2020/05/18
JR常磐線 双葉駅は福島県双葉町の玄関口となっている駅で、2011年3月11日に発生した東日本大震災とそれに伴い発生した福島第一原子力発電所の事故によって営業を休止していました。
不通となっていた富岡駅~浪江駅間を運転再開し、常磐線の全線開通ならび双葉駅周辺などの避難指示先行解除や2022年春ごろまでに住民の居住再開を目指すことから、2018年8月6日に双葉駅橋上化及び自由通路新設工事に着手されました。
2020年3月14日の常磐線不通区間の運転再開により、双葉駅も供用が再開され、駅東側の既存市街地と西側の特定復興再生拠点区域を結ぶ自由通路も利用が可能となっています。
◆参考資料、引用元
・双葉町 令和2年3月14日JR常磐線が全線運転再開しJR双葉駅の駅舎も自由通路を備えた新しい駅舎になります

■概要
・名称 JR常磐線 双葉駅
・name JR Joban Line Futaba Station
・中文名 JR常磐线双叶站
・開発箇所 福島県双葉郡双葉町大字長塚字町西39番地2
・所属路線 JR常磐線
・着工 2018年8月6日
・竣工 ---
・供用開始 2020年3月14日
(2020年4月4日撮影)
双葉駅のプラットホームの様子です。
電車は常磐線上野口で首都圏の通勤輸送を担う車両と同じE531系が、普通電車として原ノ町駅まで運用されています。

双葉駅プラットホームの全景です。
10両編成のE657系特急「ひたち」も停車するため、10両編成対応のホームとなっています。

階段付近の様子です。

元々、震災前は2面2線の駅でしたが、現在は1面1線の駅として再開しています。

2020.3.14常磐線全線運転再開の横断幕も掲げられていました。

橋上駅舎化の際にエレベーターも設置され、バリアフリー化も行われています。
なお、駅改札内外共用のエレベーターで、改札内外で若干高さが異なるのを利用して片側しか扉が開かないシステムとなっているようです。

改札口の様子です。
改札機は無く、簡易Suica改札機が設置されています。

改札外から見た双葉駅自由通路と改札口の様子です。

自由通路は現代的なカーテンウォールによるガラス張りとなっており、ベンチも設置されていました。

双葉駅の時刻表です。
普通列車は震災前の32本よりも少ないですが、1日6本の特急列車、1日22本の普通列車が停車することとなっています。
常磐線再開区間の各駅周辺の開発が進み、各駅で利用者が増えた際には、30分間隔くらいに増便されないかなと個人的には期待しています。

自由通路から見たプラットホームと線路です。
道床の枕木や砂利は再開直後のため、白に近い真新しい色合いをしていました。

双葉駅西口の様子です。
西口側は特定復興再生拠点区域に指定され、「双葉駅西側第一地区 一団地の復興再生拠点市街地形成施設事業」が進められています。

こちらは東口側の様子です。
東口側は既存市街地が広がっており、帰還困難区域の一部の避難指示を解除した「特定復興再生拠点区域」となっています。

双葉駅の外観は和モダンな縦格子が美しい外観デザインとなっています。

気になる放射線量ですが、駅構内の空間線量計では0.087マイクロシーベルトを指していました。
安全基準としては、毎時0.23マイクロシーベルト以下であれば問題ないとのことで、屋内ではその数値を大きく下回ることになります。
ちなみに飛行機で東京からニューヨークまで飛ぶと毎時7.40マイクロシーベルトということで、かなり安全な数値であることがわかります。
また、ウラン、トリウム、カリウムなどを含む花崗岩が多く、日本一自然放射線量の高いとされる岐阜県東濃地方では0.057~0.110マイクロシーベルトのため、毎時0.087マイクロシーベルトがいかに安全かがわかるかと思います。

整理番号 JR常磐線 双葉駅 東日本大震災復興まちづくり記事
不通となっていた富岡駅~浪江駅間を運転再開し、常磐線の全線開通ならび双葉駅周辺などの避難指示先行解除や2022年春ごろまでに住民の居住再開を目指すことから、2018年8月6日に双葉駅橋上化及び自由通路新設工事に着手されました。
2020年3月14日の常磐線不通区間の運転再開により、双葉駅も供用が再開され、駅東側の既存市街地と西側の特定復興再生拠点区域を結ぶ自由通路も利用が可能となっています。
◆参考資料、引用元
・双葉町 令和2年3月14日JR常磐線が全線運転再開しJR双葉駅の駅舎も自由通路を備えた新しい駅舎になります

■概要
・名称 JR常磐線 双葉駅
・name JR Joban Line Futaba Station
・中文名 JR常磐线双叶站
・開発箇所 福島県双葉郡双葉町大字長塚字町西39番地2
・所属路線 JR常磐線
・着工 2018年8月6日
・竣工 ---
・供用開始 2020年3月14日
(2020年4月4日撮影)
双葉駅のプラットホームの様子です。
電車は常磐線上野口で首都圏の通勤輸送を担う車両と同じE531系が、普通電車として原ノ町駅まで運用されています。

双葉駅プラットホームの全景です。
10両編成のE657系特急「ひたち」も停車するため、10両編成対応のホームとなっています。

階段付近の様子です。

元々、震災前は2面2線の駅でしたが、現在は1面1線の駅として再開しています。

2020.3.14常磐線全線運転再開の横断幕も掲げられていました。

橋上駅舎化の際にエレベーターも設置され、バリアフリー化も行われています。
なお、駅改札内外共用のエレベーターで、改札内外で若干高さが異なるのを利用して片側しか扉が開かないシステムとなっているようです。

改札口の様子です。
改札機は無く、簡易Suica改札機が設置されています。

改札外から見た双葉駅自由通路と改札口の様子です。

自由通路は現代的なカーテンウォールによるガラス張りとなっており、ベンチも設置されていました。

双葉駅の時刻表です。
普通列車は震災前の32本よりも少ないですが、1日6本の特急列車、1日22本の普通列車が停車することとなっています。
常磐線再開区間の各駅周辺の開発が進み、各駅で利用者が増えた際には、30分間隔くらいに増便されないかなと個人的には期待しています。

自由通路から見たプラットホームと線路です。
道床の枕木や砂利は再開直後のため、白に近い真新しい色合いをしていました。

双葉駅西口の様子です。
西口側は特定復興再生拠点区域に指定され、「双葉駅西側第一地区 一団地の復興再生拠点市街地形成施設事業」が進められています。

こちらは東口側の様子です。
東口側は既存市街地が広がっており、帰還困難区域の一部の避難指示を解除した「特定復興再生拠点区域」となっています。

双葉駅の外観は和モダンな縦格子が美しい外観デザインとなっています。

気になる放射線量ですが、駅構内の空間線量計では0.087マイクロシーベルトを指していました。
安全基準としては、毎時0.23マイクロシーベルト以下であれば問題ないとのことで、屋内ではその数値を大きく下回ることになります。
ちなみに飛行機で東京からニューヨークまで飛ぶと毎時7.40マイクロシーベルトということで、かなり安全な数値であることがわかります。
また、ウラン、トリウム、カリウムなどを含む花崗岩が多く、日本一自然放射線量の高いとされる岐阜県東濃地方では0.057~0.110マイクロシーベルトのため、毎時0.087マイクロシーベルトがいかに安全かがわかるかと思います。

整理番号 JR常磐線 双葉駅 東日本大震災復興まちづくり記事