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横浜市営地下鉄ブルーライン 「あざみ野駅~新百合ヶ丘駅」を延伸へ - 鉄道延伸・新規敷設

横浜市営地下鉄ブルーライン 「あざみ野駅~新百合ヶ丘駅」を延伸へ

  •   24, 2019 06:45
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横浜市高速鉄道3号線(横浜市営地下鉄ブルーライン)のあざみ野駅(神奈川県横浜市青葉区)~新百合ヶ丘駅(神奈川県川崎市麻生区)までの約6kmの区間を新たに延伸・整備されることが昨日、2019年1月23日付けで事業化することを決定したと横浜市、川崎市が発表しました。
延伸区間には、新たに4駅を設置し、交通政策審議会答申の目標年次である、2030年開業を目指しており、本路線の整備効果として、鉄道のネットワークが充実することによる広域的な交通利便性の向上や、新幹線へのアクセス機能が強化されるとともに、新駅設置による利便性の向上や、駅周辺 まちづくりなど、沿線地域の活性化が期待されているとのことです。




◆参考資料、引用元
横浜市営地下鉄ブルーライン 「あざみ野~新百合ヶ丘」を延伸へ! ~事業を推進するため、横浜市と川崎市で相互に連携・協力します~




2019-01-23 (2)
[上の画像は横浜市営地下鉄ご利用ガイドより拝借]





■概要
・延伸路線   横浜市高速鉄道3号線(横浜市営地下鉄ブルーライン)
・延伸区間   あざみ野駅~新百合ヶ丘駅
・延伸距離   約6.0km~約6.5km
・事業費  概算約1,690億円~1,760億円 
・ルート・駅位置 新駅4駅(既設あざみ野駅を除く)
・事業者  横浜市交通局
・開業年次 2030年目標
(2018年9月17日撮影)





参考資料から拝借した位置図です。
東急田園都市線との乗換駅となっている「あざみ野駅」から小田急小田原線の「新百合ヶ丘駅」まで横浜市営地下鉄ブルーラインの延伸が計画、決定されました。

この延伸によって横浜・新横浜都心、港北ニュータウン、新百合ヶ丘・多摩ニュータウンなど、横浜と川崎市北部、多摩地域を結ぶ、新たな都市軸が形成されるほか、また、災害等による輸送障害発生時の代替経路が確保されることになります。
また、横浜市営地下鉄ブルーラインの延伸に伴い、各拠点間の所要時間が大幅に短縮され、利便性が向上します。
計画によると、新百合ヶ丘駅~あざみ野駅間が約 30 分→約 10 分に、新百合ヶ丘駅~新横浜駅間が約 35 分→約 27 分に短縮され、乗り換えも不要となるとのことです。
2019-01-23 (1)





参考資料から拝借した概略ルート・駅位置図です。
途中のすすき野から新百合ヶ丘駅までは、西側ルートと中央ルート、東側ルートの3つのルートが検討されていますが、東側ルートが有力候補となっている模様です。

延伸に伴う各駅のまちづくりの方向性は、
(1)あざみ野駅:交通利便性を生かし、規制・誘導的手法等により商業・業務・文化機能の集積を中核とする拠点づくり
(2)嶮山・すすき野付近:地域の状況に合わせ、周辺の環境にも配慮しながら、生活拠点としてのまちづくり
(3)新百合ヶ丘駅付近:民間活力を活かした土地利用転換の誘導や交通結節機能の強化、駅周辺の回遊性向上を目指し、ハ ード・ソフト両面での総合的な取組により、広域拠点にふさわしいまちづくりを推進
とされています。
2019-01-23.png





横浜市営地下鉄には現在、ブルーラインとグリーンラインの2つの路線がありますが、今回延伸されるのはブルーラインの方です。
グリーンラインとブルーラインは横浜市都筑区のセンター北駅、センター南駅を中心にあざみ野や新横浜、横浜、関内、上大岡、戸塚、湘南台へ伸びるブルーラインと中山、都筑ふれあいの丘、日吉へと伸びるグリーンラインという路線構成になっています。
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横浜市営地下鉄ブルーラインの延伸先である小田急線新百合ヶ丘駅です。
神奈川県川崎市麻生区にある一日平均乗降客数12万6,772人の郊外都市拠点駅で、小田急小田原線と多摩線の乗換駅になっています。
こちらは川崎市内ですが、横浜市と川崎市が協力して横浜市営地下鉄ブルーラインの延伸を行います。
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計画では、新百合ヶ丘駅南口付近に横浜市営地下鉄ブルーラインの新駅が建設されるものとされています。
現在、新百合ヶ丘駅南口には大規模な交通広場(ロータリー)を中心として、「イオンスタイル新百合ヶ丘」、「新百合ヶ丘オーパ」、「イトーヨーカドー新百合ヶ丘店(新百合ヶ丘エルミロード)」などの大規模商業施設の中高層ビルが建ち並びます。
また、新百合ヶ丘駅からは各方向へペデストリアンデッキが伸び、歩車分離の図られたニュータウンが形成されており、首都圏では人気の郊外住宅地となっています。
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新百合ヶ丘駅から伸びるペデストリアンデッキを進むと緩やかに地上に降り立ちます。
地上に降りてからも街路樹の美しい並木道が住宅街へと伸び、徒歩で駅や周辺の商業施設へ来る人が大勢います。
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新百合ヶ丘駅周辺は中高層マンションも建ち並び、余裕のある敷地には緑豊かな植栽が施されています。
駅を中心として徒歩で生活できる住宅都市となっており、更に景観面でも非常に優れたニュータウンです。
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戸建て住宅街も周辺には広がります。
所々に山林の緑や庭の木々が入り、緑の美しい街並みです。
ちなみに小田急小田原線側では、和泉多摩川駅から新百合ヶ丘駅までの複々線化事業が基本計画として構想されていますが、今のところ実現の目途が立っておらず、小田急多摩線では唐木田駅から上溝駅まで約8.8kmの延伸が検討されています。
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◇全国各地で相次ぐ鉄道延伸、新設計画
人口減少時代の日本でありながら、現在、都市のコンパクトシティ化や都市部への人口集中、駅を中心とした賑わいあるまちづくり、インバウンド効果、都市開発・再開発の活性化、若者の鉄道利用の高まりから各地で鉄道延伸や新設計画が相次いでいます。
主な鉄道延伸、新設計画は以下の通りです。


 >首都圏
 ・相鉄・JR直通線(2019年度下期開業予定:西谷駅~羽沢横浜国大駅)
 ・相鉄・東急新横浜線(2023年春開業予定:西谷駅~日吉駅)
 ・羽田空港アクセス線(2028年開業目標:羽田空港~東海道本線田町駅、東京臨海高速鉄道りんかい線大井町駅および東京テレポート駅)
 ・東京メトロ有楽町線(構想段階:豊洲駅~住吉駅)
 ・都心部・臨海地域地下鉄(構想段階:東京駅~臨海部)
 ・都心部・品川地下鉄構想(構想段階:白銀高輪~品川)
 ・総武線・京葉線接続新線(構想段階:新木場~津田沼)
 ・蒲蒲線(構想段階:東急蒲田駅~京急蒲田駅延伸、東急線から羽田空港へ直通)
 ・埼玉高速鉄道(構想段階:浦和美園~蓮田)
 ・つくばエクスプレス(構想段階:秋葉原駅~東京駅、つくば駅~茨城空港)
 ・多摩都市モノレール(構想段階:多摩センター駅~町田駅、多摩センター駅~八王子駅、上北台駅~箱根ヶ崎駅)
 ・相鉄いずみ野線(構想段階:湘南台駅~慶応大学湘南藤沢キャンパス)
 ・小田急多摩線(構想段階:唐木田駅~上溝駅)
 ・宇都宮LRT(2022年3月開業予定:JR宇都宮駅東口~本田技研北門)
 ・ひたちなか海浜鉄道湊線(2024年開業予定:阿字ヶ浦駅~国営ひたち海浜公園西口前付近)

 >関西大都市圏
 ・おおさか東線(2019年3月16日開業予定:新大阪駅~放出駅)
 ・大阪メトロ中央線(2024年度目標:コスモスクエア駅~夢洲駅)
 ・JR・南海なにわ筋線(2031年春開業予定:北梅田駅~JR難波駅、南海新今宮駅)
 ・阪急なにわ筋・新大阪連絡線(2031年目標:北梅田駅(仮称)~阪急十三駅)
 ・京阪中之島線(構想段階:中之島駅~夢洲駅)
 ・北大阪急行線(2020年度開業:千里中央駅~箕面萱野駅)
 ・大阪モノレール(2029年度開業予定:門真市駅~瓜生堂駅(仮称))
 ・阪急・神戸地下鉄連絡線(構想段階:阪急神戸線・神戸市営地下鉄西神・山手線直通運転設備整備構想)

 >名古屋大都市圏
 ・あおなみ線(構想段階:金城ふ頭駅~新舞子駅または中部国際空港駅)

 >福岡大都市圏
 ・福岡市営地下鉄七隈線(2022年度開業予定:天神南駅~博多駅)

 >広島都市圏
 ・広島電鉄(平成30年代半ば目標:的場町~紙屋町、市役所前、皆実町六丁目、段原一丁目循環ルート)
 ・アストラムライン(2028年頃予定:広域公園前駅~西広島駅)

 >札幌都市圏
 ・札幌市電(構想段階:札幌都心地域、創成川以東地域、桑園地域方面)

 >富山都市圏
 ・富山ライトレール(2019年度末:富山駅北駅~富山地方鉄道市内線富山駅乗り入れ)

 >岡山都市圏
 ・岡山電気軌道 (2023年度目標:岡山駅乗り入れ)

 >鹿児島都市圏
 ・鹿児島市電(構想段階:鹿児島港本港区方面)

 >那覇都市圏
 ・ゆいレール(2019年春開業予定:首里駅~てだこ浦西駅)
 ・沖縄縦断鉄道計画(構想段階:那覇市~名護市)

以上となっています。

個人的には名古屋大都市圏の鉄道計画が少なすぎて、2027年にリニア中央新幹線で東京と繋がるのにこのままで本当に大丈夫かと不安になります。
実際に検討されたりしている計画ではありませんが、

(1)ささしまライブ~長久手・日進方面への新規地下鉄敷設
(2)地下鉄桜通線の東郷町または刈谷方面への延伸
(3)名鉄小牧線の平安通~森下または栄町を経由し、笠寺方面への延伸・JR東海道線直通
(4)名鉄瀬戸線の栄町~名鉄名古屋、新瀬戸~土岐プレミアムアウトレット~土岐市への延伸
(5)名古屋市守山区志段味地区、高蔵寺ニュータウンから喜多山への地下鉄新規敷設
(6)城北線勝川延伸による中央本線直通
(7)勝川~喜多山~上社~原~神沢~有松~南大高~聚楽園を結ぶ名古屋都市圏外環地下鉄(国道302号直下)
(8)岐阜市内のLRT復活敷設または地下鉄敷設

くらいは採算上で考えても、延伸や新規敷設が可能ではと思います。

他の都市圏でも鉄道延伸や新設による更なる利便性向上や、都市間の大量移動に伴う交流の活発化、通勤通学可能域の拡大による選択肢の増加を図ってほしいものですね。
今後の計画や進捗に期待して見守りましょう。


整理番号 横浜市営地下鉄ブルーライン 「あざみ野駅~新百合ヶ丘駅」を延伸へ20190124
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2 Comment

きりぼう  

Re:

やはり市長さんの方向性で大きく変わってくるんですね。
個人的には長久手や日進方面は需要が大きく、これからも伸び続けるかなと思ったのですが、計画がないとどうしようもありません。
ゆとりーとラインのように乗車率が高まり、人口増かによって渋滞も深刻になれば延伸や新設も期待できます。

2019/01/25 (Fri) 07:43 | EDIT | REPLY |   

天白区の人  

名古屋近郊の地下鉄計画に関しては今の河村たかし市長であるかぎり「すべての新規路線、延伸は凍結」という方向性で間違いないと思います。
地下鉄は建設費が莫大な上、今後の少子高齢化社会ではペイできる保証はありません。
なので、LRTなどの新交通システムを活用する方向だと思います。
あえて地下鉄の延伸をするのであれば、名鉄小牧線・上飯田線の終点を高岳駅へ延伸。桜通線とつなぐことにより栄地区へ近くなります。
あとはゆとりーとラインの高架部分のバスを鉄道に置き換えも人口増加傾向にあるので、やらざるを得ないと思います。

2019/01/24 (Thu) 20:35 | EDIT | REPLY |   

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