2018/02/19
名古屋駅からJR中央本線で約18分、愛知県春日井市の勝川駅は2009年に高架化されました。
2面2線の高架駅ですが、JR中央本線は上下線ともにホーム外側を通り、上りホームと下りホームの間には微妙な空間が存在しています。
この微妙な空間にはJR勝川駅から西へ歩いて約5分ほどのところにある東海交通事業 城北線の勝川駅が移転してくるといわれており、スペースのみ確保されています。

JR中央本線勝川駅を下車すると目に飛び込んでくる「城北線のりかえ」の文字。
1991年に開業した城北線は現在、枇杷島駅から勝川駅(仮駅)の11.2kmを結んでおり、複線非電化、日中は1時間間隔で単行のディーゼルカーが走っています。
実はこの城北線、もともと国鉄瀬戸線として瀬戸 - 枇杷島を結ぶ路線として計画され、瀬戸では岡崎と多治見を結ぶ計画だった国鉄岡多線と接続される計画でした。

勝川駅から名古屋駅方面を見た様子です。
国鉄瀬戸線として計画された城北線は1976年に着工され、JR中央本線勝川 - 高蔵寺は複々線にするための用地買収が進んでいました。
しかし、国鉄財政難によって計画は頓挫。
工事は中断され、国鉄分割民営化後は瀬戸 - 高蔵寺間を愛知環状鉄道、勝川 - 枇杷島間を東海旅客鉄道が第1種鉄道事業路線として承継することになります。
しかし、JRの路線として開業させてしまうと、鉄道建設・運輸施設整備支援機構に対して2032年まで年間49億円程度の借損料を支払わなくてはならないことが法令で規定されており、電化や延伸などの設備投資は行われず今に至っています。

城北線のみで終端とせずに、JR中央本線と接続させることを計画して設計していることがわかる勝川駅東側の様子です。
先ほど2032年までに設備投資を行うと鉄道建設・運輸施設整備支援機構に借損料を支払わなくてはならないと書きましたが、裏を返せば2032年を過ぎれば自由に投資可能ということにもなります。

勝川駅東側ホームはすぐに撤去可能な金網状の柵が設置されています。
恐らく2032年以降、城北線の勝川駅移転と延伸が行われて中央本線と接続するのではと思われます。

西半分はコンクリートの壁となっています。
航空写真で確認すると約2両分とちょっとは屋根があり、城北線ホームは全体で約4両分のホームとなっています。

城北線ホームは西側半分が下り坂となっており、一旦中央本線の下を潜って城北線へ接続する計画となっていることがわかります。

ここから勢いよく下っていき、城北線と接続されるのでしょうか。
ホームが4両分であることや枇杷島から東海道線を経由して名古屋駅はあおなみ線ホームへ接続しているという噂から、恐らくあおなみ線との相互直通運転を考えての計画でしょうか。
中央本線は多治見、中津川 - 大曽根千種金山を経由して名古屋駅へ、城北線経由は愛知環状鉄道の瀬戸口などから勝川、城北線経由で名古屋駅、名古屋駅から先はあおなみ線へといった感じになるのかなと思います。

整理番号 鉄道 勝川駅の城北線乗り入れは実現する?JR勝川駅にある謎の空間20180219
2面2線の高架駅ですが、JR中央本線は上下線ともにホーム外側を通り、上りホームと下りホームの間には微妙な空間が存在しています。
この微妙な空間にはJR勝川駅から西へ歩いて約5分ほどのところにある東海交通事業 城北線の勝川駅が移転してくるといわれており、スペースのみ確保されています。

JR中央本線勝川駅を下車すると目に飛び込んでくる「城北線のりかえ」の文字。
1991年に開業した城北線は現在、枇杷島駅から勝川駅(仮駅)の11.2kmを結んでおり、複線非電化、日中は1時間間隔で単行のディーゼルカーが走っています。
実はこの城北線、もともと国鉄瀬戸線として瀬戸 - 枇杷島を結ぶ路線として計画され、瀬戸では岡崎と多治見を結ぶ計画だった国鉄岡多線と接続される計画でした。

勝川駅から名古屋駅方面を見た様子です。
国鉄瀬戸線として計画された城北線は1976年に着工され、JR中央本線勝川 - 高蔵寺は複々線にするための用地買収が進んでいました。
しかし、国鉄財政難によって計画は頓挫。
工事は中断され、国鉄分割民営化後は瀬戸 - 高蔵寺間を愛知環状鉄道、勝川 - 枇杷島間を東海旅客鉄道が第1種鉄道事業路線として承継することになります。
しかし、JRの路線として開業させてしまうと、鉄道建設・運輸施設整備支援機構に対して2032年まで年間49億円程度の借損料を支払わなくてはならないことが法令で規定されており、電化や延伸などの設備投資は行われず今に至っています。

城北線のみで終端とせずに、JR中央本線と接続させることを計画して設計していることがわかる勝川駅東側の様子です。
先ほど2032年までに設備投資を行うと鉄道建設・運輸施設整備支援機構に借損料を支払わなくてはならないと書きましたが、裏を返せば2032年を過ぎれば自由に投資可能ということにもなります。

勝川駅東側ホームはすぐに撤去可能な金網状の柵が設置されています。
恐らく2032年以降、城北線の勝川駅移転と延伸が行われて中央本線と接続するのではと思われます。

西半分はコンクリートの壁となっています。
航空写真で確認すると約2両分とちょっとは屋根があり、城北線ホームは全体で約4両分のホームとなっています。

城北線ホームは西側半分が下り坂となっており、一旦中央本線の下を潜って城北線へ接続する計画となっていることがわかります。

ここから勢いよく下っていき、城北線と接続されるのでしょうか。
ホームが4両分であることや枇杷島から東海道線を経由して名古屋駅はあおなみ線ホームへ接続しているという噂から、恐らくあおなみ線との相互直通運転を考えての計画でしょうか。
中央本線は多治見、中津川 - 大曽根千種金山を経由して名古屋駅へ、城北線経由は愛知環状鉄道の瀬戸口などから勝川、城北線経由で名古屋駅、名古屋駅から先はあおなみ線へといった感じになるのかなと思います。

整理番号 鉄道 勝川駅の城北線乗り入れは実現する?JR勝川駅にある謎の空間20180219
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