2017/08/16
2027年にリニア中央新幹線が品川から名古屋間を最速40分で結ぶ計画となっています。
2037年には名古屋から大阪まで開通する計画となっていますが、それまでの期間、西のターミナルとして稼働する名古屋駅ではリニア中央新幹線の駅をはじめとして、乗り換えや滞留空間として活用され、広場空間でもある「(仮称)ターミナルスクエア」の建設も進められます。
◆参考資料、引用元
名古屋駅ターミナル機能強化(乗換空間・駅前広場周辺・地下歩行者空間)の検討調査
交通基盤関連プロジェクト 「名古屋駅周辺交通基盤整備方針」の 「基本的な考え方」(案)
リニア中央新幹線と 名古屋駅周辺まちづくり構想

参考資料から拝借したリニア中央新幹線名古屋駅との乗換主動線と(仮称)ターミナルスクエアの整備イメージです。
東西計5箇所のターミナルスクエアを整備し、リニア中央新幹線と東海道新幹線、JR在来線、名鉄、地下鉄、近鉄、あおなみ線との乗り換え動線を直線化、垂直化することでわかりやすく、更に利便性が向上する計画です。
また、現在、中央コンコースのみの東西動線軸を南側にもコンコース(自由通路)を新設し、キャパシティを確保します。

また歩行者動線の整備以外にも、駅前広場の整備も行われます。
ターミナルスクエアから高速バス・観光ツアーバス乗降場とタクシー一般車乗降場、名鉄バス、市バスへの乗り換え利便性を向上させるため数か所の駅前広場も新設するようです。

●2017年8月時点でのリニア中央新幹線名古屋駅・ターミナルスクエア整備の様子
JRゲートタワーエントランスと地下鉄東山線名古屋駅北・中央改札口付近に整備される「(仮称)ターミナルスクエア①」予定地付近です。
現在では大階段やゲートタワーのエントランスがあり、手前の歩道はゲートタワー建設時に拡張されています。

現在、モニュメントの飛翔やタクシーロータリーのある付近に整備される「(仮称)ターミナルスクエア② 」予定地です。
名古屋市制100周年の1989年に建設されたモニュメントの「飛翔」は移設されることが決定され、飛翔設置前この地にあった「青年の像」同様、名城公園に移設されるのかはわかりませんが、どこかしらに移設されます。

JRセントラルタワーズ2階デッキ吹き抜けから見た「(仮称)ターミナルスクエア② 」予定地です。
この辺に地下に潜るエスカレーターと巨大な吹き抜けが設置されるのでしょうか。
近未来的なデザインのものだと良いですね。

JRセントラルタワーズ南東側にある「タワーズガーデン」の場所には「(仮称)ターミナルスクエア③」が整備されます。
現在ある約3,000㎡のタワーズガーデンは撤去され、今まで名古屋ど真ん中祭りなどイベントで使われてきたステージも無くなります。
その代わりにJR在来線、地下鉄と名鉄、近鉄との乗り換えがスムーズになり、5箇所整備されるターミナルスクエアの中でも最も重要なターミナルスクエアになるものかと思われます。

名駅通(めいえきどおり)の現在の様子です。
JRセントラルタワーズの南側には名鉄名古屋駅や近鉄名古屋駅があり、その直上に名鉄百貨店もあるため、非常に複雑な動線となっており、近年、愛知大学やグローバルゲート、中京テレビのできたささしまライブへの歩行者動線にもなっているため大混雑しています。
2027年までに名鉄百貨店は再開発され、南北400mの非常に横長の超高層ビルになるため、同時に地下にある名鉄名古屋駅も再整備され、リニア中央新幹線開通までにこちら側も大きく変わります。

名鉄名古屋駅側から見た名駅通とJRセントラルタワーズです。
タワーズガーデンの撤去工事のためのものか、仮囲いが設置され始めています。
ちなみに名駅(めいえき)は名古屋駅がある場所の地名で、東京の三茶(三軒茶屋の略)や大阪キタ(梅田周辺)のような省略や愛称ではなく、名古屋駅前の地名です。

名鉄名古屋駅の改札口(北改札口)です。
現在は中央改札口、南改札口、北改札口、西改札口、東改札口、新南改札口、近鉄乗換口があり、出口専用や入り口専用もあり、名駅=迷駅と呼ばれる発端となっている場所です。
また、名鉄名古屋駅は乗降でホームが分かれており、スムーズな乗降が可能となっていますが、上下1本ずつ、2本のみしか線路が無いため、行先・路線ともにバラバラの電車が行き交い、更に車両の長さも2両から8両と異なるため、非常に複雑でわかりにくくなっています。
自分は東京大阪で様々な駅を使ったことがありますが、この名鉄名古屋駅が日本で最も複雑で使いにくい駅でした。

近鉄名古屋駅と名鉄名古屋駅、JR名古屋駅広小路口方面の連絡通路部分です。
ここは半地下で、そこから地下へ分かれます。
もはや迷路で暇なときは歩いていて楽しいですが、非常に効率の悪い造りです。
名鉄名古屋駅と近鉄名古屋駅で水平乗換や共同改札化が行われればわかりやすくなりますが、実現できるでしょうか。
また、同じ名鉄でも小牧線や瀬戸線は名古屋駅まで来ておらず、これらの路線の名鉄名古屋駅の接続も同時に行われればと思いますが、そういった計画は現段階ではありません。

JR名古屋駅広小路口です。
JRから名鉄への乗り換えは基本的にこのルートで行われます。
途中、道路と平面交差しているため、歩行者動線が途切れてしまい、不便です。
ここでは立体交差化による歩車分離を進めて欲しいものですね。

JR名古屋駅広小路口改札です。
ここからあおなみ線改札口までは西へ一直線の場所にありますが、自由通路としてのコンコースが無いため、今は大回りしなくてはなりません。
しかし、この場所には東西通路の新設が検討されており、2本目のコンコースが建設される計画となっているため、その状況も2027年には解消されることでしょう。

広小路口から中央コンコースに至る通路の混雑状況です。
非常に激しい混雑で、中央コンコース合流地点には待ち合わせ場所の金の時計もあるため、人の流れが複雑になり、歩行速度も少し落ちます。
続きは後編にまとめます。

整理番号 リニア中央新幹線 工事進捗0001-01
2037年には名古屋から大阪まで開通する計画となっていますが、それまでの期間、西のターミナルとして稼働する名古屋駅ではリニア中央新幹線の駅をはじめとして、乗り換えや滞留空間として活用され、広場空間でもある「(仮称)ターミナルスクエア」の建設も進められます。
◆参考資料、引用元
名古屋駅ターミナル機能強化(乗換空間・駅前広場周辺・地下歩行者空間)の検討調査
交通基盤関連プロジェクト 「名古屋駅周辺交通基盤整備方針」の 「基本的な考え方」(案)
リニア中央新幹線と 名古屋駅周辺まちづくり構想

参考資料から拝借したリニア中央新幹線名古屋駅との乗換主動線と(仮称)ターミナルスクエアの整備イメージです。
東西計5箇所のターミナルスクエアを整備し、リニア中央新幹線と東海道新幹線、JR在来線、名鉄、地下鉄、近鉄、あおなみ線との乗り換え動線を直線化、垂直化することでわかりやすく、更に利便性が向上する計画です。
また、現在、中央コンコースのみの東西動線軸を南側にもコンコース(自由通路)を新設し、キャパシティを確保します。

また歩行者動線の整備以外にも、駅前広場の整備も行われます。
ターミナルスクエアから高速バス・観光ツアーバス乗降場とタクシー一般車乗降場、名鉄バス、市バスへの乗り換え利便性を向上させるため数か所の駅前広場も新設するようです。

●2017年8月時点でのリニア中央新幹線名古屋駅・ターミナルスクエア整備の様子
JRゲートタワーエントランスと地下鉄東山線名古屋駅北・中央改札口付近に整備される「(仮称)ターミナルスクエア①」予定地付近です。
現在では大階段やゲートタワーのエントランスがあり、手前の歩道はゲートタワー建設時に拡張されています。

現在、モニュメントの飛翔やタクシーロータリーのある付近に整備される「(仮称)ターミナルスクエア② 」予定地です。
名古屋市制100周年の1989年に建設されたモニュメントの「飛翔」は移設されることが決定され、飛翔設置前この地にあった「青年の像」同様、名城公園に移設されるのかはわかりませんが、どこかしらに移設されます。

JRセントラルタワーズ2階デッキ吹き抜けから見た「(仮称)ターミナルスクエア② 」予定地です。
この辺に地下に潜るエスカレーターと巨大な吹き抜けが設置されるのでしょうか。
近未来的なデザインのものだと良いですね。

JRセントラルタワーズ南東側にある「タワーズガーデン」の場所には「(仮称)ターミナルスクエア③」が整備されます。
現在ある約3,000㎡のタワーズガーデンは撤去され、今まで名古屋ど真ん中祭りなどイベントで使われてきたステージも無くなります。
その代わりにJR在来線、地下鉄と名鉄、近鉄との乗り換えがスムーズになり、5箇所整備されるターミナルスクエアの中でも最も重要なターミナルスクエアになるものかと思われます。

名駅通(めいえきどおり)の現在の様子です。
JRセントラルタワーズの南側には名鉄名古屋駅や近鉄名古屋駅があり、その直上に名鉄百貨店もあるため、非常に複雑な動線となっており、近年、愛知大学やグローバルゲート、中京テレビのできたささしまライブへの歩行者動線にもなっているため大混雑しています。
2027年までに名鉄百貨店は再開発され、南北400mの非常に横長の超高層ビルになるため、同時に地下にある名鉄名古屋駅も再整備され、リニア中央新幹線開通までにこちら側も大きく変わります。

名鉄名古屋駅側から見た名駅通とJRセントラルタワーズです。
タワーズガーデンの撤去工事のためのものか、仮囲いが設置され始めています。
ちなみに名駅(めいえき)は名古屋駅がある場所の地名で、東京の三茶(三軒茶屋の略)や大阪キタ(梅田周辺)のような省略や愛称ではなく、名古屋駅前の地名です。

名鉄名古屋駅の改札口(北改札口)です。
現在は中央改札口、南改札口、北改札口、西改札口、東改札口、新南改札口、近鉄乗換口があり、出口専用や入り口専用もあり、名駅=迷駅と呼ばれる発端となっている場所です。
また、名鉄名古屋駅は乗降でホームが分かれており、スムーズな乗降が可能となっていますが、上下1本ずつ、2本のみしか線路が無いため、行先・路線ともにバラバラの電車が行き交い、更に車両の長さも2両から8両と異なるため、非常に複雑でわかりにくくなっています。
自分は東京大阪で様々な駅を使ったことがありますが、この名鉄名古屋駅が日本で最も複雑で使いにくい駅でした。

近鉄名古屋駅と名鉄名古屋駅、JR名古屋駅広小路口方面の連絡通路部分です。
ここは半地下で、そこから地下へ分かれます。
もはや迷路で暇なときは歩いていて楽しいですが、非常に効率の悪い造りです。
名鉄名古屋駅と近鉄名古屋駅で水平乗換や共同改札化が行われればわかりやすくなりますが、実現できるでしょうか。
また、同じ名鉄でも小牧線や瀬戸線は名古屋駅まで来ておらず、これらの路線の名鉄名古屋駅の接続も同時に行われればと思いますが、そういった計画は現段階ではありません。

JR名古屋駅広小路口です。
JRから名鉄への乗り換えは基本的にこのルートで行われます。
途中、道路と平面交差しているため、歩行者動線が途切れてしまい、不便です。
ここでは立体交差化による歩車分離を進めて欲しいものですね。

JR名古屋駅広小路口改札です。
ここからあおなみ線改札口までは西へ一直線の場所にありますが、自由通路としてのコンコースが無いため、今は大回りしなくてはなりません。
しかし、この場所には東西通路の新設が検討されており、2本目のコンコースが建設される計画となっているため、その状況も2027年には解消されることでしょう。

広小路口から中央コンコースに至る通路の混雑状況です。
非常に激しい混雑で、中央コンコース合流地点には待ち合わせ場所の金の時計もあるため、人の流れが複雑になり、歩行速度も少し落ちます。
続きは後編にまとめます。

整理番号 リニア中央新幹線 工事進捗0001-01