遂に建築計画のお知らせを表示する板が設置され、詳細な規模が判明しました。
当初の計画では27階建て、高さ100m、約34,000㎡での再開発計画でしたが、地権者などの積極的な参加により、敷地面積が約4,400㎡から6,467.47㎡に増加し、規模が拡大されています。
フロア構成は1-2階が商業施設、3-4階が公益的施設、5-35階が分譲住宅として計画されています。
公的施設は岐阜市が再開発ビルの保留床を取得してトレーニング施設やプール施設、健康相談、子どもの遊び場や子育て相談、保育所などの公共施設の設置を検討しているそうです。
◆参考資料、引用元
高島屋南市街地再開発組合(通称「TMK」) 公式ホームページ
◆過去の記事
→2015年4月3日投稿 高島屋南地区第一種市街地再開発事業
→2016年2月22日投稿 高島屋南地区第一種市街地再開発事業
→2017年5月15日投稿 高島屋南地区第一種市街地再開発事業
→2018年10月22日投稿 高島屋南地区第一種市街地再開発事業

■概要
・名称 高島屋南地区第一種市街地再開発事業
・計画名 高島屋南地区第一種市街地再開発事業
・name Takashimaya south district first class urban area redevelopment project
・中文名 高岛屋南区一流市区再开发项目
・所在地 岐阜県岐阜市徹明通二丁目、神室町二丁目及び金町四丁目のそれぞれ一部
・階数 地上35階、地下1階建て
・高さ 132.64m(軒高または建築物高さ:128.39m)
・構造 鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
・総戸数 約330戸
・敷地面積 6,467.47㎡
・建築面積 5,718.92㎡
・延床面積 57,790.65㎡
・着工 2019年3月1日予定
・竣工 2022年9月5日予定
・建築主 高島屋南市街地再開発組合(参加組合員:大京)
・設計 戸田建設
・施工 戸田建設
・最寄駅 岐阜、名鉄岐阜
(2019年3月6日撮影)
現地に掲載されている建築計画の概要が書かれた板です。

南西側から見た建設中の高島屋南地区第一種市街地再開発事業を見た様子です。
現在は一部で既存建築物の除去、解体や工事の一部が開始されています。

北西側から見た建設中の高島屋南地区第一種市街地再開発事業を見た様子です。
以前、通行が可能だったアーケード部分が仮囲いで閉鎖され、遂に着工です。

南東側から見た建設中の高島屋南地区第一種市街地再開発事業を見た様子です。
こちらの南側には岐阜の丸窓路面電車ことモ513形電車が展示されている金公園が広がります。

計画敷地内の詳細を見ていきます。

以前は施工が未定でしたが、設計同様戸田建設に決定され、着工されています。

現地の労災保険関係成立表から、2019年3月5日より既存建築物の除去、解体に着手していることがわかります。

計画地内のアーケードは仮囲いによって閉鎖され、まもなく解体です。

周辺では地下埋設物関係の工事が行われています。

一部店舗の掲示をお借りしてきました。
110年もの期間、ここで営業してきたということで、立ち退きは一時的であったとしても抵抗があったかもしれません。
個人的には再開発後のビルに戻ってきて営業を続けることができれば、新世代の柳ケ瀬に生まれ変わる感じがして良いなあと思います。
今後もぜひ、末永く営業を続けていけると良いですね。

高島屋南地区第一種市街地再開発事業の南側には金公園があります。
金公園に展示されている岐阜の丸窓路面電車ことモ513形電車が、なんと重要文化財に指定されることになりました。
1926年に製造され、あと少しで100歳となるこの丸窓電車ですが、今秋にもJR岐阜駅前に移設が計画されていることから、岐阜の経済発展のシンボルであり、象徴として今後も活躍してくれそうです。
中日新聞 岐阜市重文に丸窓電車 市指定文化財、計167件に

岐阜シティ・タワー43展望台から見た建設中の高島屋南地区第一種市街地再開発事業の様子です。

整理番号B-0389-05