竣工予定は2029年を目標としており、フロア構成は高層階に高級ホテル、中層階に国際会議や宴会などに使えるコンベンションホール、低層階に三越を想定した商業施設を入れ、低層階の屋上には来場者の憩いの場として公園を設ける計画となっています。
名古屋市の都市再生特別地区指定を受けることで、容積率を基準の1.5倍とし、延べ床面積を13万㎡に拡大、34階建ての超高層ビルとし、高さは名古屋テレビ塔並みの高さ180mとなり、栄エリアで最も高い超高層ビルとなる見込みです。
◆参考資料、引用元
・中日新聞 栄・三越、建て替え構想 オリエンタルビル表明

出典:中日新聞
■概要
・名称 オリエンタルビル(名古屋三越栄店)再開発・建て替え計画
・計画名 ---
・name Oriental Building (Nagoya Mitsukoshi Sakae) redevelopment and rebuilding plan
・中文名 东方大厦(名古屋三越荣)重建与再开发计划
・所在地 愛知県名古屋市中区栄3丁目5番1
・階数 地上34階、地下4階建て
・高さ 180m
・構造 ---
・敷地面積 ---
・建築面積 ---
・延床面積 130,000㎡
・着工 ---
・竣工 2029年目標
・建築主 オリエンタルビル
・設計 ---
・施工 ---
・最寄駅 栄、栄町
(2018年10月19日、10月23日、2019年8月13日撮影)
参考資料から拝借したオリエンタルビル(名古屋三越栄店)再開発・建て替え計画の位置図です。

出典:中日新聞
北西側から見たオリエンタルビル(名古屋三越栄店)再開発・建て替え計画計画地の様子です。
現在は1954年竣工の地上9階、地下3階建てのオリエンタルビル(名古屋三越栄店)が建っており、竣工当時は「オリエンタル中村百貨店」として営業、1980年10月に名古屋三越百貨店に改称、1991年に名古屋三越に改称しています。

北東側から見たオリエンタルビル(名古屋三越栄店)再開発・建て替え計画計画地の様子です。

西側から見たオリエンタルビル(名古屋三越栄店)再開発・建て替え計画計画地の様子です。
現在のオリエンタルビルはスリット窓が連続する外観が特徴的です。

名古屋テレビ塔から見た久屋大通公園とその周辺の様子です。
写真左側では「中部日本ビルディング(中日ビル)」が2024年度に31階建て、高さ170mの再開発され、その反対側、写真右側でオリエンタルビル(名古屋三越栄店)再開発・建て替えが行われます。

西側に隣接するスカイルも建物が老朽化しており、そのうち再開発計画が進められるものかと思います。
また、手前側、北側に位置する栄広場では、「栄広場再開発計画」が進められており、こちらにも高層ビルが建設される計画です。

栄交差点を挟んだ北西側では、日本生命栄町ビルの再開発により、地上6階、地下2階建ての中層ビルが建設され、2020年に大丸松坂屋の運営する商業施設に生まれ変わります。

栄広場跡地では、大丸松坂屋百貨店による複合商業ビルが2024年目途に開業を計画しています。
個人的には、栄エリアの最寄り駅である地下鉄東山線、名城線栄駅と名鉄瀬戸線栄町駅の駅出入口がバラバラで、人の集まる駅前の賑わいがまだまだ密度薄く感じるので、地下と地上を繋ぐ駅施設の集約、改札ができれば良いかなと感じます。

尾張旭市のスカイワードあさひ展望台から見た、名古屋都心部方面の景色に「オリエンタルビル(名古屋三越栄店)再開発・建て替え計画」や「中日ビル再開発計画」、「名鉄 名古屋駅地区再開発」によって建設される超高層ビルを付け加えてみました。
栄エリアにもう少し、3~5棟の超高層ビルが建ち並べば、都市拠点があることが遠方からでも確認できるようになりますね。

整理番号B-0956-01 臨時更新