名鉄犬山線布袋駅付近鉄道高架事業は名鉄犬山線の江南市、布袋(ほてい)駅付近にある国道155号線との平面交差におけるボトルネック踏切(開かずの踏切)の解消と、開かずの踏切により発生している市街地の分断を無くすために布袋駅付近1.4kmを高架化する計画です。
因みに布袋駅は名古屋都心、名鉄名古屋駅から急行で20分ほどの場所に位置し、布袋駅のある名鉄犬山線は名古屋駅、金山駅、直通の鶴舞線で伏見や丸の内などの名古屋の中心部へ一本で出られる非常に便利な路線となっています。
◆参考、計画図等引用元
→ →江南市 布袋駅付近鉄道高架事業
■過去の記事
→2015年3月6日投稿 名鉄犬山線布袋駅付近鉄道高架事業
→2015年10月10日投稿 名鉄犬山線布袋駅付近鉄道高架事業
■概要
・名称: 布袋駅付近鉄道高架事業
・区間: 約1.4km (事業延長区間1.8km)
・着工:2009年度
・竣工予定:2020年1月31日予定
・総工費:189億円
(2016年2月撮影)
国道155号線上にある歩道橋から高架化計画地南側を見た様子です。
国道155号以南の石仏方向は田園地帯なので、一直線に伸びる真新しい高架が目立ちます。
国道155号線との立体交差が完成していました。
ちなみに朝夕のラッシュ時は一時間あたりの通過本数が片側だけで11本と電車の本数が多く、結構長い間踏切が閉まっているうえ、平面交差する国道155号線は隣接する一宮市から小牧市、春日井市方面の工業団地への通勤経路ともなり、自家用車の台数もかなりのものですから、この国道155号線では大渋滞が起こります。
布袋駅南側は高架構造物が完成しており、残るは線路の敷設(下からは確認ができないため、すでに敷かれているかもしれない)と、架線や架線柱、信号設備の整備です。
現在は布袋駅の駅舎となる部分の高架工事が行われています。
布袋駅は高架化後、2面4線に留置線ができ、1階は改札と高架下商業施設、2階がホームとなります。
布袋駅の一日平均乗降者数は2009年度の7,810人から2013年度は8,251人と増加しており、周囲の区画整理事業とともに利用者は増加傾向にあり、名鉄全線で47番目に利用者数の多い駅となりました。
数年前は名鉄全線で48番目に利用者の多い尾張旭駅と肩を並べていましたが、現在では46番目に利用者数の多い三好ヶ丘駅にどんどん近づいています。
このように先に整備されている上り線の高架は駅のホームへ通じる階段が施工されていました。
階段から降りた場所は地表より少し高い位置にあり、この高さに改札口が設けられることがわかります。
布袋駅東側はこんな感じになっています。
布袋駅仮ホームから見た上り線の高架です。
仮ホームの東側で上り線高架が先行して建設されています。
布袋駅北側の平面交差部分にも遂に高架が完成していました。
このように駅部分と通常の線路部分の高架は分けて建設がすすめられたようです。
高架化北端部です。
自分が初めて布袋駅に降り立った時よりも住宅が増えていました。
高架化と同時に駅を中心としたまちづくりが進めばいいなと思います。
整理番号k-2016-02-03
2016/02/11
Comments 1
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おおぼとけ
No title
おはようございます、遂についにツイニ完成しました。半分だけ。始発前に周りを少し見てきましたが、工事の終わった職員が多数おりました。高架駅東側の部分はいきなり明治から<新元号>へ飛んでしまったなぁ、とか思い帰りました。始発電車に乗ろうかとも思いましたが、何処の駅近辺にも特に用が無いので断念。私は昔は東京と埼玉に住んでいたのでどうしてもその辺の駅近辺と比較してしまいがちですね。悪い癖です。