敷地東隣にある 「三菱東京UFJ銀行名古屋ビル」から本部機能を移転し、その後、「三菱東京UFJ銀行名古屋ビル」を解体、そちらも再開発される予定です。
ちなみに西隣に建つ「旧名古屋銀行ビル」は近代建築としての価値が高いため、再開発は行われず、保存されます。
■過去の記事
→2015年7月16日投稿 (仮称)錦二丁目計画
→2015年10月8日投稿 (仮称)錦二丁目計画

■概要
・名称 (仮称)錦二丁目計画
・所在地 愛知県名古屋市中区錦2丁目2011番他
・階数 地上21階、地下1階建て
・高さ 97.100m
・構造 鉄骨造、(一部鉄筋コンクリート造)
・敷地面積 3,383.23㎡(A敷地)
・建築面積 2,377.11㎡(A敷地)
・延床面積 45,586.44㎡(A敷地)
・着工 2016年3月1日頃
・竣工 2018年予定
・設計 三菱地所設計、竹中工務店
・建築主 名古屋デベロップメント特定目的会社、積水ハウス
・施工 竹中工務店
・最寄駅 伏見、栄、栄町
(2015年12月9日撮影)
南側から見た(仮称)錦二丁目計画の様子です。
現在は既存の駐車場を解体、障害撤去工事が行われています。
躯体の建設開始は来年春の予定となっています。
ちなみに奥に見える巨大なビルは三菱東京UFJ銀行名古屋ビルという1961年に竣工した老舗ビルですが、こちらは2018年から2027年の間に再開発が行われるようです。現在の名古屋市の環境アセスメント対象が高さ100m以上かつ延床面積5万㎡以上となっているため、この「(仮称)錦二丁目計画」は高さ97m、延床面積45万㎡とアセスに引っかからないように規模がやや小ぶりで計画されています。
東京では都心部の再開発が行われるような場所ではかなり大幅な緩和がなされているので、名古屋でも行政によって名駅周辺や栄など都心部はもう少し緩和して、高密度化、集約化を図ってもらいたいものですね。

「旧名古屋銀行ビル」です。
1926年竣工の古いビルで、4層分のコリント式列柱が特徴的です。
なかなか重厚感ある構えで、高層棟もこれに合わせた外観デザインであればいい感じになりそうですね。

敷地北東、三菱東京UFJ銀行名古屋ビル側から見た(仮称)錦二丁目計画の様子です。
本命の三菱東京UFJ銀行名古屋ビル建て替えが進むころまでに名古屋市の都心部における環境アセスメント緩和がなされていればなと思います。
また、現在は名古屋駅周辺で超高層ビル建設が続いていますが、名古屋駅周辺はまとまった整形の土地が少なく、名鉄の再開発でほぼ頭打ちかとも思われるので、今後は整形の土地が数多く存在する栄周辺で超高層化、再開発が盛んになると思います。

整理番号B-0338-03