクト
→2021年4月2日投稿 Kアリーナプロジェクト
→2022年1月8日投稿 ミュージックテラス(Kアリーナ横浜/ヒルトン横浜/Kタワー横浜)
→2022年6月20日投稿 ミュージックテラス(Kアリーナ横浜/ヒルトン横浜/Kタワー横浜)

概要
名称 | ミュージックテラス(Kアリーナ横浜/ヒルトン横浜/Kタワー横浜) |
計画名 | (仮称)Kアリーナプロジェクト 建設工事 |
name | Music terrace(K Arena Yokohama/Hilton Yokohama/K Tower Yokohama) |
中文名 | 音乐露台(K竞技场横滨/希尔顿横滨/K塔横滨) |
所在地 | 神奈川県横浜市西区みなとみらい六丁目 2 番 2 |
用途 | 観覧場、ホテル、オフィス、駐車場、店舗 アリーナ棟:観覧場(音楽アリーナ)、駐車場等 ホテル棟:ホテル、店舗、駐車場等 オフィス棟:事務所、店舗、駐車場等 |
階数 | アリーナ棟:地上9階 ホテル棟:地上26階、地下1階 オフィス棟:地上21階、地下1階 |
高さ | 99.87m アリーナ棟:約45m※ニュースリリース ホテル棟: 106.775m※建物最高高さ (建物高さ:99.50m、軒高:95.89m)/約100m※ニュースリリース オフィス棟:99.50m※塔屋除く建物高さ (軒高:95.89m)/約100m※ニュースリリース |
構造 | 鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造 |
基礎工法 | --- |
客室数 | 339室 |
敷地面積 | 31,793.97㎡ |
建築面積 | 27,600.00㎡ |
延床面積 | 119,300.00㎡ アリーナ棟:48,982.13㎡/約54,090㎡※ニュースリリース ホテル棟:35,272.40㎡/約34,850㎡※ニュースリリース オフィス棟:27,853.12㎡/約29,740㎡※ニュースリリース |
着工 | 2020年8月1日 |
竣工 | 2023年7月(現地概要板:2023年10月31日) |
建築主 | ケン・コーポレーション |
設計 | 梓設計、国建、鹿島建設 |
施工 | 鹿島建設 |
最寄駅 | 新高島、横浜 |
建築計画の概要板

位置図
区域図

出典:ケン・コーポレーション
配置図

出典:ケン・コーポレーション

現地にて撮影
立面図


断面図

出典:ケン・コーポレーション
イメージパース
▼Kアリーナ横浜

出典:ケン・コーポレーション
▼街区全体

出典:国土交通省
施設構成・イメージ
アリーナの座席構成イメージです。
下から「アリーナ」、「ロアースタンド」、「ミドルスタンド」、「アッパースタンド」となります。

出典:ケン・コーポレーション
アリーナの内観パースです。

出典:ケン・コーポレーション
ラグジュアリーなラウンジと専用ロビーが設けられる「VIP エリア」のイメージパースです。
VIPロビーのほか、室内からライブが鑑賞できる VIP ボックスも配置されます。


出典:ミュージックテラス公式サイト
「シートマップ」です。LEVEL1~7までの座席が設けられています。

出典:ミュージックテラス公式サイト
7階に設けられるバーラウンジのイメージパースです。バーラウンジでは、音楽と横浜の夜景を楽しめるとのことです。

出典:ケン・コーポレーション
約400席の大空間のラウンジ(Lounge 5)の完成予想パースです。

出典:ケン・コーポレーション
ホテルロビーのイメージパースです。

出典:ケン・コーポレーション
ミュージックテラス(Kアリーナ横浜/ヒルトン横浜/Kタワー横浜)の低層部分の完成予想パースです。

出典:ケン・コーポレーション
ミュージックテラス(Kアリーナ横浜/ヒルトン横浜/Kタワー横浜)の夜景パースです。

出典:ケン・コーポレーション
オフィスエントランスホールのイメージパースです。

出典:ケン・コーポレーション
2023年7月建設状況
ミュージックテラス Kアリーナ横浜
北西側から見た建設中のミュージックテラス Kアリーナ横浜の様子です。
地上9階、座席数2万0,033席の施設となり、ステージ前方のアリーナに加え、三層構造となるスタンドの全席がステージ正面を向いた扇型の形状となります。

北東側から見た建設中のミュージックテラス Kアリーナ横浜の様子です。

建設中のミュージックテラス Kアリーナ横浜のエントランスの様子です。
専用ロビーが設けられる「VIP エリア」や7階に設けられるバーラウンジがある場所は、全面ガラス張りのカーテンウォールの外観が特徴となっています。

北東側から見た建設中のミュージックテラスの様子です。

南東側から見た建設中のミュージックテラスの様子です。

南側から見た建設中のミュージックテラスの様子です。

ミュージックテラス ヒルトン横浜
北東側から見た建設中のミュージックテラス ヒルトン横浜の様子です。
ホテル棟の「ヒルトン横浜」は地上26階、地下1階、高さ106.775m、客室数339室の超高層ホテルとなります。
客室はスイートを含む339室となり、付帯施設にはスペシャリティレストラン、オールデイダイニング、カフェ・バーラウンジのほか、エグゼクティブラウンジや宴会場などを備えるものとされています。

北西側から見た建設中のミュージックテラス ヒルトン横浜の様子です。

ヒルトンのロゴも取り付けられました。

南西側から見た建設中のミュージックテラス ヒルトン横浜の様子です。

とちのき通り側からの動線となる大階段も整備されていました。

大階段の手前側は整地された状態となっており、こちらに道路が整備されるものと思われます。

ミュージックテラス Kタワー横浜
南東側から見た建設中のミュージックテラス Kタワー横浜の様子です。
オフィス棟の「Kタワー横浜」は地上21階、地下1階、高さ99.50m(※塔屋除く建物高さ)となります。
みなとみらいエリアでは供給の少ない、基準階専有部 200 坪強の中規模ハイグレードオフィスとなり、エントランスホールにはカフェを配置し、アリーナでのイベントがない日でも日常的に活気溢れる空間となります。

南西側から見た建設中のミュージックテラス Kタワー横浜の様子です。

北西側から見た建設中のミュージックテラス Kタワー横浜の様子です。

北東側から見た建設中のミュージックテラス Kタワー横浜の様子です。

西側から見た建設中のミュージックテラス Kタワー横浜の低層部分の様子です。

外溝整備も進められており、2023年9月より順次開業予定となっています。

2023年7月17日更新
2023年7月2日撮影