2020/03/20
高輪ゲートウェイ駅は、2020年東京オリンピック・パラリンピック開催に合わせて2020年3月17日に新たに暫定開業した駅で、JR山手線、京浜東北線の新駅となっており、田町駅から約1.3 km、品川駅から約0.9 km付近の場所に位置しています。
元々、約20haの東京総合車両センター田町センターが広がっていた場所ですが、設備や車両留置箇所の見直しによって創出された約13haを4棟の超高層ビル群から構成される「品川開発プロジェクト (第Ⅰ期) (Tokyo Yard Project)」として再開発されるため、新たに駅が設けられました。
新駅名の「高輪ゲートウェイ」は、公募によって決定され、「古来より街道が通じ江戸の玄関口として賑わいをみせた地」であることや、「明治時代には地域をつなぐ鉄道が開通した由緒あるエリア」という歴史的背景」、「世界中から先進的な企業と人材が集う国際交流拠点の形成を目指している街の姿」から、新しい駅が、過去と未来、日本と世界、そして多くの人々をつなぐ結節点にふさわしいとして選出されました。
今回は高輪ゲートウェイ駅のプラットホーム部分をまとめます。
◆参考資料、引用元
・田町~品川駅間の新駅の駅名決定について
・都市再生特別地区(品川駅北周辺地区)都市計画(素案)の概要
・品川開発プロジェクトにおけるまちづくりの基本概要について
・隈研吾建築都市設計事務所 品川新駅(JR 高輪ゲートウェイ駅)
・東洋経済 AI女子駅員が大活躍「高輪ゲートウェイ」の衝撃
・高輪ゲートウェイ駅の概要について ~新たな駅サービス設備の試行導入・これまでにないエキナカ店舗の誕生~
◆過去の記事
→2018年12月10日投稿 高輪ゲートウェイ駅
→2019年3月23日投稿 高輪ゲートウェイ駅

■概要
・名称 高輪ゲートウェイ駅
・name Takanawa Gateway Station
・中文名 高轮Gateway站
・開発箇所 東京都港区港南二丁目10番145
・所属路線 JR山手線、京浜東北線
・着工 2017年2月10日
・竣工 2020年3月
・開業予定 暫定開業:2020年3月14日暫定開業、本開業:2024年度
(2020年3月17日撮影)
北側、田町駅側から見た高輪ゲートウェイ駅です。
駅ホームは島式ホーム2面4線となっており、駅舎は主に鉄骨造地上3階、地下1階の橋上駅舎で、1階がホーム、2階が改札・街への出入口・イベントスペース、2、3階に店舗が入ります。

高輪ゲートウェイ駅プラットホーム南側部分の様子です。
建築家・隈研吾氏が設計、監修しているだけあって、木目の和の趣が全面に出た雰囲気がプラットホームにも現れています。
天井は木目調、床材も木目調タイルが使用されており、ホーム全体的に暖かみのある雰囲気となっています。

白一色に塗装された鉄骨梁によって支えられる木目調の天井材です。

行先標(電光掲示板)です。
時計と一体型になったものですが、ディスプレイタイプのLCD方式となっています。

駅名標と案内、時刻表などの掲示板です。
気になる高輪ゲートウェイ駅の中国語表記は、「高轮Gateway站」となりました。
特殊すぎて翻訳できないんですね。日本語の柔軟さが凄いです。

2024年度本開業時に品川寄りのコンコースと階段、エスカレーターの供用開始となります。
現在はまだ仮囲いに覆われていました。

可動式ホーム柵(ホームドア)です。
こちらは一般的なものが活用されています。

高輪ゲートウェイ駅の中央部、駅舎で覆われた部分のプラットホームは広大な吹き抜け空間となっています。
駅コンコースからはこのように開放的な駅を眺めることができます。

プラットホームは路線別になっており、写真右側、東側が京浜東北線ホーム、左側、西側が山手線ホームとなっています。

サイン類です。

ホーム中央部のサイン類は天井から下げられないため、支柱で支えられています。
この支柱も木目調のものとなっていました。

駅コンコースへのエスカレーター付近の様子です。

エスカレーターです。
フレームの目立たないガラス腰壁が採用されています。

すっかり“都会の駅”として馴染んできています。

ベンチもこのように木目調となっています。
天井が膜天井で柱や梁のフレームの影ができるため、床には木漏れ日のようにほのかに影ができています。

近年は駅構内の自動販売機でタッチパネル式のものが採用される場合が多くなっていますが、高輪ゲートウェイ駅でも採用されていました。

ホーム北側上屋には透過型の太陽光パネルが設置されています。
ガラスと一体化している点が特徴的で、とても明るいホームとなっています。

透過型の太陽光パネルです。

端から見ると、太陽光パネルの上にガラスがあるように見えますがどうなんでしょう。

田町方面の様子です。
山手線と京浜東北線の線路は高輪ゲートウェイ駅開業に伴い、移設されています。

枝分かれした柱が特徴的なホーム上屋です。

北側から見たプラットホームの様子です。

ホームドアがずらりと並びます。
近年、改修されたり開業したりする駅では、安全面等からホームドアが設置されるのがほぼ当たり前となってきています。
設置には1駅4~5億円という多額のコストはかかりますが、これもおもてなしや思いやりの一つなのかもしれませんね。

計画されている超高層ビル群ができると、高輪ゲートウェイ駅周辺でも雇用が生まれ、利用者が激増すると思われます。
その時には“都会の駅”として本格的に機能するようになっていることでしょう。

整理番号 開業したJR山手線、京浜東北線 高輪ゲートウェイ駅 vol.1 プラットホーム編
元々、約20haの東京総合車両センター田町センターが広がっていた場所ですが、設備や車両留置箇所の見直しによって創出された約13haを4棟の超高層ビル群から構成される「品川開発プロジェクト (第Ⅰ期) (Tokyo Yard Project)」として再開発されるため、新たに駅が設けられました。
新駅名の「高輪ゲートウェイ」は、公募によって決定され、「古来より街道が通じ江戸の玄関口として賑わいをみせた地」であることや、「明治時代には地域をつなぐ鉄道が開通した由緒あるエリア」という歴史的背景」、「世界中から先進的な企業と人材が集う国際交流拠点の形成を目指している街の姿」から、新しい駅が、過去と未来、日本と世界、そして多くの人々をつなぐ結節点にふさわしいとして選出されました。
今回は高輪ゲートウェイ駅のプラットホーム部分をまとめます。
◆参考資料、引用元
・田町~品川駅間の新駅の駅名決定について
・都市再生特別地区(品川駅北周辺地区)都市計画(素案)の概要
・品川開発プロジェクトにおけるまちづくりの基本概要について
・隈研吾建築都市設計事務所 品川新駅(JR 高輪ゲートウェイ駅)
・東洋経済 AI女子駅員が大活躍「高輪ゲートウェイ」の衝撃
・高輪ゲートウェイ駅の概要について ~新たな駅サービス設備の試行導入・これまでにないエキナカ店舗の誕生~
◆過去の記事
→2018年12月10日投稿 高輪ゲートウェイ駅
→2019年3月23日投稿 高輪ゲートウェイ駅

■概要
・名称 高輪ゲートウェイ駅
・name Takanawa Gateway Station
・中文名 高轮Gateway站
・開発箇所 東京都港区港南二丁目10番145
・所属路線 JR山手線、京浜東北線
・着工 2017年2月10日
・竣工 2020年3月
・開業予定 暫定開業:2020年3月14日暫定開業、本開業:2024年度
(2020年3月17日撮影)
北側、田町駅側から見た高輪ゲートウェイ駅です。
駅ホームは島式ホーム2面4線となっており、駅舎は主に鉄骨造地上3階、地下1階の橋上駅舎で、1階がホーム、2階が改札・街への出入口・イベントスペース、2、3階に店舗が入ります。

高輪ゲートウェイ駅プラットホーム南側部分の様子です。
建築家・隈研吾氏が設計、監修しているだけあって、木目の和の趣が全面に出た雰囲気がプラットホームにも現れています。
天井は木目調、床材も木目調タイルが使用されており、ホーム全体的に暖かみのある雰囲気となっています。

白一色に塗装された鉄骨梁によって支えられる木目調の天井材です。

行先標(電光掲示板)です。
時計と一体型になったものですが、ディスプレイタイプのLCD方式となっています。

駅名標と案内、時刻表などの掲示板です。
気になる高輪ゲートウェイ駅の中国語表記は、「高轮Gateway站」となりました。
特殊すぎて翻訳できないんですね。日本語の柔軟さが凄いです。

2024年度本開業時に品川寄りのコンコースと階段、エスカレーターの供用開始となります。
現在はまだ仮囲いに覆われていました。

可動式ホーム柵(ホームドア)です。
こちらは一般的なものが活用されています。

高輪ゲートウェイ駅の中央部、駅舎で覆われた部分のプラットホームは広大な吹き抜け空間となっています。
駅コンコースからはこのように開放的な駅を眺めることができます。

プラットホームは路線別になっており、写真右側、東側が京浜東北線ホーム、左側、西側が山手線ホームとなっています。

サイン類です。

ホーム中央部のサイン類は天井から下げられないため、支柱で支えられています。
この支柱も木目調のものとなっていました。

駅コンコースへのエスカレーター付近の様子です。

エスカレーターです。
フレームの目立たないガラス腰壁が採用されています。

すっかり“都会の駅”として馴染んできています。

ベンチもこのように木目調となっています。
天井が膜天井で柱や梁のフレームの影ができるため、床には木漏れ日のようにほのかに影ができています。

近年は駅構内の自動販売機でタッチパネル式のものが採用される場合が多くなっていますが、高輪ゲートウェイ駅でも採用されていました。

ホーム北側上屋には透過型の太陽光パネルが設置されています。
ガラスと一体化している点が特徴的で、とても明るいホームとなっています。

透過型の太陽光パネルです。

端から見ると、太陽光パネルの上にガラスがあるように見えますがどうなんでしょう。

田町方面の様子です。
山手線と京浜東北線の線路は高輪ゲートウェイ駅開業に伴い、移設されています。

枝分かれした柱が特徴的なホーム上屋です。

北側から見たプラットホームの様子です。

ホームドアがずらりと並びます。
近年、改修されたり開業したりする駅では、安全面等からホームドアが設置されるのがほぼ当たり前となってきています。
設置には1駅4~5億円という多額のコストはかかりますが、これもおもてなしや思いやりの一つなのかもしれませんね。

計画されている超高層ビル群ができると、高輪ゲートウェイ駅周辺でも雇用が生まれ、利用者が激増すると思われます。
その時には“都会の駅”として本格的に機能するようになっていることでしょう。

整理番号 開業したJR山手線、京浜東北線 高輪ゲートウェイ駅 vol.1 プラットホーム編