五反田JPビルディング 2023年7月建設状況

2023/08/21 2023/08/21

五反田JPビルディング

五反田JPビルディングは、東京都品川区西五反田で建設中の地上20階、地下3階、高さ98.00mの超高層ビルです。
立地は東急池上線大崎広小路駅西側、旧ゆうぽうと跡地に位置しており、五反田エリアはここ数年、多くのスタートアップ企業が集積し、2018年には一般社団法人五反田バレーが発足するなど、新しいビジネス拠点として注目を集めていることから、再開発が行われることになりました。

フロア構成は、地下に駐車場、1階にフードホール、2階にシェアオフィス「co-lab五反田 with JPRE」、3～4階に多目的ホール、3～12階にオフィス、14階～20階にホテルとなります。オフィスは五反田エリア最大級の基準階床面積となる約1,000坪のオフィスとなるほか、ホテルは運営者が星野リゾートとなり、付帯施設にはレストラン・オープンテラスが設けられます。

オフィススペックは、基準階面積960.45坪(3,175.04㎡)、天井高2,800mm、OAフロア100mmとなっています。
環境性能面ではLow-E ガラスの採用や、再生水の洗浄水利用や太陽光発電設備の設置等を通して、環境負荷の軽減に取り組み、CASBEE-建築のSランク取得のほか、建物の四周を取り囲むように地域の植生を踏まえた多種多様な樹種によって構成される「五反田の森」の配置がなされます。

環境対策として既存建物解体に伴う廃棄物削減、周辺環境への配慮、CO2排出の抑制などにより SDGs達成に貢献しているほか、既存地下躯体の活用において、一般社団法人日本建築センターによる健全性の評価を取得、地下を含めた建物全体の構造設計について性能評価および国土交通大臣の認定を受けています。

建築主は日本郵政不動産、基本設計は日本郵政、実施設計は大林組、施工は大林組です。準備工事着手は2020年春、着工は2021年8月上旬、竣工2023年12月末となっています。

参考資料、引用元

・日本郵政不動産五反田計画（仮称）の開発計画について
・日本郵政不動産「旧ゆうぽうと」跡地が生まれ変わる。大規模複合開発「五反田計画（仮称）」新築工事着工～ホテル運営者が星野リゾートに決定～
・品川区議会ゆうぽうと跡地開発計画について
・日本郵政不動産 2023年12月竣工予定の大規模複合施設「五反田計画（仮称）」の建物名称を「五反田ＪＰビルディング」に決定

過去の記事

→2019年9月27日投稿五反田計画 (仮称)
→2021年4月27日投稿五反田計画 (仮称)
→2022年10月14日投稿五反田計画 (仮称)

概要

名称	五反田計画 (仮称)
計画名	五反田計画 (仮称)
name	Gotanda JP Building
中文名	五反田JP大厦
所在地	東京都品川区西五反田八丁目4番1
用途	事務所、ホテル、ホール、飲食店舗、物販店舗、駐車場、駐輪場
階数	地上20階、地下3階
高さ	98.00m (軒高：95.00m)
構造	鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
基礎工法	直接基礎
客室数	---
敷地面積	6,710.93㎡
建築面積	4,770.00㎡
延床面積	69,230.00㎡
着工	2021年8月上旬(準備工事着手：2020年春)
竣工	2023年12月末
建築主	日本郵政不動産
設計	基本設計：日本郵政実施設計：大林組
施工	大林組
最寄駅	大崎広小路、五反田

建築計画の概要板

位置図

区域図

出典：日本郵政不動産

断面構成

出典：日本郵政不動産

フロア構成

・地下：駐車場
・1階：フードホール
・2階：シェアオフィス「co-lab五反田 with JPRE」
・3階～4階：多目的ホール
・3階～12階：オフィス
・14階～20階：ホテル

イメージパース

出典：日本郵政不動産

施設構成・イメージ

「フロントテラス(中原街道沿い)」の完成予想パースです。

出典：日本郵政不動産

「メインエントランス(五反田の森)」の完成予想パースです。

出典：日本郵政不動産

「1階フードホール」の完成予想パースです。
健康に配慮した多種多彩な食を提供し、テイクアウト等、地域のニーズを取り込み、新しいライフスタイルを提供するものとされています。

出典：日本郵政不動産

「2階シェアオフィス」の完成予想パースです。
スタートアップやコ・ワーカーの集積などのエリアニーズに応え、スペースの提供とともに働き方の多様化に対応するほか、館内およびエリア関係者との多様な交流プログラムなどを盛り込み、コラボレーションを誘発させる五反田のイノベーションの中心を目指すものとされています。