2019/04/27
ダイヤゲート池袋は計画名「西武鉄道池袋ビル建替え計画」として建設された東京都豊島区南池袋の西武池袋駅南側に建つ20階建て、高さ99.98mの超高層ビルで、西武鉄道旧本社ビルの建て替え、西武池袋線の線路上空も利用した再開発事業として建設が進められました。
ダイヤゲート池袋は中間免震構造の採用や事業継続計画(BCP)への配慮といった防災性の向上がなされているほか、防災備蓄庫を設置するなど地域貢献にも配慮した機能を備えた最先端の超高層オフィスビルとなっています。
◆参考資料、引用元
線路の上を跨ぐオフィスビル「ダイヤゲート池袋」が竣工
「ダイヤゲート池袋」豊島区と「帰宅困難者対策の連携協力に関する協定」を締結~高度なBCP機能を有する先進オフィスビルとして池袋エリアの防災性向上に貢献~
西武ホールディングス 「池袋旧本社ビル建替え計画」の事業決定について
◆過去の記事
→2017年3月11日投稿 西武鉄道池袋ビル建替え計画
→2018年7月14日投稿 西武鉄道池袋ビル建替え計画

■概要
・名称 ダイヤゲート池袋
・計画名 西武鉄道池袋ビル建替え計画
・name DaiyaGate Ikebukuro
・中文名 钻石门池袋
・所在地 東京都豊島区南池袋1丁目21番23
・階数 地上20階、地下2階建て
・高さ 99.98m
・構造 鉄骨造(一部鉄筋コンクリート造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造)、(免震構造)
・敷地面積 5,530.96㎡
・建築面積 9,344.39㎡
・延床面積 49,661.63㎡
・着工 2015年8月1日
・竣工 2019年3月31日
・建築主 西武鉄道
・設計 日建設計
・施工 大林・西武 建設工事共同企業体
・最寄駅 池袋
(2019年4月23日撮影)
参考資料から拝借した断面図です。
フロア構成は、地下に駐車場、低層部分に商業施設、中高層部分に事務所(オフィス)となります。

高層部分外壁の様子です。
鉄骨ブレース架構の複雑な外壁面が特徴的です。
頂部には西武グループのロゴが取り付けられていますが、これは建築主が西武グループというだけでなく、14~18階の5フロアには西武鉄道をはじめ、プリンスホテル、西武プロパティーズの西武グループ3社が入るためです。

ダイヤゲート池袋の低層部分の様子です。
低層部分はトラス構造の柱で建物本体を支えており、トラス構造の上部に中間免震層がある免震構造の超高層ビルとなっています。

とにかく三角が多用されている超高層ビルで、このようにエントランスの天井部分も三角模様の組み合わせとなっています。

低層部分はガラス張りとなっており、エメラルドグリーン色の色入りガラスとフレームレスガラスが非常に美しく近未来的な外観を創り出しています。

このように外観に特徴のあるダイヤゲート池袋ですが、一番の特徴はこちらです。
トラス構造の低層部分西側は、西武池袋線が通り抜けることができるよう建築されており、線路上空の空間を利用することによって元々の狭い敷地を拡張して超高層ビルを建設することが可能となっています。

エントランスです。
三角と台形の組み合わせからなるガラスの質感が美しい空間です。

こちらは西武鉄道の線路上空部分のピロティ空間「ダイヤデッキ」の様子です。
一息つけるようなベンチが設置され、屋上緑化のなされたデッキとなっています。

このようなベンチとデッキ、樹木が一体化したようなストリートファニチャーが設置されています。

南側から見上げたダイヤゲート池袋の様子です。
南側には都市のヒートアイランド化を抑えるクールスポットとして機能するような小規模な緑地帯が設けられ、緑の奥には鉄骨ブレースで覆われた外観が特徴的な超高層ビルが建っています。

南東側から見上げたダイヤゲート池袋の様子です。

ダイヤゲート池袋東側は公開空地として緑地が設けられています。
こちらにはシラカシやヤマボウシなどの高木を含む多種多様な植物が植えられています。
現代は大規模開発を行うことで都市に緑が増えていく時代です。

街路を挟んだ東側にも広場があり、シンボルツリーの目立つ空間が形成されています。

整理番号B-0497-03
ダイヤゲート池袋は中間免震構造の採用や事業継続計画(BCP)への配慮といった防災性の向上がなされているほか、防災備蓄庫を設置するなど地域貢献にも配慮した機能を備えた最先端の超高層オフィスビルとなっています。
◆参考資料、引用元
線路の上を跨ぐオフィスビル「ダイヤゲート池袋」が竣工
「ダイヤゲート池袋」豊島区と「帰宅困難者対策の連携協力に関する協定」を締結~高度なBCP機能を有する先進オフィスビルとして池袋エリアの防災性向上に貢献~
西武ホールディングス 「池袋旧本社ビル建替え計画」の事業決定について
◆過去の記事
→2017年3月11日投稿 西武鉄道池袋ビル建替え計画
→2018年7月14日投稿 西武鉄道池袋ビル建替え計画

■概要
・名称 ダイヤゲート池袋
・計画名 西武鉄道池袋ビル建替え計画
・name DaiyaGate Ikebukuro
・中文名 钻石门池袋
・所在地 東京都豊島区南池袋1丁目21番23
・階数 地上20階、地下2階建て
・高さ 99.98m
・構造 鉄骨造(一部鉄筋コンクリート造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造)、(免震構造)
・敷地面積 5,530.96㎡
・建築面積 9,344.39㎡
・延床面積 49,661.63㎡
・着工 2015年8月1日
・竣工 2019年3月31日
・建築主 西武鉄道
・設計 日建設計
・施工 大林・西武 建設工事共同企業体
・最寄駅 池袋
(2019年4月23日撮影)
参考資料から拝借した断面図です。
フロア構成は、地下に駐車場、低層部分に商業施設、中高層部分に事務所(オフィス)となります。

高層部分外壁の様子です。
鉄骨ブレース架構の複雑な外壁面が特徴的です。
頂部には西武グループのロゴが取り付けられていますが、これは建築主が西武グループというだけでなく、14~18階の5フロアには西武鉄道をはじめ、プリンスホテル、西武プロパティーズの西武グループ3社が入るためです。

ダイヤゲート池袋の低層部分の様子です。
低層部分はトラス構造の柱で建物本体を支えており、トラス構造の上部に中間免震層がある免震構造の超高層ビルとなっています。

とにかく三角が多用されている超高層ビルで、このようにエントランスの天井部分も三角模様の組み合わせとなっています。

低層部分はガラス張りとなっており、エメラルドグリーン色の色入りガラスとフレームレスガラスが非常に美しく近未来的な外観を創り出しています。

このように外観に特徴のあるダイヤゲート池袋ですが、一番の特徴はこちらです。
トラス構造の低層部分西側は、西武池袋線が通り抜けることができるよう建築されており、線路上空の空間を利用することによって元々の狭い敷地を拡張して超高層ビルを建設することが可能となっています。

エントランスです。
三角と台形の組み合わせからなるガラスの質感が美しい空間です。

こちらは西武鉄道の線路上空部分のピロティ空間「ダイヤデッキ」の様子です。
一息つけるようなベンチが設置され、屋上緑化のなされたデッキとなっています。

このようなベンチとデッキ、樹木が一体化したようなストリートファニチャーが設置されています。

南側から見上げたダイヤゲート池袋の様子です。
南側には都市のヒートアイランド化を抑えるクールスポットとして機能するような小規模な緑地帯が設けられ、緑の奥には鉄骨ブレースで覆われた外観が特徴的な超高層ビルが建っています。

南東側から見上げたダイヤゲート池袋の様子です。

ダイヤゲート池袋東側は公開空地として緑地が設けられています。
こちらにはシラカシやヤマボウシなどの高木を含む多種多様な植物が植えられています。
現代は大規模開発を行うことで都市に緑が増えていく時代です。

街路を挟んだ東側にも広場があり、シンボルツリーの目立つ空間が形成されています。

整理番号B-0497-03
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