2017/08/23
尾張旭北原山土地区画整理事業は愛知県尾張旭市北原山で行われている土地区画整理事業で、既存のスプロールした郊外住宅地、約532,000㎡を再整備して居住環境の向上を目指すものです。
公園は近隣公園が1か所(10,000㎡)、街区公園が5か所(6,500㎡)が計画されており、換地や公共施設整備に支障となる653戸もの移転や除去が行われる愛知県内の区画整理でも非常に大規模な土地区画整理事業となっています。
◆参考資料、引用元
尾張旭北原山土地区画整理組合
◆過去の記事
→2016年5月31日投稿 尾張旭北原山土地区画整理事業
→2017年2月21日投稿 尾張旭北原山土地区画整理事業

■概要
・名称 名古屋都市計画事業 尾張旭北原山土地区画整理事業
・開発面積 約532,000㎡
・着工 2000年9月12日
・完工 2024年3月31日
・総事業費 237億3,800万円
・計画戸数 ---
・計画人口 ---
・施工 ---
(2017年8月11日、8月23日撮影)
県道61号線に面したサンステージ三郷(アミューズメントエムズパーク三郷やカラオケY's、ガスト、ドラッグスギヤマ)跡地には、新たに(仮称)尾張旭市三郷商業施設計画が建設されています。
スーパーマーケットのフィールを核にGUやユニクロも入ります。

(仮称)尾張旭市三郷商業施設計画建設地にあったガストは道路南側やや三郷駅寄りに移転し、同じ敷地内に隣接する場所に合ったバッティングセンターらららも建て替えられています。
建て替え前のバッティングセンターらららがあった敷地は更地となりますが、跡地は駐車場でしょうか。
三郷駅周辺は飲み屋も集まり、娯楽のためのアミューズメント施設も集積しています。
最寄りの三郷駅の乗降客数は年々増え続け、2015年度には平均乗降客数10,003人/日と遂に1万人超えしました。
個人的にはカラオケやゲームセンターなどが無くなってしまった経緯から、そうしたアミューズメント施設を新設していただけたらと思います。

(仮称)尾張旭市三郷商業施設計画東側です。
こちらも尾張旭北原山土地区画整理事業地に含まれていますが、まだ全く変化はしていません。
南側の幹線道路である瀬戸街道は一部で歩道の整備が始まっているため、今後数年の間に区画整理事業地南側の施工も始まるものかと思います。

ユニクロ尾張旭店の屋内駐車場から北方向を見た様子です。
名鉄瀬戸線北側は街路が整備されていますが、南側はまだ未整備です。
現在、木杭が打ち込まれ、街路の位置が示されています。

ユニクロ尾張旭店です。
(仮称)尾張旭市三郷商業施設計画にテナントとしてユニクロができるため、こちらは解体でしょうか。
街路の奥の住宅は完全に解体され、更地と化していました。

先ほどのユニクロ尾張旭店の北東側には古いアパートや旧家屋が残っています。
こちらは第1種住居地域(容積率200%、建ぺい率60%、高さ23m制限)に指定されており、7から8階建て程度の中層マンション向けの土地となります。

尾張旭北原山土地区画整理事業は2024年まで事業が行われる計画で、現在は既に整地されて新興住宅の建ち並ぶエリアと更地となっているエリア、既存建築物や荒れ地の残るエリアが混在しています。
区画整理地東側中央付近のこの場所には小さめの公園ができる予定です。

先ほどの公園予定地から少し南下し、区画整理地中央の交差点から東を見た様子です。
整備中の道路の奥は北へカーブし、城山街道へと至る計画です。

区画整理地中央付近の交差点から南を見た様子です。
この先、更に南下して名鉄瀬戸線と交差したのち、瀬戸街道の南原山交差点へと至る計画です。
現在は既存建築物が建てられており、今後の進捗状況に合わせ移転し、道路が造成されます。

交差点から西側は区画整理が一段落し、アパートや一戸建て住宅の建ち並ぶエリアとなっています。
ちなみに区画整理事業地の大部分が第1種中高層住居専用地域(容積率150%、建ぺい率60%、高さ制限15m)に指定されており、2階から5階建て程度の中低層住宅を建設することができます。

今まであった街路跡地はアスファルトが剥がされ、周辺の既存建築物も解体されています。
街路の跡地は仮設の街路として利用され、新たにできた道路と接続しています。

すぐ近くの土地には「ご成約」の立て札がありました。
名古屋近郊で住みやすいと評判の長久手市や日進市が名古屋郊外の住宅地として取り上げられることが多いですが、こちらの土地区画整理事業の行われている尾張旭市もかなり住みやすい街だと思います。
名古屋都心、栄から名鉄瀬戸線急行で約19分の尾張旭駅、三郷駅の2駅が利用可能で、長久手市や日進市よりも都心へのアクセスは良い立地です。
※長久手市(栄から藤が丘:東山線で23分+徒歩、車、リニモで10分程度)や日進市(伏見から日進駅:鶴舞・豊田線で29分)
電車の本数も名鉄瀬戸線は昼間1時間あたり8本、通学時間帯には尾張旭駅からの始発も含め、4分ごとに電車があります。
また、森林公園や城山公園、小幡緑地東園など公園や自然環境にも恵まれ、買い物も自転車などで行きやすい場所にスーパーやショッピングセンターが点在しています。

スーパーマーケットバロー城山店南東側の現在の様子です。
ここには区画整理事業地内で最も大きな公園が造られる予定です。
また、隣接して東側にはコミュニティ施設も建設されます。

1号調整池予定地の北東側、バロー城山店方面へ抜ける街路予定地です。
まだ途中には既存建築物やくねくねと曲がった昔ながらの街路が残ります。

区画整理事業地東端の現在の様子です。
空き地が広がり、こちらも今後区画整理が行われます。

尾張旭駅と建設中のグリーンシティケーブルテレビ尾張旭局です。
駅南側はショッピングセンターのアスカや尾張旭市役所、体育館などがありますが、駅北側はロータリーと保健福祉センターくらいしかなく、駅前の商業的な賑わいを感じられません。
しかし現在、尾張旭駅北側でグリーンシティケーブルテレビ尾張旭局が建設中で、駅周辺の就労人口や滞留人口が増えることによる賑わい創出や尾張旭駅前の飲食店需要の創出といった効果がありそうですね。
グリーンシティケーブルテレビ尾張旭局の建設 及び公共スペース(情報発信拠点)の整備について

グリーンシティケーブルテレビ尾張旭局の外観完成予想図です。
和風モダンな雰囲気ある外観デザインで、1階には市の情報発信拠点となる公共スペースや、市民のサークル活動などに使える多目的ホールを入れる計画のようです。
個人的にはスタバやドトールなどのカフェやサイゼリヤなどのファミリーレストラン、カラオケなどのアミューズメント施設が入った駅前の商業ビルを尾張旭駅周辺にあるコインパーキングなどに建設し、駅前が更に賑やかで休日や夕方に集まれるような空間になったらと思います。

土地区画整理0006-03
公園は近隣公園が1か所(10,000㎡)、街区公園が5か所(6,500㎡)が計画されており、換地や公共施設整備に支障となる653戸もの移転や除去が行われる愛知県内の区画整理でも非常に大規模な土地区画整理事業となっています。
◆参考資料、引用元
尾張旭北原山土地区画整理組合
◆過去の記事
→2016年5月31日投稿 尾張旭北原山土地区画整理事業
→2017年2月21日投稿 尾張旭北原山土地区画整理事業

■概要
・名称 名古屋都市計画事業 尾張旭北原山土地区画整理事業
・開発面積 約532,000㎡
・着工 2000年9月12日
・完工 2024年3月31日
・総事業費 237億3,800万円
・計画戸数 ---
・計画人口 ---
・施工 ---
(2017年8月11日、8月23日撮影)
県道61号線に面したサンステージ三郷(アミューズメントエムズパーク三郷やカラオケY's、ガスト、ドラッグスギヤマ)跡地には、新たに(仮称)尾張旭市三郷商業施設計画が建設されています。
スーパーマーケットのフィールを核にGUやユニクロも入ります。

(仮称)尾張旭市三郷商業施設計画建設地にあったガストは道路南側やや三郷駅寄りに移転し、同じ敷地内に隣接する場所に合ったバッティングセンターらららも建て替えられています。
建て替え前のバッティングセンターらららがあった敷地は更地となりますが、跡地は駐車場でしょうか。
三郷駅周辺は飲み屋も集まり、娯楽のためのアミューズメント施設も集積しています。
最寄りの三郷駅の乗降客数は年々増え続け、2015年度には平均乗降客数10,003人/日と遂に1万人超えしました。
個人的にはカラオケやゲームセンターなどが無くなってしまった経緯から、そうしたアミューズメント施設を新設していただけたらと思います。

(仮称)尾張旭市三郷商業施設計画東側です。
こちらも尾張旭北原山土地区画整理事業地に含まれていますが、まだ全く変化はしていません。
南側の幹線道路である瀬戸街道は一部で歩道の整備が始まっているため、今後数年の間に区画整理事業地南側の施工も始まるものかと思います。

ユニクロ尾張旭店の屋内駐車場から北方向を見た様子です。
名鉄瀬戸線北側は街路が整備されていますが、南側はまだ未整備です。
現在、木杭が打ち込まれ、街路の位置が示されています。

ユニクロ尾張旭店です。
(仮称)尾張旭市三郷商業施設計画にテナントとしてユニクロができるため、こちらは解体でしょうか。
街路の奥の住宅は完全に解体され、更地と化していました。

先ほどのユニクロ尾張旭店の北東側には古いアパートや旧家屋が残っています。
こちらは第1種住居地域(容積率200%、建ぺい率60%、高さ23m制限)に指定されており、7から8階建て程度の中層マンション向けの土地となります。

尾張旭北原山土地区画整理事業は2024年まで事業が行われる計画で、現在は既に整地されて新興住宅の建ち並ぶエリアと更地となっているエリア、既存建築物や荒れ地の残るエリアが混在しています。
区画整理地東側中央付近のこの場所には小さめの公園ができる予定です。

先ほどの公園予定地から少し南下し、区画整理地中央の交差点から東を見た様子です。
整備中の道路の奥は北へカーブし、城山街道へと至る計画です。

区画整理地中央付近の交差点から南を見た様子です。
この先、更に南下して名鉄瀬戸線と交差したのち、瀬戸街道の南原山交差点へと至る計画です。
現在は既存建築物が建てられており、今後の進捗状況に合わせ移転し、道路が造成されます。

交差点から西側は区画整理が一段落し、アパートや一戸建て住宅の建ち並ぶエリアとなっています。
ちなみに区画整理事業地の大部分が第1種中高層住居専用地域(容積率150%、建ぺい率60%、高さ制限15m)に指定されており、2階から5階建て程度の中低層住宅を建設することができます。

今まであった街路跡地はアスファルトが剥がされ、周辺の既存建築物も解体されています。
街路の跡地は仮設の街路として利用され、新たにできた道路と接続しています。

すぐ近くの土地には「ご成約」の立て札がありました。
名古屋近郊で住みやすいと評判の長久手市や日進市が名古屋郊外の住宅地として取り上げられることが多いですが、こちらの土地区画整理事業の行われている尾張旭市もかなり住みやすい街だと思います。
名古屋都心、栄から名鉄瀬戸線急行で約19分の尾張旭駅、三郷駅の2駅が利用可能で、長久手市や日進市よりも都心へのアクセスは良い立地です。
※長久手市(栄から藤が丘:東山線で23分+徒歩、車、リニモで10分程度)や日進市(伏見から日進駅:鶴舞・豊田線で29分)
電車の本数も名鉄瀬戸線は昼間1時間あたり8本、通学時間帯には尾張旭駅からの始発も含め、4分ごとに電車があります。
また、森林公園や城山公園、小幡緑地東園など公園や自然環境にも恵まれ、買い物も自転車などで行きやすい場所にスーパーやショッピングセンターが点在しています。

スーパーマーケットバロー城山店南東側の現在の様子です。
ここには区画整理事業地内で最も大きな公園が造られる予定です。
また、隣接して東側にはコミュニティ施設も建設されます。

1号調整池予定地の北東側、バロー城山店方面へ抜ける街路予定地です。
まだ途中には既存建築物やくねくねと曲がった昔ながらの街路が残ります。

区画整理事業地東端の現在の様子です。
空き地が広がり、こちらも今後区画整理が行われます。

尾張旭駅と建設中のグリーンシティケーブルテレビ尾張旭局です。
駅南側はショッピングセンターのアスカや尾張旭市役所、体育館などがありますが、駅北側はロータリーと保健福祉センターくらいしかなく、駅前の商業的な賑わいを感じられません。
しかし現在、尾張旭駅北側でグリーンシティケーブルテレビ尾張旭局が建設中で、駅周辺の就労人口や滞留人口が増えることによる賑わい創出や尾張旭駅前の飲食店需要の創出といった効果がありそうですね。
グリーンシティケーブルテレビ尾張旭局の建設 及び公共スペース(情報発信拠点)の整備について

グリーンシティケーブルテレビ尾張旭局の外観完成予想図です。
和風モダンな雰囲気ある外観デザインで、1階には市の情報発信拠点となる公共スペースや、市民のサークル活動などに使える多目的ホールを入れる計画のようです。
個人的にはスタバやドトールなどのカフェやサイゼリヤなどのファミリーレストラン、カラオケなどのアミューズメント施設が入った駅前の商業ビルを尾張旭駅周辺にあるコインパーキングなどに建設し、駅前が更に賑やかで休日や夕方に集まれるような空間になったらと思います。

土地区画整理0006-03