2019/10/07
福岡市営地下鉄七隈線延伸事業は福岡県福岡市西区の橋本駅から福岡市中央区の天神南駅までの12.0kmを結ぶ地下鉄路線を、天神南駅からターミナル駅の博多駅まで約1.4km延伸する計画です。
これにより、福岡都心部の天神を中心に博多、薬院、沿線に中村学園大学、福岡大学などの大学を結ぶことになり、利用者数は約8.2万人、うち新規利用者数は約2.3万人を見込んでいます。
また、元々、2020年度を計画していた開業予定は2022年度に変更されています。
◆参考資料、引用元
・福岡市営地下鉄 七隈線延伸事業
・都市における人の動きとその変化 - 国土交通省

■概要
・延伸路線 福岡市営地下鉄七隈線延伸事業
・延伸区間 天神南駅~博多駅
・延伸距離 約1.4km(営業キロ 約1.6km)
・事業費 約587億円
・ルート・駅位置 博多駅、中間駅(仮称)、天神南駅
・事業者 福岡市
・開業年次 2022年度
(2019年8月9日撮影)
参考資料から拝借した福岡市営地下鉄七隈線延伸事業の計画図です。

出典:福岡市営地下鉄
博多駅前で行われている福岡市営地下鉄七隈線延伸事業の様子です。
博多駅周辺はビルが林立しており、地下階や基礎杭を避けながらの施工となるため、工法が短い区間で変化しています。
JR博多駅のある箇所では既設構造物を受けながら掘削し、その下に新たに構造物をつくる工法である「アンダーピニング工法」、博多駅隣接地域では、地盤を掘る機械を使い、横穴式に地中を掘り進み、支保で土圧を支えながら、コンクリートでトンネルをつくる工法である「ナトム工法」が用いられています。

博多駅から少し離れた駅間はシールド機械で地盤を掘り進み、その後方でコンクリート製や鋼製のブロックを円形に組み立てながら、トンネルをつくる工法である「シールド工法」が用いられ、キャナルシティ博多北側に設けられる中間駅(仮称)は、地面を直接掘り下げて、構造物をつくり、埋戻して復旧する工法である「開削工法」が用いられています。

●混雑する博多駅付近の公共交通機関
福北大都市圏のターミナル駅である博多駅から、都心部繁華街の天神エリアへのアクセスは福岡市営地下鉄空港線のみとなっており、空港線は博多から天神にかけて混雑しています。
地下鉄空港線博多駅の一日平均乗降客数は、16万4,308人となっており、年々増加しています。

博多駅前のバス乗り場の様子です。
福北大都市圏ではバスの利用比率も非常に高く、鉄道を含めた公共交通通勤通学率を押し上げています。
福岡県の公共交通通勤通学率は24.07%となっており、首都圏の1都3県、関西圏の2府2県に次いで高い比率となっています。
日本国内では公共交通機関利用率が高いほど大都市となっており、この数値は三大都市圏と呼ばれる名古屋のある愛知県よりも高い数値となっており、福岡都市圏の今後の成長の基盤である鉄道網整備をも後押ししています。

国土交通省の資料からは自動車利用の割合が低い場所=公共交通機関の利用割合の高い地域が、人口密度が高く、人や物が集積した都会であることがわかります。
紺色や水色の地域は都会、都心部、緑の地域は郊外、黄色や赤色の地域は田舎や地方となります。
福岡も立派な大都市となるために更なる地下鉄の延伸、特にアイランドシティなどの開発の進むエリアや九州大伊都キャンパス方面へのJR延伸も進展すると良いと思います。

整理番号 福岡市営地下鉄七隈線延伸事業 #現地の様子 #2019年8月施工状況
これにより、福岡都心部の天神を中心に博多、薬院、沿線に中村学園大学、福岡大学などの大学を結ぶことになり、利用者数は約8.2万人、うち新規利用者数は約2.3万人を見込んでいます。
また、元々、2020年度を計画していた開業予定は2022年度に変更されています。
◆参考資料、引用元
・福岡市営地下鉄 七隈線延伸事業
・都市における人の動きとその変化 - 国土交通省

■概要
・延伸路線 福岡市営地下鉄七隈線延伸事業
・延伸区間 天神南駅~博多駅
・延伸距離 約1.4km(営業キロ 約1.6km)
・事業費 約587億円
・ルート・駅位置 博多駅、中間駅(仮称)、天神南駅
・事業者 福岡市
・開業年次 2022年度
(2019年8月9日撮影)
参考資料から拝借した福岡市営地下鉄七隈線延伸事業の計画図です。

出典:福岡市営地下鉄
博多駅前で行われている福岡市営地下鉄七隈線延伸事業の様子です。
博多駅周辺はビルが林立しており、地下階や基礎杭を避けながらの施工となるため、工法が短い区間で変化しています。
JR博多駅のある箇所では既設構造物を受けながら掘削し、その下に新たに構造物をつくる工法である「アンダーピニング工法」、博多駅隣接地域では、地盤を掘る機械を使い、横穴式に地中を掘り進み、支保で土圧を支えながら、コンクリートでトンネルをつくる工法である「ナトム工法」が用いられています。

博多駅から少し離れた駅間はシールド機械で地盤を掘り進み、その後方でコンクリート製や鋼製のブロックを円形に組み立てながら、トンネルをつくる工法である「シールド工法」が用いられ、キャナルシティ博多北側に設けられる中間駅(仮称)は、地面を直接掘り下げて、構造物をつくり、埋戻して復旧する工法である「開削工法」が用いられています。

●混雑する博多駅付近の公共交通機関
福北大都市圏のターミナル駅である博多駅から、都心部繁華街の天神エリアへのアクセスは福岡市営地下鉄空港線のみとなっており、空港線は博多から天神にかけて混雑しています。
地下鉄空港線博多駅の一日平均乗降客数は、16万4,308人となっており、年々増加しています。

博多駅前のバス乗り場の様子です。
福北大都市圏ではバスの利用比率も非常に高く、鉄道を含めた公共交通通勤通学率を押し上げています。
福岡県の公共交通通勤通学率は24.07%となっており、首都圏の1都3県、関西圏の2府2県に次いで高い比率となっています。
日本国内では公共交通機関利用率が高いほど大都市となっており、この数値は三大都市圏と呼ばれる名古屋のある愛知県よりも高い数値となっており、福岡都市圏の今後の成長の基盤である鉄道網整備をも後押ししています。

国土交通省の資料からは自動車利用の割合が低い場所=公共交通機関の利用割合の高い地域が、人口密度が高く、人や物が集積した都会であることがわかります。
紺色や水色の地域は都会、都心部、緑の地域は郊外、黄色や赤色の地域は田舎や地方となります。
福岡も立派な大都市となるために更なる地下鉄の延伸、特にアイランドシティなどの開発の進むエリアや九州大伊都キャンパス方面へのJR延伸も進展すると良いと思います。

整理番号 福岡市営地下鉄七隈線延伸事業 #現地の様子 #2019年8月施工状況