知立駅の東の名古屋本線と三河線の接した踏切では、遮断されている時間が一日10時間50分ときわめて長い状況にあり、朝夕のラッシュ時は特に酷く「開かずの踏切り」と呼ばれているため、高架化する事になりました。
◆参考資料、引用
愛知県 知立連続立体交差事業
■過去の記事
→2015年1月18日投稿 名鉄知立連続立体交差事業
→2015年10月18日投稿 名鉄知立連続立体交差事業
→2016年2月19日投稿 名鉄知立連続立体交差事業
→2016年9月17日投稿 知立連続立体交差事業
→2017年5月19日投稿 知立連続立体交差事業
→2017年8月29日投稿 知立連続立体交差事業
→2018年4月8日投稿 知立連続立体交差事業

■概要
・名称: 西三河都市計画・都市高速鉄道 知立駅付近連続立体交差事業 名鉄名古屋本線・三河線
・区間: 約4.98km
(名古屋本線:約1560m、三河線(豊田市方面)約1880m、三河線(碧南方面約1540m))
・着工予定:2010年度
・竣工予定:2023年度
・総工費:約610億円
(2018年8月13日撮影)
知立駅西側は仮線移行が完了し、北側の線路は撤去されています。
豊橋方面の高架線がこちらに敷設され、知立駅ではまず4、3番線の建設が進められます。

北西側から見た知立駅の様子です。
豊橋方面の6番ホームが仮ホームになりました。
これから元々あった豊橋方面のホーム跡地に高架駅が建設されます。

東側から見た知立駅です。
今回、知立を撮影中にSDカードが破損したため、スマホで撮影していた分しか写真がありません。
ですので駅構内の写真が全くないのですが、前回とそれほど変化はありませんでした。

知立駅東側も既存線路が撤去されたため、順次、高架化されていきます。

知立駅前に新たに建設された商業ビル「知立クロスゲート」も少しずつ入居が決まってきているようで、各商業施設の看板が掲示されてきていました。
名古屋大都市圏では移動時における鉄道の利用頻度が低く、名古屋市外の郊外では移動手段の約10%未満となっています。
対して、自動車は約60~70%以上と非常に高く、大通りを中心としたロードサイド商業地が形成されやすい環境ですが、ロードサイドですと密度が低くなり、賑わいを生みにくいことや車以外の移動手段は不便であったり、車移動だとお酒を飲めないので居酒屋もできないという欠点があります。
少しずつ鉄道シフトが進んでいき、駅前に商業が集積し、賑わってくると良いですね。

整理番号k-2018-08-13