2017/02/21
尾張旭北原山土地区画整理事業は愛知県尾張旭市北原山で行われている土地区画整理事業で、既存のスプロールした郊外住宅地、約532,000㎡を再整備して居住環境の向上を目指すものです。
公園は近隣公園が1か所(10,000㎡)、街区公園が5か所(6,500㎡)が計画されており、換地や公共施設整備に支障となる653戸もの移転や除去が行われる愛知県内でも非常に大規模な土地区画整理事業となっています。
◆参考資料、引用元
尾張旭北原山土地区画整理組合
◆過去の記事
→2016年5月31日投稿 尾張旭北原山土地区画整理事業

■概要
・名称 名古屋都市計画事業 尾張旭北原山土地区画整理事業
・開発面積 約532,000㎡
・着工 2000年9月12日
・完工 2024年3月31日
・総事業費 237億3,800万円
・計画戸数 ---
・計画人口 ---
・施工 ---
(2017年2月13日撮影)
県道61号線に面したサンステージ三郷(アミューズメントエムズパーク三郷やカラオケY's、ガスト、ドラッグスギヤマ)跡地は更地になり、新たに(仮称)尾張旭市三郷商業施設計画が建設される計画となりました。
新しい商業施設にもカラオケやアミューズメント施設、ファミリーレストランが入ると良いですね。

(仮称)尾張旭市三郷商業施設計画の概要板です。
過去にエディオンの出店が概要板に書かれていたり、地元の人の間では平和堂が入るなどと噂されていましたが、今回、概要板にはフィールが事業主となっていました。
下のホームページで公開されている図面を見てみると、1階は南側が全面駐車場、2階は2つのテナントが入る設計となっています。
普通のロードサイド店舗で少し残念ですが、図面上で歩行者用のアプローチが見つからず歩きの客はどうするの?といった印象を持ちました。
愛知県 産業労働部 商業流通課 (仮称)尾張旭市三郷商業施設計画

尾張旭北原山土地区画整理事業は2024年まで事業が行われる計画で、現在は既に整地されて新興住宅の建ち並ぶエリアと更地となっているエリア、既存建築物や荒れ地の残るエリアが混在しています。
写真では整地された土地にポツンと立つかわいらしい木にみかんの実がなっていました。

(仮称)尾張旭市三郷商業施設計画北西側です。
この道路は現在、北原山交差点が西端となっていますが区画整理後はパチンコスロットピーハウス東側まで道路が整備されます。
かなり幅員が狭く危険な状況ですが歩道整備もなされるのでしょうか。

アクセスは名古屋都心、栄から名鉄瀬戸線急行で約19分の尾張旭駅、三郷駅の2駅が利用可能で、尾張旭駅では始発列車があるため、栄まで着席通勤通学帰宅が可能となっています。
また、名鉄瀬戸線栄町駅は栄の久屋大通公園地下にあるので駅名は地下鉄栄駅と異なりますが場所は同じ場所にあり、列車本数もラッシュ時は4分間隔、昼間でも5~10分間隔と名古屋都市圏では多めの本数です。

県道61号線に面した場所に建つユニクロ尾張旭店です。奥の街路を挟んだ向こう側では戸建て住宅が解体中でした。

奥の大きめの建物が先ほどのユニクロ尾張旭店です。
砂利道の奥に人しか通れない幅の小規模な踏切があります。
※2017年2月20日現在、画像右側の街路が舗装され、そちらに街路が移転しています。

前回の記事で「ヒューマンスケールな狭くてぐねぐねした二項道路」として載せた位置と同位置です。
前回の写真で左側にあった老朽家屋や樹木が解体されていました。

前回の撮影時は荒れ地が広がっていましたが、今回は草も刈られて整地が進められていました。

尾張旭北原山土地区画整理事業地内から三郷駅方面を眺めた様子です。
前回撮影していた路地は整地による盛り土が行われ、通行止めとなっていました。

計画では南原山交差点から名古屋銀行のある交差点まで伸びる予定の道路です。
現在、側溝が設置されて道路整備が進められています。
奥では右側が区画整理が行われて建て替えが進んだエリアで、左側が既存建築物が残るエリアとなっています。

上の画像の道路のうち、区画整理事業地北端の城山街道付近は車道の舗装が済んでいます。
歩道幅はかなり広々としており、ベビーカーを押すママさん二人が横に並んでもまだ余裕があるほどです。

城山街道北側には旭丘小学校があります。
城山街道北側は田園風景が残っており、そのうちこちらも区画整理がなされるのではと思います。

尾張旭北原山土地区画整理事業地北西側に位置するスーパーマーケットバロー城山店です。
スポーツクラブのアクトスや三洋堂書店、サンドラッグ、Mac-House、すき家や瀬戸信用金庫もある大規模商業施設です。
愛知県の郊外を巡っていて思うのですが、すき家や吉野家などの牛丼屋が大通り沿いにはかなりある割にそこそこ大きな駅前に無いのは何故なのかといつも疑問に思っています。車は駅前へも移動できますが電車と徒歩移動では歩ける距離が限られるので駅前にも牛丼屋やファミレスが欲しいですね・・・

バロー城山店南側は既に新興住宅が建ち並んでいます。
建設時は様々なハウスメーカーが住宅を建てていましたが、統一感ある街並みに仕上がりました。

尾張旭市北原山町平池浦1947番付近です。
区画整理が進み、戸建て住宅やアパートが新築されつつあります。

曳家が行われた旭グルービーです。
既存位置よりやや南側に移築されました。区画整理では土地を減歩して公共用地や保留地とするため、換地が行われると以前と違う場所に土地が移転してしまう場合があります。

尾張旭北原山土地区画整理事業地の南側を東西に貫く名鉄瀬戸線です。
自分が大学に通い始めた3年ほど前までは荒れ地と昭和時代に建てられた古い家屋が点在しており、ローカルムード満載の光景でしたが、たった数年で宅地造成が行われて美しい新興住宅が建ち並んでいきました。
毎朝車窓を見ていたのですが、本当に凄まじい勢いで沿線が開発されていきました。

●尾張旭旭前城前特定土地区画整理事業
1994年から2016年12月6日まで同じ尾張旭市内で行われていた区画整理事業で、旭前駅を中心とした45.3haもの広い土地で行われていた区画整理事業です。
旭前駅前のロータリーや広場整備なども行われ、周辺では新興戸建て住宅やアパート、中高層マンションが建設されています。

家族ができたら尾張旭市と言うけど実際はどうなの?という声を時々聞きますが、
名古屋都心部へ通勤通学するにはリニモから東山線乗換が必要な長久手市や15分おきにしか列車が来ない豊田線の日進市よりもアクセス利便性が抜群に良いと思います。
では教育面は?というと名古屋市内では文教エリア(東区や千種区等)を有する区内の面移動重視(自家用車での送迎目的?)ですが、市外に出ると沿線移動が基本となります。
名古屋(愛知県)では出身高校を尋ねられることも多々あり、進学校に進むために子連れ家族は文教エリアを有する名古屋市内の区に住まうという風潮も見られます。
しかし、個人的にはどのレベルの高校にも通いやすく、選びやすい尾張旭市はおすすめです。
名鉄瀬戸線沿線には明和高校や東海高校等の一流高校から進学校の旭野高校、中堅高校の瀬戸高校まで駅徒歩圏内に様々な教育レベルの高校が立地します。
また、大曽根では名城線に乗り換えて至学館、愛知高校や、新瀬戸で愛環に乗り換えて瀬戸西高校や瀬戸北総合高校にも通うことができます。
ということで今回は多数声を頂いていた尾張旭の教育面(特に進学校へのアクセス)からマップを作りましたのでご覧ください。
参考:高校受験ナビ

★追記
尾張旭北原山土地区画整理事業地の最寄り駅の一つである尾張旭駅周辺の商業施設が少ないという印象やロードサイド型店舗は充実していても駅前商業が不足していると友人と話しており、参考に首都圏郊外都市の駅前大規模商業施設で中低層のものの一例をまとめてみました。
尾張旭にもこんな感じの都会的で洗練された駅前商業施設ができると良いですね!(駅前は車で行けてもロードサイドは歩きだと大変ですので・・・)

土地区画整理0006-01
公園は近隣公園が1か所(10,000㎡)、街区公園が5か所(6,500㎡)が計画されており、換地や公共施設整備に支障となる653戸もの移転や除去が行われる愛知県内でも非常に大規模な土地区画整理事業となっています。
◆参考資料、引用元
尾張旭北原山土地区画整理組合
◆過去の記事
→2016年5月31日投稿 尾張旭北原山土地区画整理事業

■概要
・名称 名古屋都市計画事業 尾張旭北原山土地区画整理事業
・開発面積 約532,000㎡
・着工 2000年9月12日
・完工 2024年3月31日
・総事業費 237億3,800万円
・計画戸数 ---
・計画人口 ---
・施工 ---
(2017年2月13日撮影)
県道61号線に面したサンステージ三郷(アミューズメントエムズパーク三郷やカラオケY's、ガスト、ドラッグスギヤマ)跡地は更地になり、新たに(仮称)尾張旭市三郷商業施設計画が建設される計画となりました。
新しい商業施設にもカラオケやアミューズメント施設、ファミリーレストランが入ると良いですね。

(仮称)尾張旭市三郷商業施設計画の概要板です。
過去にエディオンの出店が概要板に書かれていたり、地元の人の間では平和堂が入るなどと噂されていましたが、今回、概要板にはフィールが事業主となっていました。
下のホームページで公開されている図面を見てみると、1階は南側が全面駐車場、2階は2つのテナントが入る設計となっています。
普通のロードサイド店舗で少し残念ですが、図面上で歩行者用のアプローチが見つからず歩きの客はどうするの?といった印象を持ちました。
愛知県 産業労働部 商業流通課 (仮称)尾張旭市三郷商業施設計画

尾張旭北原山土地区画整理事業は2024年まで事業が行われる計画で、現在は既に整地されて新興住宅の建ち並ぶエリアと更地となっているエリア、既存建築物や荒れ地の残るエリアが混在しています。
写真では整地された土地にポツンと立つかわいらしい木にみかんの実がなっていました。

(仮称)尾張旭市三郷商業施設計画北西側です。
この道路は現在、北原山交差点が西端となっていますが区画整理後はパチンコスロットピーハウス東側まで道路が整備されます。
かなり幅員が狭く危険な状況ですが歩道整備もなされるのでしょうか。

アクセスは名古屋都心、栄から名鉄瀬戸線急行で約19分の尾張旭駅、三郷駅の2駅が利用可能で、尾張旭駅では始発列車があるため、栄まで着席通勤通学帰宅が可能となっています。
また、名鉄瀬戸線栄町駅は栄の久屋大通公園地下にあるので駅名は地下鉄栄駅と異なりますが場所は同じ場所にあり、列車本数もラッシュ時は4分間隔、昼間でも5~10分間隔と名古屋都市圏では多めの本数です。

県道61号線に面した場所に建つユニクロ尾張旭店です。奥の街路を挟んだ向こう側では戸建て住宅が解体中でした。

奥の大きめの建物が先ほどのユニクロ尾張旭店です。
砂利道の奥に人しか通れない幅の小規模な踏切があります。
※2017年2月20日現在、画像右側の街路が舗装され、そちらに街路が移転しています。

前回の記事で「ヒューマンスケールな狭くてぐねぐねした二項道路」として載せた位置と同位置です。
前回の写真で左側にあった老朽家屋や樹木が解体されていました。

前回の撮影時は荒れ地が広がっていましたが、今回は草も刈られて整地が進められていました。

尾張旭北原山土地区画整理事業地内から三郷駅方面を眺めた様子です。
前回撮影していた路地は整地による盛り土が行われ、通行止めとなっていました。

計画では南原山交差点から名古屋銀行のある交差点まで伸びる予定の道路です。
現在、側溝が設置されて道路整備が進められています。
奥では右側が区画整理が行われて建て替えが進んだエリアで、左側が既存建築物が残るエリアとなっています。

上の画像の道路のうち、区画整理事業地北端の城山街道付近は車道の舗装が済んでいます。
歩道幅はかなり広々としており、ベビーカーを押すママさん二人が横に並んでもまだ余裕があるほどです。

城山街道北側には旭丘小学校があります。
城山街道北側は田園風景が残っており、そのうちこちらも区画整理がなされるのではと思います。

尾張旭北原山土地区画整理事業地北西側に位置するスーパーマーケットバロー城山店です。
スポーツクラブのアクトスや三洋堂書店、サンドラッグ、Mac-House、すき家や瀬戸信用金庫もある大規模商業施設です。
愛知県の郊外を巡っていて思うのですが、すき家や吉野家などの牛丼屋が大通り沿いにはかなりある割にそこそこ大きな駅前に無いのは何故なのかといつも疑問に思っています。車は駅前へも移動できますが電車と徒歩移動では歩ける距離が限られるので駅前にも牛丼屋やファミレスが欲しいですね・・・

バロー城山店南側は既に新興住宅が建ち並んでいます。
建設時は様々なハウスメーカーが住宅を建てていましたが、統一感ある街並みに仕上がりました。

尾張旭市北原山町平池浦1947番付近です。
区画整理が進み、戸建て住宅やアパートが新築されつつあります。

曳家が行われた旭グルービーです。
既存位置よりやや南側に移築されました。区画整理では土地を減歩して公共用地や保留地とするため、換地が行われると以前と違う場所に土地が移転してしまう場合があります。

尾張旭北原山土地区画整理事業地の南側を東西に貫く名鉄瀬戸線です。
自分が大学に通い始めた3年ほど前までは荒れ地と昭和時代に建てられた古い家屋が点在しており、ローカルムード満載の光景でしたが、たった数年で宅地造成が行われて美しい新興住宅が建ち並んでいきました。
毎朝車窓を見ていたのですが、本当に凄まじい勢いで沿線が開発されていきました。

●尾張旭旭前城前特定土地区画整理事業
1994年から2016年12月6日まで同じ尾張旭市内で行われていた区画整理事業で、旭前駅を中心とした45.3haもの広い土地で行われていた区画整理事業です。
旭前駅前のロータリーや広場整備なども行われ、周辺では新興戸建て住宅やアパート、中高層マンションが建設されています。

家族ができたら尾張旭市と言うけど実際はどうなの?という声を時々聞きますが、
名古屋都心部へ通勤通学するにはリニモから東山線乗換が必要な長久手市や15分おきにしか列車が来ない豊田線の日進市よりもアクセス利便性が抜群に良いと思います。
では教育面は?というと名古屋市内では文教エリア(東区や千種区等)を有する区内の面移動重視(自家用車での送迎目的?)ですが、市外に出ると沿線移動が基本となります。
名古屋(愛知県)では出身高校を尋ねられることも多々あり、進学校に進むために子連れ家族は文教エリアを有する名古屋市内の区に住まうという風潮も見られます。
しかし、個人的にはどのレベルの高校にも通いやすく、選びやすい尾張旭市はおすすめです。
名鉄瀬戸線沿線には明和高校や東海高校等の一流高校から進学校の旭野高校、中堅高校の瀬戸高校まで駅徒歩圏内に様々な教育レベルの高校が立地します。
また、大曽根では名城線に乗り換えて至学館、愛知高校や、新瀬戸で愛環に乗り換えて瀬戸西高校や瀬戸北総合高校にも通うことができます。
ということで今回は多数声を頂いていた尾張旭の教育面(特に進学校へのアクセス)からマップを作りましたのでご覧ください。
参考:高校受験ナビ

★追記
尾張旭北原山土地区画整理事業地の最寄り駅の一つである尾張旭駅周辺の商業施設が少ないという印象やロードサイド型店舗は充実していても駅前商業が不足していると友人と話しており、参考に首都圏郊外都市の駅前大規模商業施設で中低層のものの一例をまとめてみました。
尾張旭にもこんな感じの都会的で洗練された駅前商業施設ができると良いですね!(駅前は車で行けてもロードサイドは歩きだと大変ですので・・・)

土地区画整理0006-01