ミッドランドスクエアとモード学園スパイラルタワーズとの間に三井ビル北館、菱信ビル、白川第三ビルがありましたが、その三井ビル北館と菱信ビルの南側跡地に建設されるため、白川第三ビル跡地と菱信ビル北側跡地は建設地に入っていません。
◆参考資料、引用元
名駅前に3万㎡ビル/設計は日建、6月着工/三井不動産
◆過去の記事
→2015年9月30日投稿 三井ビル北館、菱信ビル、白川第三ビル跡地を一体的に再開発か? 菱信ビル解体工事開始
→2016年3月24日投稿 菱信ビル解体工事
→2016年4月26日投稿 菱信ビル解体工事
→2016年7月17日投稿 菱信ビル解体工事
→2016年8月19日投稿 菱信ビル解体工事
→2016年11月18日投稿 名駅四丁目8番街区再開発(菱信ビル跡地)
→2017年12月1日投稿 (仮称)名古屋三井ビルディング北館

■概要
・名称 (仮称)名古屋三井ビルディング北館
・所在地 愛知県名古屋市中村区名駅4丁目804番、805番、806番、807番、808番、809番、810番及び811番
・階数 地上20階、地下2階建て
・高さ 99.75m
・構造 鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
・敷地面積 2,248.53㎡
・建築面積 1,543.68㎡
・延床面積 29,450.98㎡
・着工 2018年6月1日
・竣工 2021年3月末(※読者からの情報提供)
・建築主 三井不動産
・設計 日建設計
・施工 ---
・最寄駅 名古屋、名鉄名古屋、近鉄名古屋
(2017年12月22日撮影)
現地に掲示されている建築計画の概要が書かれた板です。

南東側から見た(仮称)名古屋三井ビルディング北館の建設予定地です。

敷地面積は2,248.53㎡ということで、Google Earthを使い、面積から敷地の範囲を割り出しました。
恐らく、三井ビル北館と菱信ビルの南側が建設予定地と思われます。

三井ビル北館跡地には、暫定的に飲食店舗のM4テラスが建設されています。

菱信ビル北側、248坪を所有しているむさし企業が単独開発を行ったメイクラッシービル(※入居テナントはコメ兵)が建っています。
M4テラスと同じような規模の建物なので、恐らく暫定的なものだと思っていましたが、今回の再開発予定地には組み込まれていません。
残念ながら、一体的な開発は行われずに2階建てのビルディングが建ち続けることでしょう。

また、今回の再開発では白川第三ビル跡地も組み込まれませんでした。
現在、この街区では名古屋市の都市計画上、容積率1,000%、建ぺい率80%となっていますが、2019年度をめどに容積率が1,300%、劇場や国際交流施設などを併設すると、容積率を一定程度割り増す方針も示されています。
他にも名古屋駅周辺などの宿泊施設を対象に容積率を最大300%積み増す緩和策を導入しており、これらを加えると1600%以上にすることも可能になるともあります。
この(仮称)名古屋三井ビルディング北館は延床面積29,450.98㎡、敷地面積2,248.53㎡ということで、29,450.98/2,248.53=13.0979=1,309.79%となり、現行の容積率1,000%と比べるとやや割り増しされています。
総合設計制度による公開空地の指定から、容積率が割り増しされているのか、宿泊施設も入居するため300%割り増しされているのか(建築計画の概要欄、用途には書かれていません)、容積率1,300%が適用されているかわかりませんが、今後の経済情勢や計画次第では高さがもう少し高くなるかもしれません。
参考資料、引用元:毎日新聞 名古屋駅前や栄地区などの容積率引き上げへ

整理番号B-0394-07