国鉄開通以来、亀山市の玄関口としてに機能してきた亀山駅ですが、近年は商業機能の低下や空き家の増加等が問題となり、亀山駅周辺の都市機能の向上や交流人口の増加、公共交通拠点の活性化を図る目的で4ブロックに分けて大規模な再開発計画、新たなまちづくりが進められています。
◆参考資料、引用元
亀山市 亀山駅周辺2ブロック地区第一種市街地再開発事業について

出典:亀山市
■概要
・名称 亀山駅周辺2ブロック地区第一種市街地再開発事業
・name Kameyama Station 2 block area type 1 urban area redevelopment project
・中文名 龟山站2区块1区市区再开发项目
・所在地 三重県亀山市御幸町
・階数 マンション棟:地上14階建て
複合施設棟:地上4階、地下1階建て
・総戸数 50戸
・施行面積 約12,000㎡(約1.2ha)
・着工 ---
・開業 2021年度末
・建築主 亀山駅周辺2ブロック地区市街地再開発組合
・設計 ---
・施工 ---
・最寄駅 亀山
(2019年4月9日撮影)
亀山駅周辺の再開発計画全体の配置計画です。
公共施設や商業施設、住居などを4つのブロックに分けて駅を中心とした再開発、まちづくりが進められます。

出展:亀山市
南西側から見た亀山駅周辺2ブロック地区第一種市街地再開発事業計画地の様子です。
こちらに14階建ての高層マンションを含む図書館や商業機能を併せた複合施設が建設されます。
個人的にはタワーマンションとなる20階建て以上やシンボル的な18階建て以上の超高層マンションがあれば良かったかなと思いますが、名古屋から1時間10分ほどかかるため規模の面は仕方が無く、惜しいところです。

亀山駅と駅前のモニュメントとなっている鳥居です。
一日平均乗降客数は4,454人となっており、2016年(一日平均乗降客数4,136人)まで微減状態が続いていましたが、近年の若者の公共交通利用の促進からここ数年は駅利用者が急増しています。
再開発によって商業や公共施設の集積が進めば利用者が5,000~6,000人レベルの駅になる可能性もあり、賑わい溢れる駅前に変化しそうです。

北東側から見た亀山駅周辺2ブロック地区第一種市街地再開発事業の計画地です。

南東側から見た亀山駅周辺2ブロック地区第一種市街地再開発事業の計画地です。

名古屋大都市圏、通勤通学圏の最西端となる亀山の再開発も間もなく始まります。
亀山の再開発が成功すれば、更に西の伊賀や名張も名古屋大都市圏編入(途切れない人の往来がある圏域)も見えてきており、都市圏辺縁部での再開発に期待がなされます。

整理番号 都市開発 亀山駅周辺2ブロック地区第一種市街地再開発事業201904