当初の計画では27階建て、高さ100m、約34,000㎡での再開発計画でしたが、地権者などの積極的な参加により、敷地面積が約4,400㎡から約6,500㎡に増加し、規模が拡大されています。
◆過去の記事
→2015年4月3日投稿 高島屋南地区第一種市街地再開発事業

■概要
・名称 高島屋南地区第一種市街地再開発事業
・所在地 岐阜県岐阜市徹明通2丁目、神室町2丁目、金町4丁目
・階数 地上35階建て
・高さ 約120m(高さ推定/詳細不明)
・構造 鉄筋コンクリート造
・総戸数 250戸-300戸(計画)
・敷地面積 約6,500㎡
・建築面積 -
・延床面積 -
・着工 2017年度以降
・竣工 -
・建築主 高島屋南市街地再開発組合(マンション部分:大京)
・施工 戸田建設
・最寄駅 岐阜、名鉄岐阜
(2016年2月4日撮影)
高島屋南地区第一種市街地再開発事業の完成予想図です。
地権者の積極的な参加により敷地面積が大幅に増えたため、35階建てに規模が拡大しました。
また、組合参加員に大京、定業務代行者を戸田建設にそれぞれ決まり、大京がマンション部分に関わるということで、マンション名は「ライオンズタワー○○」?になるものかと思われます。
→日刊建設工業新聞 高島屋南地区再開発(岐阜市)/特定業務代行者に戸田建設/組合

東側から見た高島屋南地区第一種市街地再開発事業の計画地です。
現在は老朽化した家屋や店舗が並びます。

南側から見た高島屋南地区第一種市街地再開発事業の計画地です。
アーケード付きの商店街の通りがあり、通りに面した建物は中層の雑居ビルとなっていました。
ちなみに再開発後の建物は1~4階は商業施設と公的施設、5~35階を住宅とするようで、公的施設は岐阜市が再開発ビルの保留床を取得してトレーニング施設やプール施設、健康相談、子どもの遊び場や子育て相談、保育所などの公共施設の設置を検討しているそうです。
※ドルフィンの看板の右側辺りに35階建て、超高層棟ができます。

アーケードのある通りです。
人通りも少なく、閑散としていましたが再開発が行われて賑やかになるといいですね。

高島屋南地区第一種市街地再開発事業の南側に位置する金公園から見た再開発区域の様子です。

最後に、再開発区域南側の金公園に自分が幼少期に見た路面電車が展示されていました。
記憶が曖昧でどんな路面電車だったかなと少し忘れていましたが、丸い窓があるなど色々と思い出しました。
岐阜市民に愛されたこの車両が再開発区域に移転されてカフェなどになれば良いなとは思いますが、痛みも激しく、再開発区域での設置場所も限られるためこのまま展示となるのかなと思います。
岐阜は再開発や様々な施設誘致に積極的で、再開発であれば市内の岐阜シティタワー43、大規模施設であれば飛騨のカミオカンデなどがあります。過去には「首都を東農へ」というキャッチフレーズで首都移転運動も行われていました。
この勢いで岐阜が発展していけば良いですね。今後に期待です。

整理番号B-0389-02