ゾーンは大きく分けて二つ、中心市街地ゾーンと中心拠点に分けて構想されています。
「中心市街地ゾーン」では、桑名駅の東西に形成されている市街地を中心市街地として位置付け、各種都市機能の集積を図り、内外から人が集まる賑わいと活力ある拠点づくりを進めるものとされており、
「中心拠点」では、交通結節点である桑名駅周辺を中心拠点として位置付け、コンパクトな都心を目指すため、機能の再構築を図るものとされています。
◆参考資料、引用元
桑名市 桑名駅周辺地区整備構想
◆関連記事
→2019年1月8日投稿 桑名駅自由通路整備事業 (近鉄名古屋線、JR関西本線、養老鉄道桑名駅)

■概要
・名称 桑名駅周辺地区整備構想
・name Kuwana station surrounding district maintenance plan
・中文名 桑名站周边地区维修计划
・所在地 三重県桑名市
・最寄駅 桑名、西桑名
(2018年12月30日撮影)
参考資料から拝借した桑名駅周辺地区整備構想の課題整理図です。

参考資料から拝借した桑名駅周辺地区整備構想の機能配置イメージです。
駅と桑名駅西側では「直結した居住空間づくり」や「市民の利便性を高める生活利便施設」の記載があり、再開発などによる駅直結高層マンションなどが建設される可能性があります。

現在の桑名駅西側の様子です。
桑名都市計画事業桑名駅西土地区画整理事業による区画整理事業が行われており、26.6haが区画整理されています。

桑名駅西側は元々商店街があったのか小さな商店が点在しています。
今は賑わいといったものを感じられにくい、ただの交通結接点としての機能しか果たしていません。

桑名駅北西側には広大な敷地の駐車場が広がります。
ここに駅直結のタワーマンションや都市型商業施設ができれば名古屋都心で夜遅くまで働いて駅直結の商業施設で夕食を済ませたり、買い物を済ませて帰宅できるという非常に利便度の高い生活を営むことが可能となります。
また、こうした利便度の高い生活環境の創出から、桑名市のブランドや地位の向上が期待されます。

桑名駅北東側にも駐車場が広がります。

桑名駅東側には再開発によって建設されたサンマンションアトレ桑名ステーションタワーというタワーマンションが建っています。
地上18階建て、高さ67.95mで桑名駅に直結しえいます。
→2015年6月25日投稿 サンマンションアトレ桑名ステーションタワー

桑名市ではコンパクトシティを目指しており、駅前、周辺では居住誘導がなされています。
駅直結ではありませんが、ライオンズ桑名駅前グランフォートも2019年3月22日に竣工し、15階建て、総戸数145戸が分譲されています。

桑名駅に直結する1973年10月竣工の桑栄メイトです。
1969年に着手された桑名駅前市街地再開発事業によって建設されましたが、老朽化によって建て替えの検討もなされているそうです。
なお、具体的な計画は発表されていません。

整理番号 桑名駅周辺地区整備構想201902