現在は、公園西駅南側の交通広場の整備が完了し、公園西駅周辺土地区画整理事業地内を南北に縦断する都市計画道路公園西駅南通り線が開通しています。
なお、まだまだ更地が多く、開発途上になっています。
また、隣接する愛・地球博記念公園では、「となりのトトロ」などジブリの世界観を再現したジブリパークの開業が2022年秋に控えております。
◆過去の記事
→2014年12月11日投稿 【長久手市】IKEA長久手
→2016年3月29日投稿 公園西駅周辺土地区画整理事業 (イケア長久手)
→2017年6月4日投稿 公園西駅周辺土地区画整理事業 (イケア長久手、ジブリパーク)
◆関連記事
→2018年12月31日投稿 ジブリパーク整備構想
◆参考資料、引用元
長久手市 都市整備 区画整理
愛知県 商業流通課 (仮称)イケア長久手
イケア イケア・ジャパン 東海地方初のストア・IKEA 長久手(仮称) 2017 年秋開業にむけ着工を開始

■概要
・名称 名古屋都市計画事業 公園西駅周辺土地区画整理事業
・name koennishi Station Land Readjustment Project
・中文名 公园西站土地整理工程
・開発面積 約20.6ha
・着工 2013年度
・完工 2023年度
・総事業費 44億1,000万円
・計画戸数 約480戸
・計画人口 1,200人
(2018年12月29日撮影)
参考資料から拝借した公園西駅周辺土地区画整理事業の平面計画図です。
上側の大きな敷地にIKEA長久手が建っています。

公園西駅周辺土地区画整理事業の中心となる駅「公園西駅」です。
公園西駅は、愛知高速交通東部丘陵線(リニモ)の駅で、一日平均乗降客数は2,573人(2017年度)となっています。
IKEA長久手が開業したのが2017年秋ということで、実際は3,000人~4,000人ほどになってそうです。

◇IKEA長久手
北欧発祥、世界最大の家具販売店であるイケアの大規模商業施設で、店舗面積20,000㎡、隣接する愛・地球博記念公園(モリコロパーク)との連続性を考慮し、緑と調和した店舗となっています。
また、イケアはサスティナビリティへの取り組みを重要視しているようで、小売業として中部地方最大規模の地中熱利用設備や、イケア・ジャパン過去最大級の1.3メガワットのソーラーパネルを導入がなされているとのことです。

■概要
・名称 IKEA長久手
・所在地 愛知県長久手市神門前
・階数 地上3階、地下1階建て(店舗棟)
・敷地面積 48,128.61㎡
・建築面積 31,191.19㎡
・延床面積 66,819.31㎡
・店舗面積 20,000㎡
・駐車台数 1,445台
・着工 2016年8月上旬
・竣工 2017年8月上旬
・開業日 2017年10月11日
・最寄駅 公園西
建物外壁には県道6号線を高速で走る自動車からも見やすいよう、巨大な看板が設置されています。
写真右端にはリニモ公園西駅へ通じるペデストリアンデッキがありますが、現在は自家用車での来店が多いのか人はまばらでした。
首都圏郊外だとこうした駅から歩いて行ける場所は歩いて行く人が多いのですが、愛知・名古屋市外の郊外域ではまだまだモータリゼーションの時代から抜け出せていないようです。

とはいえ、駐車場も結構空きがあるため、自動車で行ってもすぐ停められます。
しかもIKEAは家具を販売している商業施設なので、車で直接持ち帰りたい人は自動車で行った方が便利です。
ただ、私のように電車移動かつ歩くのが大好きな人間には、便利な配送サービスもありますので、わざわざ車まで自力で運ばなくても自宅へ持ってきてくれます。
ダイエットになって健康的ですし、そちらの方が楽だったり、歳を取っても腰を痛めずに済みますので案外歩くのも良いですよ。

IKEA長久手の北西側には公園が整備されています。
この公園の下には計画図上では1号調整池があり、調整池の上に人工地盤を用いて造られたということでしょうか。

IKEA長久手北側は土地区画整理区域外になっており、田園地帯が広がります。

IKEA長久手東側には神明社があります。
まさに雑木林といった空間で、こうした緑豊かな場所が身近にあると心穏やかになれそうすね。

IKEA長久手南側、公園西駅周辺土地区画整理事業地内を東西に縦断する県道6号線と東部丘陵線(リニモ)です。

リニモ公園西駅南側の様子です。
長久手市のコミュニティバスN-バスのバス停やタクシー、一般車が停車可能なロータリーとしての交通広場が完成しています。
バス停は屋根付きのもので周囲にはベンチなども設置され、腰を下ろすことのできる広場となっています。

歩道のインターロッキング舗装や車道のカラー舗装もなされ、街灯もデザイン性の高いものが設置されています。

公園西駅の南側、東側には交通広場を囲うようにして2号調整池ができています。
せっかくの駅前空間ですので、個人的には駅から降りたときに寄れるスーパーマーケットや待ち合わせのできるカフェなどがあれば良いかと思いましたが、調整池となっていました。

公園西駅南側すぐの場所はほぼ更地状態で、中高層エリアとして保留地販売されている場所もあります。
宅地開発が進むとこの付近は中高層マンションや商業施設などが建ち並ぶエリアとなります。

都市計画道路公園西駅南通り線をもう少し南側に進んだ場所から見た、公園西駅方面の景色です。
車道と歩道の整備はなされており、歩道はインターロッキング舗装の上品な仕上がりとなっています。
なお、街路樹や植栽の整備はまだなされておらず、今後、周囲の開発と並行してそれらの整備もなされると景観が整ってくるかと思います。

公園西駅周辺土地区画整理事業地内の街路はまだ立ち入り禁止状態の箇所も見受けられます。

公園西駅周辺土地区画整理事業南側の低層エリアが近づいてきました。
この付近、都市計画道路公園西駅南通り線沿いは中高層エリアとなっており、高密度なアパート建築が目立ちます。

香流川の北東側の低層エリアでは戸建て住宅の建設が始まっています。
ちなみ香流ってどこかで耳にしたことがある名古屋市民の方も多いのではないでしょうか。
この香流川、下流に行くと名古屋市名東区の香流付近に到達し、矢田川に合流していたりします。

香流川の西側は土地区画整理区域外となります。
愛・地球博記念公園の観覧車が見えますが、ジブリパークが整備されたらどうなるのか気になります。
個人的には郊外から名古屋都心の街並みを見下ろせる数少ないスポットになることから、このままの姿で残してほしいものです。

愛・地球博記念公園西口に通じる道路から見た公園西駅周辺土地区画整理事業南側低層エリアです。
こちら側はまだ道路の整備中で入ることができませんでした。

県道215号線から見た公園西駅です。
香流川より西は土地区画整理区域外のため、このコメダ珈琲店はそのまま残ります。
そういえば、先ほど駅前に待ち合わせ可能なカフェをと書きましたが、道路沿いにコメダがありましたね。

整理番号 土地区画整理0007-02
※2016年の記事は地域情報長久手市として編集、公開